オリジナルな山歩き
山の雑誌「岳人」先月号だったと思うけど、かつて自分がほんの少しの間所属していた山岳会の知り合いの女性が書いた山行記録が、紅葉の時期の特集記事に、静かな山に浸れるコースとして、見開き(2ページ)にわたって掲載されていた。
詳細は省くが、読んでいてすぐにピンと地形図が浮かんでこない、自分ではまだ行ったことのないエリアだった。なかなか渋いコースである。渋い山が好きな人ならば、すぐにわかるだろうけど、自分の場合は電車とバスでアプローチができないエリアは、現在は優先順位がぐんと下がってしまうので、ノーマークという感じにならざるを得ない。紹介されていたコースはいわゆる典型的なガイドブックの記載で歩く縦走路ではなくて、破線的なところをうまくつないでいるようなコースに思えた。
彼女はご夫婦で山登りをされている30代の人で、縦走は一通りやったので、今度は沢登りやアルパインや冬山をもう少ししたくて3年ぐらい前にその山岳会にご夫婦で入会されていた人だった。私はその山岳会では、当時から体調があまり良くなかったので、会の山行に参加すること自体が出来なかった。しかし、珍しく参加できた時にご一緒させていただいて、ちゃんと口を利いてもらえた数少ない人達だった。(自分は参加率が少なかったので、会では快く思わずにいた人が一部いた。割とそのあたりは男性はこだわりがないんだけど、会の中心らしき人物に無視されたのは辛かった。女同士は結構難しいんだよね、そのあたり。)
まさか、そのご夫妻の山行記録が「岳人」に掲載されるとは思ってはいなかったけど、こういうオリジナルなコースを見出して登るのって、素敵だなあと思う。紹介されたそのコース自体は、私的にはどっちかというと残雪の時期に登った方がよさそうなのかな?って感じもしなくもなかったけど。。。。。。 バリエーションの場合、いわゆる有名どころのアルパインコースでも、沢登りルートも然りだけど、メジャー過ぎると、それは単なる縦走の場合の100名山潰しと同じ感じになる気もする。もちろん、自分の場合はメジャーな所も大好きなんで、それはそれでいいと思うけど、それ以外の自分だけが見出したようなコースとかがあるともっと素晴らしい。より深みのある登山なんじゃないかと思う。
オリジナルなコースが無理ならば、せめてちょっとだけ自分なりの「こだわり」が感じられることができたらいいなあって思う。
| 固定リンク
「登山」カテゴリの記事
- 足を試しながらの久しぶりの雲取山(2016.08.17)
- 雁ヶ腹摺山に行ってきました。(2013.12.16)
- 鶴ケ鳥屋山(2013.12.08)
- 岩殿山(2013.12.08)
- 久しぶりに山に出没。(2013.12.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント