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2004/10/31

お蕎麦屋さん巡り

先日テレビで、お蕎麦に賭けるカリスマ?そば職人の話を途中から見て、美味しそうなお蕎麦が一杯で食欲をそそられた。また、よく拝見しているえびさんのプログ「近頃のえび」でも、美味しいお蕎麦の写真が出ていて、久々に美味しいお蕎麦屋さんに行ってみたいと思った。

私は、全般に麺類は好きなんだけど、実はお蕎麦よりもうどん党。お蕎麦も、そばアレルギーではないのだけど、実は堅い冷たいお蕎麦を食べるとお腹を壊すことが結構あるので、夏でも「暖かい方のお蕎麦」と食するという、蕎麦党の方々から見ると邪道?な私です。自分でも、絶対冷たい方が蕎麦本来の良さが味わえて美味しいと思うけど、でもお腹壊れるのはなあ。。。。 (夏は冷房で結構冷えているのでよけいそうなのです)

今の季節は、新そばの季節で、さすがに今日こそ蕎麦の味を味わいたいなあと、前から目をつけていた歩いてはいけないけれども、自転車圏内の「本むら庵」に行ってきた。本当はカッコよく?MTBで乗り付けたいところだが、現在故障中にて、ママチャリでやや遠乗りって感じ。

都内の閑静な住宅地の中にあるお蕎麦屋さんとしては、駐車場が30台もあって、かなり遠方のナンバーの車も目立つ。遠いところでは名古屋ナンバーなんていうのもあった。そば通の間ではかなり有名なお店である。

お店は昼を過ぎていたので、やや混んでいるぐらいで、すぐに座れて職人さんが蕎麦打ちをしているのが見える席だった。このお店は、「石臼自家製粉、粗挽き、手打ち」のこだわりのお店だ。(支店は六本木と、ニューヨークにあるのでお近くにお寄りの際は・・・・・と言っても、遠いよね。六本木はアマンドのそばだから、すごくメジャーな場所だけど)

今日こそは、ちゃんと冷たいおそばの方で食せねば・・・・・と思い、いつもならば「山かけそば」にするのを、今日は「とろろそば」(840円)の冷たい方にした。
待つこと、しばらくして↓のようなものが運ばれてきた。

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正直なところ、お蕎麦の量がメチャクチャ少ない~~~。有名店のお蕎麦は少ないというのはわかっていたが、ここまで薄く伸ばされてしまうのは。。。。。 もう1枚せいろを頼めばよかったかなあ・・・・・・。(大体、普通のお店の60%ぐらいの分量しかないという感じ。いや、50%ぐらいかなあ??)

まずは自分で小さなおろし金でわさびをすりおろす作業をする。なんか天然物のわさびなんていいなあ~~。それをとろろの中に入れて、食べるのだ。蕎麦は白い感じに、白いつぶつぶみたいなのが入っていて、これは粗く挽いたものなのか少しざらったしたような感じの食感だった。白くて細めの蕎麦というのは私好み。ところが、今日は残念なことにやや風邪気味なせいもあって、微妙な「香り」とか「味」を楽しむには相応しい日ではなかった。それに、やっぱトロロの中に蕎麦を入れてしまうと、本当の蕎麦だけの味が・・・・・。もちろん、何もつけずに蕎麦だけも食してはみたのだが、あまりに全体に少ないので、もうちょっと食べてみないとなんとも言えませんという感じでした。

このお店は、日曜日だと昼間からビールとかつまみ類(なんか美味しそうなものが色々書いてあったが)を食しながら、最後にお蕎麦で締めくくるみたいな人がほとんど。遠くから来たら、やっぱりそうなるよね。。。一杯色んなものを頼んでいる人がほとんどで、私みたいな単品の人は、あとは一人で来ていたご近所らしきおじいちゃんだけぐらいだった。

