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2004/10/10

スゴ乗越の雑談話

やっと掲載した今年の夏山の「立山~五色~薬師岳~折立」 記録で、ちょっと記載しなかった、こぼれ話がある。

スゴ乗越小屋のテラス前は、3時過ぎぐらいから、何人かの人達が山談義をしていた。ちょうど私もお散歩から帰ってきて、水場があるのでそこを通った。私は、この日は天気がよかったので膝丈のショートパンツの下にCW-X(ワコール製のスポーツ用タイツ。イチロー選手も履いているというものです)を着ていた。

たまたま、山行記録にも載せている「当日、立山から一気にスゴまできた健脚の年金生活夫妻」というの奥様の方から、「そのタイツは効果はどうですか?」と聞かれた。私は好意的に「とてもいいですよ。特に私は学生時代の若いときから、トレーニングをしていても筋肉痛になることが多かったので、それがこのタイツのお陰で、すごく減りましたよ。」という風に答えた。そしたら、「鍛錬が足りない。毎週山に行ってますか。毎週山に行けば筋肉痛なんか起きまよ」と、かなり説教的に決め付けるような感じで返答された。

正直に言って、かなりむっとした。大体、向こうから聞かれたから答えたのであって、別に自分から宣伝したわけでもない。「毎週なんて、それはちょっと無理なんじゃない。なかなか忙しいし・・・」というような話をすると、「小さなことからでもやればできる」云々。ひいては、「毎週でなくても、2週間に1回ぐらいは行けば・・・・」というような話をされた。

人にはそれぞれ事情をというものがあって、全て自分の尺度で話されているその人には怒りさえも感じた。自分は、通勤電車に揺られて毎日1時間ぐらいかけて出勤。会社ではストレスの多い仕事をして、週末ぐらいはのんびり休むときと、山に行ってリフレッシュしたい時と、色々あるわさ・・・・・。めちゃくちゃしんどい仕事しているときなんかは、山に行く計画を考えることさえもできない。毎日が日曜日の年金生活の専業主婦の方にはわからないだろうな・・・。

私は気分を結構害した部分もあったので、その場をそっと離れた。その後も、各地の山々を毎週のように行っている自慢話を他の人達にも延々としていたようだった。7~8年ぐらい前から山を始めたので、登り急いでいるような感じの話だった。 (まあ、年齢のこともあるのでわからなくもないが)

相手の立場になって話をするということ、こういうのって、当たり前のようだけど大切なことだ。翌日は、彼らご夫妻が先行して歩いていたので、顔をあわせないようにして歩いた。太郎平小屋の食堂にも居たが、またまた別の人達に自慢話をしているようで、なるべく遠くに座って知らぬ顔をしたものでした。(ちょっと大人気ない私だけど)

今年の夏山で唯一の面白くないエピソードでした。

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登山」カテゴリの記事

コメント

MINMINさん、こんにちわ。

初トラックバックの機会を狙ってました。
ツボに嵌る話題だったので、「それ!」とばかりに記事を書きました。

自慢話も程々にしないといけませんよね。

投稿: Poohとうさん | 2004/10/11 08:50

Poohとうさん、早速トラックバックありがとうございます。
そちらのココログを拝見&熟読いたしました。
私もココログで返信したいのですが、うまくできるかなあ?

本当に自慢話もほどほどに。。。。全くです!!
HPで確かに山の記録を書くこと自体は、一種の自慢にもつながりかねないけど、あくまでも選択権が読者にあるところがポイント。嫌ならば読まなければいい訳で。。。。(だから読まなくなったHPも幾つかありますね。)

HPだと、情報発信の部分もあるので、あまりにも過大な自慢話を鵜呑みにして行った方が遭難しないか。。。という心配もあります。もちろん自己責任という部分が大きいけど。自分の場合は、さほどコースタイムも早くないので無難なところ?かと思いますが、メチャクチャ早いコースタイム自慢HPだと、初心者が読んで、信じちゃったら大丈夫かと思ってしまう場合もありますね。(苦笑)

投稿: MINMIN | 2004/10/11 19:05

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» 山のマナー(2)「自慢話も程々に」 [奢人不久]
人間誰しも、他の人間よりも優位に立ちたい、という本能的欲求がある。 腕力、金銭等 [続きを読む]

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