映画「フィクサー」
カナダからの帰りの飛行機で見た映画が、ジョージ・クルーに主演の「フィクサー」というサスペンス的な映画だ。(映画の紹介はこちら)
クルーニ演じる弁護士は、大手法律事務所の裏方弁護士というのか、揉み消屋さんっていう部類の弁護士さん。映画は製薬会社の巨大集団訴訟と秘密の事実についての話。
ストーリーはこれから見る人に悪いので省略する。映画のタッチは、クルーニがアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた(受賞はできなかったが)というだけあって、全編に渡り<カッコいい! 渋い男全開!!>っていう感じで、なかなかこの俳優さんが好きな人にとっては、見るべき映画です。
ジョージ・クルーニは人気テレビ「ER」でもて男役の医者の役で人気がブレイクして、それから映画界にデューした俳優さん。その頃から見ているのですが、渋くなって、演技も深みがでたような気がします。でも、ストーリー自体は、やや難しいというのか、展開が分かりにくい感じがします。似た様なアメリカ訴訟社会の暗部を見せてくれる映画のジュリア・ロバーツ主演の「エリン・ブロコビッチ」の方がわかりやすいし、面白かったかなあ・・・・。
アメリカでは、弁護士人口がとても多くて、色んな種類、レベルの弁護士さんがいるのも改めて実感。それと大手事務所の華やかな部分と影の部分とか・・・・。日本では法曹人口の増大ということで、ここ数年司法試験の合格者を多くしたら、あっという間に就職難で、かなり事務所に就職できない人達が出ているという。貧乏で、やっていけない人達も早くも現れているという。もともと訴訟社会でない日本だから、これから先、先行き不透明な人生を送る日本の弁護士も増えていくんだろうなあ・・・・なんてこともついつい思ってしまいます。こういう、ダーティーな世界の弁護士も増えていくのかなあ・・・・。
飛行機での映画は上映を繰り返し行うので、後でもう一度気になる場面とかをチラチラと復習して、ようやくわかった・・・みたいな部分もあった。
まあ、法廷ものが好きな私には、レンタルビデオならば必ず借りたい一作なので、無料で見れてよかった。
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