今度は、もう少し万全な体調の時にきて、今度こそもう少し一杯食べて味わいたいものである。

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2004/10/30

三歳の時の記憶

今回の大地震で奇跡的に救助された2歳の優太君は、唯一の明るい話題となった。職場でこの救出の話が出てきた時に、子供の記憶というのは幾つからあるのだろうか?ということになった。2歳の時の記憶があるという人も何人かいた。自分も恐らく3歳の時のおぼろげな記憶は残っている。すっごく印象に残ったことならば、かなり小さな時の記憶は断片的にせよ残っているようだ。

実は、自分も3歳の時の出来事を覚えていると親に随分前に言ったら、そんなことはない、それは後日親が何度もその時の間接的な状況を説明したから、それに基づいて覚えているように思うのだと言われた。でも、自分の記憶で自分しか知らない細かい描写があるので、なんか変だな。。。。ってずっと思っていた。そしたら、職場の皆もそういう小さい時の記憶があるというので、なんかとっても安心した。

そうしたら、ある人が「三歳までならば、お母さんのお腹の中にいた記憶も覚えているものなんです」という話をしてくれた。三歳の子供にお母さんのお腹の中の印象をを聞けば、答える子もいるのだという。。。。また、「落ちる夢を見る」という人がいたら、それは赤ちゃんの時に出産の時におぎゃーと生まれる時に落ちる感覚になるので、その印象が残っているせいだという。。。。。 

こういう話って、知っている人にとっては当たり前なんだろうけど、私は初めて聞いた話なので、とってもびっくりした。生命の不思議を感じた次第だ。
今度の救出された優太君や、他に多くの被災されている方たちにトラウマが今後生じないことを祈るばかりだ。

ところで、蛇足ながら東京消防庁のハイパーレスキュー隊員がヘルメットの上に着けていたヘッドランプは、全員ペツルのLEDの小型のものだった。そんなところをチェックしてしまうのは、やっぱり山屋な性分である。

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2004/10/28

余震というけど・・・

今日の新潟中越地震の余震は、本当に怖かった。
10時40分ごろ、強い横揺れの地震を体に感じた。私は東京都心のビルの12階で会議に参加していたけど、机にしがみつくような感じ。大きな揺れで、かなり長い間揺れていた(30秒ぐらい?)し、建物がガタガタ音を立てていて、鳴り止まない。。。。。 すぐにテレビを入れたら、まだ速報段階だったので、新潟の方の震源地で5強の揺れだった(あとで、震度6弱になったようだけど) 

正直なところ、初日の3回の地震は自宅にいたので、高層階ではなかったので、比較的揺れは酷かったものの、怖いという感じはなかった。今日は、12階で、ビルがいかにもたわみながら揺れている構造的な造りもあって、まるで船酔い状態。。。。。 私はそもそも横揺れの車酔い、船酔い苦手なので、なんか今日は少し酔ったような気分だった。

会議だったので、あまり私語はできなかったが、あとで昼休みになったら、やっぱり気持ち悪くなった人が多かったみたい。。。。なんか、貧血を起こした状態そっくりな気分だった。実際は、そこまでは起こさなかったが、本当に新潟の方のお気持ちがわかる気がした。

それで、今日思ったのは、やっぱり自分は超高層マンションには住めないということ。せいぜい消防のレスキューのはしごが届くぐらい(大体12~3階が限界らしい)。今日の地震はそのぎりぎり位の高さにいたけど、これ以上は勘弁ですね~~~。 できれば、もう少し地に足が着いた高さの方が安心だ。間違っても、東京湾岸にできているマンションなんかは、いくら都心に近いと言われようとも絶対に住みたくない~~~、と思って一日でした。

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2004/10/23

人間ドキュメント「山岳警備隊奮闘す~」

昨日NHKで、人間ドキュメント「山岳警備隊奮闘す 北アルプス雪渓と花畑 岩壁の救助」を夜11時からやっていたので、興味深くテレビを見た。山をやったことない24歳の若い警官が、志願して山岳警備隊に配属されて、先輩に鍛えられながら成長していく様子が描かれていた。

