仕事で恨みを買うということ
年金問題に端を発したと思われる連続殺人事件が発生して、厚生省や社会保険庁関係の現役&OBが狙われていると思われているので、警護を含めて戦々恐々。街で見かける警察官の数もいつになく多いようだ。亡くなられたご夫妻のご冥福と重傷を負った奥様の回復を心から願うものだ。
(この記事を書いてアップした直後に、犯人らしきが警視庁に出頭したというニュースが飛びこんできた!)
このニュースを見て、まさに、この事件は<仕事で恨みを買った>と言うことだと思う。それも・・・・
何年も前にご退職された年金制度の基礎を作った方の自宅を探し出して、執拗な犯行・・・・・・。年金制度の問題点は多々ありすぎて怒りの気持ちがあるのはやむないことだが、とにかく暴力や殺人は絶対にあってはならないテロ行為である。
このニュースを見ると、自分の我が身の事で思いだすことがある。
というのは、今から10年位前だったろうか?自分の対応している件で会社が対立する立場の方から訴えられたのだった。その訴状には、私及び上司達の悪口雑言が延々と書き連ねてあったそうだ。まだ私も若くてか?、上司が気を利かせて、訴状は見せてもらえなかった。「読めば傷つくし、気持ちのいいものじゃないから・・・」と言われて訴状その他の書類は私の見えない所に隠されてしまった。交渉の過程で言ったひと言、ひと言が悪意を持って解釈されてまさに恨みを買っている内容だったようだ。仕事でやっていることなので、私だって辛いよね。会社の意向に基づいてやっていることで、好きでそういうことをしている訳じゃないから。
今ならば訴状の一つや二つ、どんと来い~~!ぐらい言えるぐらい逞しくなったというのか、鈍感になったかもしれないが・・・。(その後幸いにダイレクトで訴えられるケースはないけど)
ちょうど、その頃同じ職場で新人の女子社員で可愛らしい人が、ほとんどストーカー的なねちこさで、対立するお客様から彼女個人を訴えるケースが発生。どう考えてもありえない嘘ばかりの主張を相手は言う。会社としては、顧問弁護士で一番腕利き弁護士を使って全面的に彼女を必死で守った。だけど、彼女は怖くて家から出れなくなってしまった。というのは、本当に悪運で、彼女はとても変わった苗字の人で、ストーカー的な相手の男とごくごく近所に住んでいることが判明。表札がある家なのでちょっと気をつければ、あれ?って分かるぐらいの近所だった。結局勝訴後、彼女は会社には少し出てきたが、ほどなく退職。私のケースは単にお金の話なので後腐れがあまりないが、彼女のケースは個人攻撃のストーカー的な嫌らしいさを含んだ訴状の内容だったので、やっぱりやむないことだろう。
ただ、そういう彼女も退職を契機に、気の毒に思った事情をよく知っている白馬の王子様が現れて無事にご結婚。さっさと実家を離れることができて、本当によかったというエンディングが救われた。
そんなエピソードを、現在報道されているニュースと共に思い出している私でした。
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