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2005/05/21

山での人間ウォッチング~針ノ木、双六編~

なんだか、雪のシーズンも終わってしまうようなこのごろ・・・・
早くまた来シーズンの雪が降らないかな・・・・なんて思っておりますが(苦笑)、山レポには書かなかったちょこっとした覚書のようなことを書いてみようかと思う。


【針ノ木雪渓編】
レポにも書いておりますが、何度か登場した某スキー場のスキースクール関係のご一行様の団体さん。初日が針ノ木雪渓で、次の日の予定が実はもっと簡単な某白馬エリアだという。シール付けて登るのが初めての女性がいたようなので(他の方々は全く存じませんが)、どう見ても逆の方がよさそうなプランだと思ったのでした。それにしても、一応お金を取ってガイド山行をしているのでしょうけど、完全に遅れてしまった女性1名にリーダーは付きっ切りで、誰も先頭の面倒をみないのかなあ? さらに、中間には完全にひとり旅になってしまった女性がおりました。心細かったでしょうね・・・(後で話をしたのが、この彼女でした) シール登高も単純な所であれば誰でも体力任せで行ける部分もあるのでしょうけど、シビアな斜面になってくるとどうシールで登るのかとか教えるとかリードする必要があると思うのだけど。どこで引き返すのかとかの意志疎通もされていたかどうか?視界が良かったから助かったとは思いますが、どう見ても冬山はやっていないゲレンデだけのスキーヤーばかりだったので、こういうのってガイドツアーとしては、どうかと思う部分でした。


確かスキー雑誌だったと思うが、ツアーに参加するならばスキーメインのガイドでなくて、登山ガイドがメインのガイドツアーに行く方が安全で良いという一文を読んだことがあるけど、今回目の当たりにして本当にそうだなあって思った。本当にバックカントリスキーを専門に謳っているスキーガイドならばもちろん良いだろうけど。今回の方々は単に仲間とバラバラに登っているような感じにしか自分には見えなかったのですが、正式なガイドツアーかどうかまでははっきりわかりませんが、ガイドツアーと言ってもさまざまなので、色々と評判など聞いてから参加する方がよさそうですね。


それと、針ノ木雪渓はボーダーさんが1人しか見かけず。いまどきとしては珍しいなって思いました。スノーシューで登って新雪を登っているのを見ると、えらく大変そうでお疲れ様です。ボーダーさん達の中では、針ノ木はボードに向かないとかそういうのってあるのかなあ?(不思議) シールはやっぱりスイスイ進むので、登っていて楽しいです♪ 大体、山スキーを始める前は、長らくつぼ足で残雪の山を登っていたのですが、登りで楽しいなんて思うことはめったいないので、やっぱりスキーとの相性が自分は良いのかなあって思うところです。

【双六編】
これまた、レポの中でも少し書きましたが、わさび平小屋から双六小屋まで近くを行動した双六経由で西鎌尾根から槍ヶ岳を目指すつぼ足のガイドツアー約15名様ご一行。ガイドさんのお名前は不明でしたが、なかなかの盛況ぶりでした。私はガイドツアーというものをあまりじっくり拝見したことはなかったので、結構興味を持って見てました。圧倒的に女性の、それも40代後半か50代位の方がほとんどのようでした。男性は数えなかったけど、ぽつりぽつりと3人ぐらいか?ハーネスなども持参しているようで、足並みも乱れず、正直私よりも速い(笑) 15人も居て、一人でガイドが面倒を見れるのか謎でしたが、最後尾にいる比較的若い男性が素振りを見るとお客さんのようでもあり、ガイド補助なのかもしれません。


それにしても、朝の4時とかの朝食よりも遥かに早い時間から声をひそめずに平気で大きな声でしゃべる女性の声には、人としてのモラルを・・・・・大体女性の声は高いので、響いてしまうのです。小さくしゃべっているつもりなのだけど、声が大きいというのならば、その人の努力も買いましょうけど、なんかそんなこと全く考えていないようでした。部屋は団体さんの個室状態でしょうけど、他の部屋も山小屋なんて筒抜けの声なんですけど。。。 ガイドも「小さな声でしゃべりましょう」という道徳教育はお客様にはできないのかなあ・・・・。これから向かう山に心躍る気持ちはとっても良くわかるんですが、やっぱり他人に対しての思いやりっていうのはないのでしょうかね?これだから、「おばさん」って言われてしまうのですね。自分は目が覚めていたので、熟睡を妨げれらたいうような被害は皆無でしたが、でも同性として恥ずかしいものですね(大苦笑)


