菊池哲男写真展とあれこれ・・・
山スキーをやっている自分にとって「スキーツアー」の本はバイブルである。菊池哲男編のこの本は別名赤い本なんても呼ばれているが、従来のツアー重視の山スキーの概念を大きく変える一冊だったと思う。自分はかつて15、6年前に山スキーをやろうと思ってスキー一式をそろえた時には白山書房の「山スキールート図集1,2」がバイブルであったけど、写真も少なく、ツアーメインでいわゆる山屋さんが滑る山って感じの本だった。この本だけでは描写不足もあり、概略だけなのでツアーに行くのは不安な本だった。
それが、「スキーツアー」の本を山スキーを再開させようかなって思って手に取ってみると、自分にとっては衝撃的だった。写真も綺麗だし、北アルプスのこういうカッコいいところを滑るんだ!!って、とっても感激。滑降重視の本とも言えるのだが、なんかかなり詳しい描写もあるし、写真もそそられるし、山スキーに行ってみたいな!って思う本だった。
その菊池さんが、この週末3日間だけ写真展を行うという。池袋サンシャインシティの山と渓谷社の75周年記念アウトドアフェスティバルのお祭りの中の一部ということだ。この暑い中を、実は東京に長く住んでながらサンシャインシティは初めて行ってきました。
写真展は白馬岳の写真に始まり、白馬を中心とした爺ヶ岳あたりから鹿島槍ヶ岳、唐松岳、白馬三山から白馬大池あたりの写真がメインだった。自分が一番気に入った写真は、唐松岳からみた真っ赤な夕刻の剣のシルエットの写真かな。山スキーの名手だけあって、小日向山からの厳冬の白馬や杓子岳の写真などもスキーを生かしてアプローチして撮ったと思われる写真で、滑る気持ちをそそられるものだ。空や雲の表情も素晴らしく、山の美しい部分をあますことなく写し取っていると思う。これだけの写真を撮り集めるのに10年がかりだったというが、本当に
こういう素晴らしい一瞬を撮ることがいかに長い時間待ちをしているのかと思うと・・・・・。 かなり大きな写真で大迫力の風景もあって、山に行ったような気分に浸れて嬉しかった。こういう写真を見てしまうと、やっぱり、最近やたら自分で撮っているデジカメの写真の安易さを感じてしまう。
一通り拝見したところで、菊池さんにご挨拶に行った。山スキーメーリングリストでは菊池さんは最近はあまり発言されていないが、以前は結構よくメールを発信していた方なので、身近に勝手に感じてしまう。自分にとっては「スキーツアーの本はバイブルなんですよ」と話をして、わざわざ自分の本を持って行ったのでサインをしてもらった。(写真集は3880円と結構な値段もして、これから立ち寄る用事もあって重たいので買わなくてスイマセンでした。) しばらく、山スキーの話などをするが、絶対に来シーズンは白馬に滑りに行こうっと硬く決心したのだった(今シーズンは、GW後に計画したけど計画倒れに終わった) 自分が気になる山スキールートなども伺ってしまった。さらに、ずうずうしくも、ツーショットで記念撮影をしてもらって、MINMIN嬉しい♪
\(^〇^)/\(^〇^)/\(^〇^)/ (←かなりミーハーで失礼いたします)
とっても、優しくて穏やかな感じの紳士な方でした。どこかの山で偶然でも出会えればいいなあ!!
さて、感激のご対面が終わって、もう一回写真展をじっくり拝見して、それから写真展を出てフェスティバル会場に突入。一杯山小屋や山用品メーカーのブースなどがあるが、ほとんど素通り。ところが、たまたま山と渓谷社の古い本を扱っているコーナーがあって、たまたま20年ぐらい前の本だが名品の?某本を発見。超格安な価格でゲットいたしました。山と渓谷社の社員の方が「女性で○○○○・○○○○○をいまどき知っているなんて、感激ですね!」なんて誉められて?しまった。本棚の飾りにでもなるかなって。(本の名前はオタクチックなので、もしお知りになりたい方などおりましたら、個人的にでもご質問ください 笑 )
その後で、やっぱりアウトドア関係のバーゲンがあるので、立ち寄ったところ、秀山荘系のカードしか使えないということなので、数品のみ購入。(うーん、もっと現金持ってくればよかった。)
その後、暑~い池袋から西国分寺のクライミングジムのランナウトに移動。ジムは恐らく1年半ぶり。去年の夏に沢登りで左腕を痛めてから行っていないし、スキーシーズンは行かないので、結局一昨年の秋か冬ぐらいぶりかな? 最初はボルダリングをやってみるが、最初の一番簡単で左腕に負荷がかかったとたんに、痛みが走る!!やっぱり、痛いのでした。 それでも、せっかく来たので、左腕に負荷がかからないようにするが、なんせ下手なので、どうしても手で登ってしまう。
ボルダリングは混んできたので、オートビレイに行くが、ここはほぼ全てボルトが打ち代わっているようで、新鮮だ。なるべく負荷がかからないスラブ状の所などをメインに。薄かぶりの所は相変わらず下手で登れなかったが、まあ、1本は登れたのでよしとしましょうか。もともと、下手だったので、あまり下手になるというほど下手にはなりようもなかったので、登れるグレードはわずかに落ちた程度で大して変わりもなくって・・・というところだった。それにしても、明日はどの程度左腕に痛みがでるか心配。あまり無理するのもまずいけど、さすがに少しは登攀的なことしたいんだけどね。。。。
それにしても、暑い一日だった。
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