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富山県警の山岳警備隊は、「ピッケルを持ったおまわりさん」等の著作で活躍ぶりを大分前に読んだことがある。また、別のテレビなどでも紹介された(NHKのプロジェクトX)ことなどもあるが、やはり本当に頭が下がる思いがする。

今年のGWで剣御前小屋で同宿だったメンバーで見覚えのある方なども画面に写っていて、なんかとっても嬉しかった。長次郎雪渓を滑ろうか迷っていた私に、「迷っているときは、やめた方がいいのかもね」というような、決して強引に中止を勧告するという風でなくて、それでいて、やっぱそれは真実かもしれないというアドバイスはありがたかった。

また、実は自分は夏に剣沢に行ったことは随分昔で、このところ雪のシーズンばっかだったので、夏の剣沢界隈を画像で見るのもなんか新鮮な感じがした。今年滑ったコースを夏山の状況で見ると、ふむふむ・・・・っていう気分だった。

山岳救助の場面では、立山雄山方面での最初の救助場面では、捻挫の小学生と疲れで動けなくなっているツアー登山の60代の女性を立て続けに救助する様子だった。新人警備隊員が、最初にダッシュしすぎて、最後になったら息があがってしまって先輩に置いていかれる様子などは、やっぱり山はペース配分だよね・・・とか思ったり、ツアー登山だと弱者は残置されてしまい、誰も助けてあげない実態とかも垣間見た。また、別のシーンでは、初心者でも、どんどん剣岳に登ってしまう現状の様子なども映していた。

一番の圧巻は、平蔵谷を登って右手の源次郎尾根Ⅰ峰中谷ルート(4級上)の遭難救助の様子だった。最初は、どこからかSOSを訴えている声がするという別のパーティーからの連絡で、遭難個所を探すところから始まって、やっと遭難者がどこにいるのかを探しだした。(いわゆる一般縦走ルートではないので、岩登りのルートはかなり多くあるので、どこかを見つけ出すのは大変である。もちろん、谷の中なので携帯の電波も通らない場所だ) 男女3人パーティーのうちの1人が、肋骨骨折他受傷で動けなくなっているのを、下から岩壁を高度100mぐらいを1隊員が登っていき、(岩の高度100mなので、1時間ぐらいかかった)、そこから、下にロープを張っていたので、それを伝って降ろすという目を見張るようなダイナミックな救助方法。そこから、間髪を居れずに、ヘリコプターがやってきて救助。ロープを張って下ろすやり方って、チロリアンブリッジというものなのだろうか?クライミングの教科書に載っていたもののようだけど、あれだけ大規模なものだと、ザイルを何本つないだのだろうか?ザイルワークなども、色々あって、うーん難しそう~~!! テレビでは、救助が終わった隊員たちが夜の8時すぎになって、剣沢の前線基地に戻ってきたシーンが写っていたけど、救助した後で、あの剣沢を登り返すのを見ると、本当にお疲れ様でしたという感じだ。テレビに映っていない部分を想像するだけでも、大変だ。 それが、毎日遭難騒ぎなどがあると、待ったなしで出動しないとならないのだから、お仕事とはいえ頭が下がる。

主人公の警備隊員が、秋になって岩のトレーニングを積むシーンが最後にあった。どこの岩かわからなかったけど、アブミを使って、本チャンルートにのぞんでいた。途中から先輩がリードを彼に任そうかどうかの判断を彼に求めた。彼が「行きます」と言ってリードで登ったシーン、先輩が「2時間半も待たされた」と言いながらも暖かく見守ってあげているシーンが印象的だ。やはり、リードで登って初めて一人前になるんだなあ、登攀を終えた後の一皮むけた若者の姿が頼もしかった。

私達登山者としては、あくまでも彼らのお世話にならないように、心して登って行かなければならないと思った。

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2004/10/20

温泉番組

インターネットでホームページをオープンしてから、随分テレビを見る時間が減ってしまった。自分は、お笑い系やバラエティー番組があまり好きではない。ドラマは元々は好きだったけれども、毎週見るのが困難だし、面倒なので、結局好きなのは、ニュースと旅番組  !(^^)! 