また、私が想像していたよりも、つぼ足で来ている普通の登山者が結構いることには驚きました。何年か前に、山スキーをやっていなかった時に双六までつぼ足で登ろうと思った時があったのですが、登っている人の話を全く聞かなかったので断念しました。ほとんど山滑りの人しかいないのかと思ってました。今回実際に行ってみて、多くはないのもの、そこそこのいるし、山スキーでもたもたしているよりも、実は速かったりするかもしれません。自分も歳をとって、スキーで危ないなって思ったら、つぼ足で登ってみるのも良いかなと思ったものでした。景色がよいし、その割りに上高地側の槍や穂高に比べるとずっと人が少なくて空いているので。。。。ちなみに、途中で秩父沢のあたりで追い抜いたつぼ足登山者の男性とは、私が温泉に浸かって出てきた時に遭遇しましたので、1時間も早くなかったようです。最後の林道の雪道がもっと雪が多いと滑れるのでもっと差がでるでしょうけどね。


それと、今回の山で何人か印象に残った人達がいるが、最後に一人の印象に残った女性の話を書こう。その人は歳の頃は30代ぐらいだと思う。双六小屋でたぶん2泊一緒だった気がするのだけど、見ると必ずたばこを吸っていた。山小屋も今や分煙なので、吸える箇所は玄関の一箇所だけなのだけど、そこを通過する度に居るのです。自分がたばこを吸わないせいか、あまり女性の喫煙の姿は個人的には好きではない。(なぜか男性はサマになってカッコいい人もいるので、あまり何とも思わないのだけどね。勝手な自分の趣味の話です。) タバコを吸うことは個人のことなので何も言うつもりは全くないのですが、彼女の表情が「恐い」のです。だいたい山小屋で寛いでいる姿って、ぼっとしていたり、にこにこしているんですが。。。。私は知り合いになった方達と楽しく歓談したりで、にこにこって感じとか、疲れてぼっ~という感じなんだけどね。彼女は連れの男性と一緒に来ていたようですが、一度も談話室で寛ぐこともなかったようでした。完全に関係のない人なのですが、なんとなく気にはなっていた。下山の日にもわさび平の下あたりで彼女が休憩しているところを、自分が通過しました。やっぱり、タバコ・・・吸ってました。(笑) むやみに挨拶するのはやめたので、通過しました。その後、彼らに抜いてもらったので、もう会うこともないだろう・・・って思っていたのですが、やっぱり会ってしましました(苦笑) 新穂高の上にある車止めのゲートの所でした。男性が車を下まで取りに行ったようで、彼女は待っておりましたが、やっぱり恐い顔して吸っておりました(笑)それにしても、何度も会うので軽い会釈ぐらいしたいものですが、受け付けないような厳しい表情を見ると・・・・・ やたら愛想よくする必要はないでしょうけど、やっぱり表情豊かな方が素敵に見えると思うけどな。勝手な独り言でした。

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2005/05/14

列車で山スキーに行くということ

いつも私のHPを見てくださっている方は、私が車を持っていないのでほとんどの山は列車で行っていることに気づいているだろう。単純に車を持っていないことと、また車に酔いやすい傾向にあること(これはなんとかしなくてはなりません!)、レンタカーを使いたくても運転が相当に下手なので使うことをためらってしまうレベルだということを含んで読んで頂ければ幸いです。
(ほとんどが愚痴話の世界なので、以下は読まない方が良いかも・・・・ 予めご了承くださいませ)


普通の登山は北アルプスの夏山シーズンを例にあげるならば、例えば夜行電車で行って現地に早朝着いても駅からバスが接続されていて、なんとか早立ちができる。理想的には夏ならば5時前位から歩きだしたいが、なんとか7時前には出発できる。また、バスがなくてもタクシーで相乗りできる可能性も高いのでそんなには神経質にならなくて済む。


ところが、雪山シーズンは全く駄目。スキー場がやっているシーズンならば、バスを使うことができる路線もあるが、4月に入ってしまうとそれも不可能。大体山滑りには、板とかブーツとかあって重たいので絶対的に車で移動するのが理にかなっていると思う。駅でのタクシー相乗りの可能性も相当に確率が低い。山滑りでは、夏山以上に早朝出発が絶対条件で、できれば雪が腐りだす前には登り切ってしまいたいので、そうなると行けるルートは大変に限られる。往復タクシーを一人で使うのも相当な負担感もあるので、要はアプローチ敗退となってしまう。体力的、技術的に行けるルートも一杯あると思うが、要は自分にとって「取り付くことができない」のである(苦笑) 基本的には山滑りは雪山の一分野なので、夏山みたいに悠長にやや遅い出発などは考えられません。もちろん山小屋もほとんどやっていませんし。なるべく「速やかに登って、速やかに滑り降りるというスピード=安全という考え方」が大切です。 そうは言っても、休まずには登れないし、自分はパワー不足なので速いコースタイムでは登れません。だからゆっくりランチタイムを摂ることなどはよっぽどの余裕のあるコースや、安全圏に戻らない限りしないことにしている


