アナフィラキシーショックの手前の世界
会社の同僚に、すごいアレルギーの方がいる。過去、2回ぐらいアナフィラキシーショックで会社で倒れて救急車騒ぎになったと聴いている。食べ物はかなりの物がアレルギーが出ていて、ちょっとしたことですぐに蕁麻疹がでる。どんどんと食べれない食物が増えてきて、見ていてもお気の毒である。彼女の場合は薬アレルギーが発端なので、全てのほとんどの薬を飲めない。唯一飲めるのが胃薬で、注射も打てない、胃カメラの麻酔も駄目、バリウムも反応で飲まない等、お医者さんに行っても、お医者が怖がって薬を処方をできない・・・・という状態。
(アナフィラキシーショックについては、こちらを参考に)
さて、今日はその方で驚いたことが・・・・
3連休明けの朝のオフィスは締め切っていて、冷房をかけてもむっとして、もともと古いビルで空調が悪いのでどんよりとした空気がよどんでいた。ただ、仕事も忙しいので自分のことに集中していると、彼女が机に顔をつけるようにして寝ている。まさか、眠たくて寝ているわけでもあるまい・・・・。
そうこうしていると、「舌が痺れる・・・・息が苦しい」と息も絶え絶えに言う。割とそういう経験をすることがあるので、よわよわしくも平然と普通のように言うけど、そんなに平気なもんじゃない!!会社に来るまでは調子よかったそうだ。会社に出勤してきてまだ30分位か?無理して頑張って机に座っていようとするので、なんとか医務室に行ってもらい、その後は病院に午前中一杯行って、生理食塩水?の点滴をやってもらって、午後になってようやく顔色も比較的よくなって戻ってきた。「息ができない」という・・・・そんな怖い世界がというけど、本当に彼女の話ではアレルギーも酷いと胸が詰まって息ができにくくなるという。
本人はなんで気分が悪いのかちっとも見当がつかないという。そういえば空気にも反応する彼女のこと、<週末にダニ退治をするから、薬剤散布をする>と言っていたことを思い出した。以前、彼女は強い匂いの香水にも反応してアレルギーがでていたので、我々の見えないことにも反応するのだろう。会社の上司は医務室に行って対策を打ち合わせしたり、ビルメンテナンス部門に苦情を言ったり忙しい。本当に呼吸が止まったら大変なことになる。。。。いつも締め切っている窓を雨があがったので、思いっきり窓を開けて空気を入れ替えるようにした。私達も気分がよくなるほど、新鮮な空気が入って気分がよかった。
彼女は、ダニ退治のことは全く知らなかったので、心理的に反応したというよりも、本当に敏感なんだと痛感した。あとで、ビルメンテナンス部門の人が夕方現れて「実はダニの苦情があったので、ここと、ここに土曜日にダニ駆除の薬を撒きました。薬の効能では6時間経てば人体には全く問題がないのです」という。でも、それって、健康な人でアレルギー反応がない人のことでしょうね。やっぱり、薬剤はオフィスのあちこちに害が無いとはいえ、ハウスダストとして存在しているのです。
なんか、話を聞いていたら、今話題の三笠フーズの問題で、「農薬が基準の2倍入っていたけど、この程度ならば人体には問題が無い」といった発言がされているけど、食べた身になってよ・・・・!!!!って言うのと全く同じ気分でした。
以前からアレルギーの酷いことを知ってはいたものの、こういう風になってしまうのか・・・と思うと怖かった。
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