夜行スキーバスツアー
もともと車酔いが心配な自分はバスツアーはあまり好きではないが、それでも若い頃は志賀とか蔵王に行くのに、当時は新幹線もないので夜行のバスツアーで行ったものだ。
さすがに、この歳で(苦笑)若者に混じってのバスツアーはちと辛いものだが、安達太良山に登るにはスキーバスが何と言っても格安!列車だと新幹線と在来線とタクシーを使わないとアプローチができないので、たぶんリフト券まであわせると、ひとりで行くとなると2万円かそれ以上は軽くかかるだろう。
バスツアーは夜行で行って、一日リフト券付きで、さらにあだたらの場合は朝到着した場所と帰る時と2回も温泉に入れるという贅沢な場所で、ちょっと魅力的。自分のツアーの場合は8200円だった。一番安い会社だと7100円。高いところだと9000円ぐらいだった。特に自分のツアーは、リフト券がついているのみならず、「スキーかボードのセット一式」「ウエア一式」「小物類一式(手袋とか帽子、ゴーグル等と思われる」が全部無料。さらには、スクールも半日3000円のところを2000円とか。。。。。 ほとんど手ぶらで行ってもスキーやスノボが楽しめるというお手軽気分のツアーだった。(リフト券が4000円するから、実質の交通費は4200円かあ・・・・)
さて、肝心のバスツアーだが・・・。そもそも申し込んだのは水曜日。大体山に登るのに気象条件なども考えるのであまり早くは申し込めない。天気が悪いと山には登れないし、4年前にあだたらに行った時は、ゴンドラが強風のため運休して、別ルートで登ろうとして敗退しているので、今度こそは登りたかった。結局、ほとんどのツアーが満席で、余った会社に申し込んだら、たまたま4年前に使った同じツアー会社だった。
当日、スキーバスの集合場所に行くと、バブルの華やかな頃を知っている自分としてはなんともこじんまりとした賑わい?の様子。(原宿出発というマイナー加減もあるけど)まだ、大学生が試験休みってこともあるだろうけど、本当にスキーやスノボー人口って減ったんだなあって実感した。特に自分の行くあだたら高原はマイナーだろうなあ・・・。って思っていたら、なんと来たバスは20名乗り位の小型のマイクロバス。
乗ってみたら、座席のピッチは短くて足が伸ばせない・・・・。それに暖房をつけたら利きすぎるし、切ると寒くなるらしく、とにかく暖房が暑くてうだるようだ。隣に座った人は暗そうな?男性のような?女性のような?(たぶん男性だと思うが)人だった。さらに、あだたら高原ならば東北自動車道は二本松インターで降りるはずなのに、時間調整で随分手前の白河インター付近?で降りたので、なんだかとっても下道が長くて疲れた・・・・。以前あだたらに行った時は、夜11時頃に東京を出発して、3時半には着いたのに、今回は休憩所となるホテルに着いたのは4時50分頃。さらに驚いたことに、勝手に仮眠所に入ればいいのかと思ったら、チェックイン?とやらをしなくてはいけない?ようで、それが長蛇の列。ホテルマンが1名で対応。色んな旅行会社のツアーバスが一度に押しかけていて、すごい人数。このチェックインを済ませるのになんと1時間近くもかかってしまった!!! (あとでよく周りを見ると、無視して勝手にホテルの仮眠所に入って寝ていても全く問題なかったようだ)
結局、バスの中では30分か1時間ぐらいしか眠れなくて疲労困憊。ようやく朝の6時頃にやっと念願の温泉に入って、6時半頃から睡眠。ところが、スキー場はさらにバスでもう少し登った場所にあるので、8時には送迎のバスが出るので、7時半過ぎには起床。1時間寝たか寝ないか・・・・ 。ホテルの送迎バスも、これまた長蛇の列で20分位待ってようやくスキー場に移動。
スキー場にあるホテルは唯一のホテル。ここに荷物を置いたり、温泉に入れる所なのだが・・・。さらにホテルに着いたら、このホテルは高校生のスキー教室で貸しきりになっており、温泉も夕方16:30には出て行って、さらに待合室から退去せよとのこと(トホホ・・・・・) スキーバスが出発するのは17:40なので、自分としては16:30位までたっぷり滑って温泉に入ろうと思っていたのだが・・・・。これはしようがないとして、さらに困ったことは、荷物置き場とはいうものの、まだほとんど寝不足でぼーっとしているので、少し休憩してから山に登ろうと思っていたのだが・・・・。
これが、貸切のお陰で、高校の先生らしきが「○班男子、これから部屋を出てください。必ず部屋に鍵を閉めて、キーをフロントに預けてください」という元気な大音量の放送が始まった。これが、延々と「○班女子、これから部屋に鍵をかけて、出発してください。必ずフロントにキーを預けてください」と・・・・・・続く。9班ぐらいまではこちらもやむなく朝食を食べながら聴いていたが、とても少し休憩して眠る訳にも行かない大放送・・・・。ほんとに、聴いていてぐったり・・・・。
こんなに睡眠不足で、疲れていて、仕事の疲れも引きづったまま山に登れるんかいな?って感じだった。
(中略)
さてさて、夕方になって滑り終って、なんとかぎりぎりの16:30に温泉から出たら、なんと荷物を持って、100mか150mぐらい離れているレストハウスに荷物を持ってすぐに移動してくださいとのこと!!! ほとんど、邪魔だから出て行けって感じだった・・・・・・。レストハウスに移動する頃には、外は大吹雪・・・。ツルツルの地面に気をつけならがスキーとリュックを持って移動した。ふぅ~~~。
結局レストハウスで1時間以上待って、一番最後に迎えのバスが到着。今度のバスは、ようやく観光バスサイズの普通のバス。あぁ~~、足が伸ばせるって本当に素晴らしいことなんだと実感!! 高速もすぐの二本松インターから入ったので、都内まで4時間半ほどで到着。バスの空調もほどよくて、気持ちよく快適だった。
つくづくと、こんなにバスひとつとっても乗り心地って違うのかっていうことを実感した次第です。(飛行機のエコノミーとビジネスとファーストクラスが値段が違うのもなんだがよくわかった気がした 苦笑) 帰りのバスぐらいの快適さだったら、往きももっと眠れただろうし、疲れなかっただろうにね・・・・。
まあ、安いツアーなのであまり文句は言えないけど、やっぱりメジャーなツアー会社のバスの方がちゃんとしたバスが来るので、今度利用するならそういう風な方にしようっと思う。(決して、怪しげな会社を使った訳ではないけど、スキーツアー会社としてはイマイチの規模なんで・・・)
今回は、山自体はそんなに登りが短いコースなので体力使わなかったけど、移動で費やした体力が著しくて、翌日はほとんど寝て暮らしたとさ・・・(大爆笑)
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