列車自体も、従来は新宿からは毎日急行アルプスの夜行があったので、行こうと思えばいつでも行けたのが、現在は「ムーンライト信州」という代替列車が金曜日の夜にだけ運行されている。だから、土曜日に天気が悪くて、日曜日が天気が良いと思っても行けないので、これまた「アプローチ敗退」。


本当にリッチならば、現地に前日のうちに宿に入っておき、早朝にタクシー代なんか高い安いなんて考えずに入山なんていうのがあるんだろう。山スキーではないけれど、知人で全国の山を歩くことを趣味としている方がいらっしゃるが、新幹線&特急又は飛行機などの利用+前泊ビジネスホテル+現地レンタカー の形で行動している。収入も私よりも遥かに良いようだし、扶養家族なし、親の半分援助で自宅を持っているようなお気楽人生ならば、それも十分楽しい選択だろう。(子供の教育費や住宅ローンなどにあくせくしているお父さんが聞いたら嘆きたくなるようなリッチぶりだけど、子供がいない人生もまた別の哀歓があるのでしょうね・・・) また、レンタカーも東京から運転して行くのはちょっと遠いので、現地レンタカーを使うと少しは運転苦手な自分にはいいかな?と思って調べてみると、レンタカーは朝の7時とか8時からの営業開始なので、タクシー代わりに使う訳には行きません。東京だと24時間営業店は結構あるのですが、地方だとほとんどありません。金曜日の夜のうちに現地に到着してレンタカーを借りる手もありますが、夜も比較的早く8時ぐらいに終わってしまうお店が多いようなので前日に借りるのもなかなか難しいようです。そもそもペーパードライバーの私が、夜の山道を運転するのは超まずい・・・でしょう。自分で考えてだけでも事故を起こしそうで、ぞっ~~とします。(爆笑)


また、細かい点が実は電車で行っている場合と車では色々な点で時間や手間が随分違っている。

まずは、問題となるのはスキーの持ち運びだが、夜行で行く時は自宅からやや離れた駅までバスを使えるが、早朝出発の時はバスの始発よりも先に駅に着く必要があるので、駅まで自転車で移動となる!! ザックを背負って、右手にスキーをぶら下げてチャリンコ君を漕ぐのは結構大変。もちろん、左手だけの片手運転は当然。大分軽い山スキーの板ではあるけど、何度か途中で手を休ませてあげないと一気には駅まで到着できない。スキーも長いのでとってもぶらぶらして走行しにくい。(早朝タクシーを使う方法もあるが、東京のタクシーはスキーを見るとあまり良い顔をしないのが事実。中にスキーを入れるのも大変だし、1度だけ早朝雨が降っていたので電話でタクシーを呼んで使ったけど、無愛想な感じで乗車拒否まではされなかったが、早く駅に着いて欲しいと思った。)さらに、電車の中で板を立て掛けておくのも大変。かつての長い板ならば、うまく立て掛けられていたのが、150センチと短いと、どこにも引っかからないで滑ってしまうので、ザックを使ってなんとか自立させるようにしている。


また、目的地に到着してからスキーをスキーケースから取り出すのもちょっと手間。現在使用しているスキーケースは極めて軽量にできていて、ツアー中に持っていても負担がないような薄っぺらな素材の製品(ICIスポーツのオリジナル品)。これが、微かにエッジやストックなどで擦っただけで、べりべりと破れてしまうので細心の注意が必要である。ゆっくり、丁寧に入れる時も、出すときも行う必要がある。既に初代はガムテープの補強をいろんな箇所にしまくっていたが、さすがにぼろぼろになったので今年でリタイア。恐らく車ならば、スキーを取り出す手間なんて、ほんの数秒だが、こちらは丁寧にやるので数分はかかっている。