旅番組といえば、やっぱり温泉でしょう~~。テレビで取り上げる高級な温泉旅館やホテルは、自分でお金出すには高くて手が出ないところが多いけど、美味しいご馳走などを食べたつもりで、目で味わうのはノーテンキで、気楽で楽しい。そして、何よりも温泉に「浸かったつもり」で楽しむ。

いつもこの手の番組で思うのは、絶対にゲストのタレントさんは、やや太めの体型の人が絶対に温泉には似合うということだ。例えばキムタクみたいなスリムというのか、すっきりした体型の俳優よりも、やや体脂肪が多い方が「絵になる」のである。ちょっと中年太りをしているおじさん俳優の方がいい。女性ならば、スマートな細身な美人よりも「ややぽっちり系」の女性の方がいいと思う。

以前見ていた番組で、男性が若手のタレントさんだったのだが、あばら骨が浮いているような感じがして、なんか全然「いい湯」に見えなかった。なんか、普通のお風呂に入っているみたいな感じに見えた。男性から見たら、女性像はどんな感じがいいのかわからないけど・・・・・

温泉といえば、やっぱり露天風呂が一番! これからは、冷えた体に温泉が似合うシーズンになるなあ。

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2004/10/17

オリジナルな山歩き

山の雑誌「岳人」先月号だったと思うけど、かつて自分がほんの少しの間所属していた山岳会の知り合いの女性が書いた山行記録が、紅葉の時期の特集記事に、静かな山に浸れるコースとして、見開き(2ページ)にわたって掲載されていた。

詳細は省くが、読んでいてすぐにピンと地形図が浮かんでこない、自分ではまだ行ったことのないエリアだった。なかなか渋いコースである。渋い山が好きな人ならば、すぐにわかるだろうけど、自分の場合は電車とバスでアプローチができないエリアは、現在は優先順位がぐんと下がってしまうので、ノーマークという感じにならざるを得ない。紹介されていたコースはいわゆる典型的なガイドブックの記載で歩く縦走路ではなくて、破線的なところをうまくつないでいるようなコースに思えた。

彼女はご夫婦で山登りをされている30代の人で、縦走は一通りやったので、今度は沢登りやアルパインや冬山をもう少ししたくて3年ぐらい前にその山岳会にご夫婦で入会されていた人だった。私はその山岳会では、当時から体調があまり良くなかったので、会の山行に参加すること自体が出来なかった。しかし、珍しく参加できた時にご一緒させていただいて、ちゃんと口を利いてもらえた数少ない人達だった。(自分は参加率が少なかったので、会では快く思わずにいた人が一部いた。割とそのあたりは男性はこだわりがないんだけど、会の中心らしき人物に無視されたのは辛かった。女同士は結構難しいんだよね、そのあたり。)

まさか、そのご夫妻の山行記録が「岳人」に掲載されるとは思ってはいなかったけど、こういうオリジナルなコースを見出して登るのって、素敵だなあと思う。紹介されたそのコース自体は、私的にはどっちかというと残雪の時期に登った方がよさそうなのかな?って感じもしなくもなかったけど。。。。。。  バリエーションの場合、いわゆる有名どころのアルパインコースでも、沢登りルートも然りだけど、メジャー過ぎると、それは単なる縦走の場合の100名山潰しと同じ感じになる気もする。もちろん、自分の場合はメジャーな所も大好きなんで、それはそれでいいと思うけど、それ以外の自分だけが見出したようなコースとかがあるともっと素晴らしい。より深みのある登山なんじゃないかと思う。
オリジナルなコースが無理ならば、せめてちょっとだけ自分なりの「こだわり」が感じられることができたらいいなあって思う。

