公開前から山関係の人達の中では話題になっていた映画。とっても見に行きたくてしようがなかったけど、なかなか行けなかったので、まずはほっとした。(笑)公開直後は満席だったらしいけど、昨日金曜日の夜の新宿テアトルタイムズスクエアは、せいぜい3割位の入りで空いていてよかったです。
さて、中身はまだ見ていない方も多いのでネタバレしない程度にします。普通の映画というよりも、ドキュメンタリータッチの映画なので、娯楽性は全くないです。それに、主人公の二人も生存しているし、本人たちが出演しています。
だけど、最後まで自分はドキドキしました。なんか、ずっと真剣に見ていて肩が凝り、真剣勝負の死と生との戦いのドラマでした。どうやって、救済されるのか・・・・
前半は圧倒的なスケールの冬壁に挑んでいるシーンが凄いです。アイゼンやダブルアックスがバリバリと音をたてて、氷や雪の音がリアルです。自分的には臨場感があって、背筋がぞくそくするような魅力的なシーンがいっぱいで引き込まれました。雪山やクライミング系が好きな人には堪りません♪ しかし、山をやらない人や、クライミングの仕組みを全く観たことがない人には結構難解なシステム?に感じるところも多いと思います。(残念なことに、自分では技術的に何箇所かわからないところがあったので、今度この手のことがわかりそうな人にお会いしたら、質問してみたいです 苦笑)
後半の部分は、噂では単調だ・・・っていう評があるようですが、自分的にはリアルな感じで、退屈しませんでした。山を登っていて、体力の限界まで行くと感じる感覚って、なんかこういうレベルにはないものの、ある程度山をやっていると時として感じてしまうような感覚的なものに共感を覚えました。(なんかうまく表現できてませんが・・・)
映画を終わって、「あ~早く原作を読みたい!!!!」という気持ちで一杯です。通常この手のものは原作の方が優れていることがほとんどなので、原作の素晴らしさを知っていると、映画はそれほどに思わないかもしれないなって思いました。さて、これから本屋さんに行って買ってこようっと!!
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