また、ブーツのことも頭が痛い。兼用ブーツは軽量化されていてもそれなりの重さがある。必ずツアーでは使うものなので、予めザックに入れずに片手で別に持っていけばいいようなものだが、前述の自転車移動や混雑している都内の雑踏の駅を両手に重たい物を持っての移動は大変だ。両手をふさがれてしまうと、切符の出し入れさえも困難だ。せめて片手にスキーならば、理想は片手は手ぶらだが、どうしても無理ならば、翌日の朝食などのごく軽い紙袋程度が限界かな。間違っても、両手に大きな荷物は移動には著しく困難に感じてしまう。(ここが、普通の登山と違うところで、縦走での大きなザックの時も、片手は通常は何も持たない)たまに車中泊や前泊のテント泊のプランでお誘いいただくこともあるが、シュラフが夏ならば小さいので良いが、この時期のシュラフは寒がりの自分では相当な大きさなので、簡単にシュラフを持って来てと言われても困ってしまうものである。当然ザックには入らないし、スキーと大きなシュラフを持って両手をふさがれて、えっちらちこっちらと夜の混雑する都内を横断するような形で交通機関を乗り継いでどこそこに来いなんて言われても、全くこちらの気持ちにもなって欲しいものだと思ってしまう。都内を車で通り抜けることが相当な時間がかかって大変なように、電車で通り抜ける事も時間以上に心理的な負担感が先にたってしまうのです。


また、ブーツを入れるためのパッキングもかなりやっかいである。スキーツアーではなるべく軽量化が絶対なので、あまり大きなザックを使うとザック自体の重さがあるのでよくない。この前の双六小屋ベースの小屋泊まりでも、ザックは40Lを使用。自分の場合はスキーを取り付けられる小さめのザックがこれだけなのでいつも同じザックを利用している。ところが、40Lのザックに兼用靴を入れるのはなかなか困難。入ることは入るが、うまく入れないとすぐに膨れ上がってしまう。だから、登山口に着いて兼用靴を出して、それから再度、一旦取り出したその他のものを適宜パッキングしなおして、それから出発となる。ツアーから戻ってきたら、ますます面倒。兼用靴の水分を綺麗に?拭いてから中に入れるが、その他のアウターなどの衣類も使わない物をきちんと折りたたまないとザックには収まりきらない。多くの場合、疲れてやっているので雑になり、帰りは往きよりも大きく膨れ上がったザックで帰ってくることになっている。(苦笑) めったに来ないバスや列車の時間を気にしながら、パッキングをするのもなかなか時間との競争みたいなことが多く、ここでまた一苦労。


だから、本当は温泉が大好きなのだけど簡単に「温泉セット」を持っていくこともできない。(そもそも温泉なんぞに寄っていたら、その日のうちに自宅に帰りつけなくなってしまう。)他人の車に同乗してゲレンデスキーは行ったこともあるので、そういう場合の自宅まで車が来てくれたありがたさとお気楽さと快適さを一応知っているので、本当に現在の自分はなんてストイックな方法で山に行っているんだろう思ってしまう。現在はゲレンデスキーに泊まりで行くときは、宅急便で少なくとも板だけは、場合によっては荷物も一緒に全て送っているので、都内の駅を大きな荷物を持ってうろうろすることもだいぶ少なくなった。


なんだか、ここまで書いているうちに、ますます「やっぱり山スキーは車だ!!!」って思うものだ。去年の山の目標は実は「車を所有することと、持病を治すこと」だった。山を登ることよりも、アプローチで敗退しているようでは先細りだなと・・・・ 今年の目標もまたまた「車を所有すること」だなあ。どんなにボロの中古車でもいいんだけど、やっぱり駐車場代や保険、維持費のことを考えると年間あと約50万位は必要になるので、この厳しいご時勢に、とほほな課題である・・・・ 年収で50万をアップさせることは極めて至難なことだ!!


それにしても、なんか本当にほとんど良いことがないような「列車で行く山スキー」って感じだが、誰でも感じるメリットは「車を運転しなくて良いこと」と「疲れている帰りの列車の中で思い切りアルコールが飲めること!!」だろうけど、私は下戸なんで後者のメリットが全く感じられないことが皮肉なご愛嬌♪ だけど、前者は車の運転は大好きで疲労感を感じない人もいれば、それなりの疲労感を覚える人も多いだろう。


結構、こんな難行苦行のような?山スキーの旅も、さすがに自分がもっと若い時ならば良かったでしょうけど、いいお年頃?(苦笑)になったので、卒業したいものだとつくづく思うものです。それでも、ここまでやってきたのは

 やっぱり、山スキーが大好き \(^〇^)/ \(^〇^)/ \(^〇^)/

ってことなんでしょう。好きこそはやっぱり、第一の条件ってことでしょう。


長々とした愚痴話でしたが、ここまで読んでくださった方はお疲れさまでした ペコンペコンペコン

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