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2004/12/05

高校の授業

ここのところは、しばらく山に行かない方針なので、最近あまり本を読んでいなかったので暇にまかせて図書館に行くことにした。もともと本を読むのは好きな方だ。読むときは何冊も集中的に読むし、読まない時期は半年ぐらい平気で全く本を読まないこともある。読み出すと止まらないで猛スピードで読むので、あまり分厚い本は睡眠不足になるので読まないようにするぐらいである。(苦笑)

なんでこんな話を始めたかというと、図書館には、昔高校の時に古文を習った先生が、某大学の先生になられて、かつ今や有名エッセイストとして大活躍をされていて、その著作がずらりと並んでいるからである。たぶん2年間だったと思うが、とにかくその先生に習った授業の幾つかは忘れがたい名講義だった。古文というと、受験テクニック的には現代文に訳したりするのが一般的なんでしょうけど、この先生の授業は「大学の国文学の授業」そのもののようだった。どういう風に感情を読み取るのか、背景の読み取り方とか、物語ならばその全容と、この一文の示す意味等々・・・ なんか、文学って深いなあと思ったものだった。とてもアカデミックな授業で、もともと私の高校は入試の国語の問題が超難解と言われ、大学の入試問題でもよいと言われているほどなのだが、こういう先生方が作られていたのかと思うと納得だった。

当時先生は20代後半ぐらいだったと思うが、とても人気のある先生だったし、愛称で呼ばれていて、(他の先生もほとんど愛称で呼ばれる先生が多かった。)今でもその名前も覚えている。その後、先生は某女子大に職を得て高校を退職したことまでは存じていたが、その後の経過はエッセイの世界で最高の賞を受賞するまでは、とんとご無沙汰だった。

もちろん受賞作となった作品はすぐに購入して、昔の授業を彷彿させる名口調だったのでとても懐かしく思った。その後、次々と作品が出ているので、買いきれない(苦笑)ので、そのまま買わないでいたら、ちょうど今では十冊位にははなっているようで、その一部が図書館にあるので、今度読んでみようと思う。

思えば、私の所属の山岳部の顧問の先生も、世界史の先生なのだが、大学ではラテン語の非常勤講師を勤めておられ、とてもこれまた相当にアカデミックな世界史の授業をしていただいたものだ(逆に、ギリシャ時代が専門の先生だったので、古い時代に費やした時間が多すぎて、授業はかなり昔のあたりで時間切れ 苦笑) 他にも、変わった経歴の先生がいたりして、なかなか今にして思うと素敵な高校の授業だったと思う。

高校時代って、人生の中でもとても大切な人間形成の時期だと思うので、素晴らしい先生達に恵まれてよかったと思う。

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