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「はじめてのモンブラン」という漫画本

自分にとっての初めての海外登山となったモンブランは、色んな意味で自分の山との在り方を見つめなおすきっかけとなった、まさにターニングポイントの山だった。

この前、丸善丸の内本店で何気なく山の本のコーナーを眺めていたら、「はじめてのモンブラン」という本をみつけた。内容は大雑把にいうと、そんなに登山経験がない人(雪の上をほとんど歩いたことない人)が、登山ツアー会社主催のガイド登山によってヨーロッパアルプスに初挑戦という内容だ。日本の山でアイゼン、ピッケルの歩行トレーニングをしたり、富士山で高度順化をしたりというところからスタートする内容だ。(いずれも、そのトレーニングも登山教室みたいなものに参加する形で描かれている。)

実際のヨーロッパ登山は、グリンデルワルトでメンヒとユングフラウを登ってから、シャモニーに移動してモンブランに無事登頂という内容だった。なんせ、自分は立ち読みなんで(^^;)、後半のモンブランの所だけはしっかり読んだけど、前半はまだよく読んでいない。(また、今度行って続きを読もうかな・・・・)

ガイド登山でお客さんが2人のうち、一人が調子悪いと降ろされてしまう話(実際、メンヒかユングフラウのどちらかは登れていなような設定になっている)や、ガイドが速く歩く話とか、食事や山小屋の様子なんかも相当細かい部分まで実際に私が経験した内容とそっくりだった。なんか、読んでいても、漫画の主人公が苦しそうにモンブランに登っている様子が、自分のあのときの経験を思い出してしまって、自分まで息苦しくなってしまいました。(大爆笑!!) 漫画の主人公は山頂まで3回は休憩があったけど、私は1回だけだったので、もっと辛いよ~と、この描写でも、まだまだ足りないよ~とか内心思ってしまったけど、あまりにも辛く書きすぎると挑戦する人が居なくなってしまうのも困るので、この程度にしたのかな?とか思って読んでました。 

全体に、ほのぼのタッチの漫画で描かれているので、とてもこれからツアー会社利用でこれらの山々に登る人にはとても役立つ内容かと思いました。(やっぱり、ビジュアルで訴えるとわかりやすい) 出版社は、「夢工房」という名前でした。(メジャーな本でないので、相当大きな書店でないと無理かな?)

興味のある方は、下のリンクをご参照に。(アマゾンのリンクです)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4946513949/qid%3D1097982418/250-4146000-8085839


個人的な感想としては、本当にこれだけの事前準備でも体力のある人ならば登れるだろうけど、本来的な意味では、直前の日本でのガイド講習だけでなく、事前に自分自身でもアイゼン・ピッケル装備で何度かGWレベルの雪山をこなしてから参加すべきではないだろうかというのが率直な感想だ。現在は世の中お金さえ出せば簡単に「登らせてもらえる」時代ではあるけど、全てガイド頼りではなんとも情けない。雪山自体が2度目とか3度目でいきなりヨーロッパアルプスでは、ちょっとなあ・・・・ 本番のヨーロッパは外国の勝手のわからない所という事情もあるし、ザイルパートナーの問題があるから、なかなか個人だけでは登れないとしてもである。せめて、日本で恥じないレベルでのトレーニングを積んでから望みたいものである。(そういう自分は、当時を顧みると一番登っていないトレーニング不足の時期に登っているので、体力面では反省する部分が大いにあるなあ 苦笑 )

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2004/10/10

東京に住んでいるありがたみ

「山が好き」とか、「アウトドア志向」の私には、東京の街遊びが特に好きでないので、そんなにすっごく東京に住んでいる「ありがたみ」を感じることがなかった。

もちろん、職業選択の幅が大きいことは最大のメリットだし、文化的な生活(クラッシクコンサートとか美術展等の芸術的なもの、あるいはミニシアターなどの全国展開していない映画などを見ることが出来るメリットなど)ができるとか、本屋さんが一杯(これもネットで注文できるので、そんなに最近は地方と差がないかな?)、デパートやおしゃれな店が一杯などはいいと思う。

だけど、どこも街は混んでいるし、通勤ラッシュはあるし、何よりも物価が高い。最高なのはもちろん「不動産関係の出費」である。いくら土地やマンションが安くなったといっても、かなり高い。私は基本は親が東京出身なので、上京してきているわけではない。だから、当然のように東京に住んでいる。

でも、昨日、本当に今までで一番東京に住んでいることの「ありがたみ」を実感することができた\(^o^)/

それは、「最新医療技術を選択できること」である。それが、自由に幾つかの中から選べるということだ。一般的な医療方法ならば、ある程度どこでもできるけど、「是非、○○の方法を選択して」というと、そういう特殊なことをやる医師は、やはり大学病院や都会の病院でないといない。もし自分が地方に住んでいたら、検査に行くだけで一日がかりとの日程と交通費を使ってできるかというと大変疑問である。それが、何回もとなると、働いている自分では相当に無理そうだ。

されが、1時間以内の場所で病院を幾つか選択できて、仕事もせいぜい半日休み程度で済むとか・・・・そういう簡単な選択方法でできるというのは、ものすごく嬉しいことだ。やっぱり、東京に住んでいてよかった~~と心から思える喜びに浸った。

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スゴ乗越の雑談話

やっと掲載した今年の夏山の「立山~五色~薬師岳~折立」 記録で、ちょっと記載しなかった、こぼれ話がある。

スゴ乗越小屋のテラス前は、3時過ぎぐらいから、何人かの人達が山談義をしていた。ちょうど私もお散歩から帰ってきて、水場があるのでそこを通った。私は、この日は天気がよかったので膝丈のショートパンツの下にCW-X(ワコール製のスポーツ用タイツ。イチロー選手も履いているというものです)を着ていた。

たまたま、山行記録にも載せている「当日、立山から一気にスゴまできた健脚の年金生活夫妻」というの奥様の方から、「そのタイツは効果はどうですか?」と聞かれた。私は好意的に「とてもいいですよ。特に私は学生時代の若いときから、トレーニングをしていても筋肉痛になることが多かったので、それがこのタイツのお陰で、すごく減りましたよ。」という風に答えた。そしたら、「鍛錬が足りない。毎週山に行ってますか。毎週山に行けば筋肉痛なんか起きまよ」と、かなり説教的に決め付けるような感じで返答された。

正直に言って、かなりむっとした。大体、向こうから聞かれたから答えたのであって、別に自分から宣伝したわけでもない。「毎週なんて、それはちょっと無理なんじゃない。なかなか忙しいし・・・」というような話をすると、「小さなことからでもやればできる」云々。ひいては、「毎週でなくても、2週間に1回ぐらいは行けば・・・・」というような話をされた。

人にはそれぞれ事情をというものがあって、全て自分の尺度で話されているその人には怒りさえも感じた。自分は、通勤電車に揺られて毎日1時間ぐらいかけて出勤。会社ではストレスの多い仕事をして、週末ぐらいはのんびり休むときと、山に行ってリフレッシュしたい時と、色々あるわさ・・・・・。めちゃくちゃしんどい仕事しているときなんかは、山に行く計画を考えることさえもできない。毎日が日曜日の年金生活の専業主婦の方にはわからないだろうな・・・。

私は気分を結構害した部分もあったので、その場をそっと離れた。その後も、各地の山々を毎週のように行っている自慢話を他の人達にも延々としていたようだった。7~8年ぐらい前から山を始めたので、登り急いでいるような感じの話だった。 (まあ、年齢のこともあるのでわからなくもないが)

相手の立場になって話をするということ、こういうのって、当たり前のようだけど大切なことだ。翌日は、彼らご夫妻が先行して歩いていたので、顔をあわせないようにして歩いた。太郎平小屋の食堂にも居たが、またまた別の人達に自慢話をしているようで、なるべく遠くに座って知らぬ顔をしたものでした。(ちょっと大人気ない私だけど)

今年の夏山で唯一の面白くないエピソードでした。

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