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2006/02/26

ドラマ「氷壁」の感想

既に2回までの氷壁の感想はここのプログでも取り上げているので、それ以降の全体の感想。


うーん、やっぱり原因はカラビナの欠陥ではなくて、北澤の「奥寺を助けるための自殺行為」でしたか。カラビナの締め忘れではドラマとしては一流の登山家なのでドラマにならないし。敢えて外す行為で、山男の約束で登る前の「何かあったときには、ザイルを切れるか」の答えにはなると思います。


最終的な結論は自分的には納得でしたが。うーん、ドラマとしての展開はあまりの陳腐さ加減に、なんともコメントしずらいです。(大苦笑) あれだけの地位を捨てて奥寺に走ったのであれば、美奈子さんは最後まで奥寺についていってもしかったし。これでは、単にいい男にちゃらちゃら走る感じの女性みたいな感じになってしまいます。(そりゃあ、石坂浩二演じる老体の社長様よりも、若い元気な男性の方が良いよね!) 俳優の玉木さんは、実は初めて見る俳優さんだったのですが、とってもかっこよくて役に似合っていて素敵な演技だったので、今後は要チェックしましょう♪


原作が出来た井上靖の時代は、まだ日本も貧しい時代で、女性の働く場所も大変限られていたので、特にとりたてて学歴や親兄弟のバックがない人ならば、大きなお金を稼ぐならば水商売ぐらいしかなかったかもしれませんが。でも、今の時代はニートやフリーターがいるぐらいですから、現に簡単にコンビニの店員さんの職は得ているのだから、説得感のない話にならざるを得ないかったのでしょう・・・・・。生活が苦しいっていったって、そこそこ頑張れば生活できると思うのだけどね。なんせ、ダブルインカムだし、奥寺さんも昼夜仕事しているぐらいなんだから。決して生活が苦しいってレベルではないと思うし。


あくまで、今回は<原案 井上靖 >という形でテロップを流しただけあって、現代に合わない部分が大きくてやむなしだったのでしょう。でも、やっぱり、1,2回目あたりで見せてもらえた素晴らしいニュージーランドの山の光景やクライミングシーンは本当に楽しかったです\(^〇^)/  なかなか自分で行けない場所に連れて行ってもらったようで、楽しめました。

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オリンピック雑感

今回のオリンピックは1個もメダルがないかと思っていたら、<1個の金メダル>でやっと面目を保った?というところでしょうか・・・・。個人的な興味から、今回完全なライブで鑑賞したのは<女子モーグル>と<アルペン男子回転>のみ。(要はスキーが好きだから・・・) なんせ時差の関係で夜中に起きているのはやっぱ辛いわ。本当はフィギュアもライブを見たかったけど、起きられませんでした(苦笑)


女子モーグルは、コブ斜面の滑りを観察。あんなにかっこよく滑るのは難しいけど、うーんいろいろと色んな滑りを見てためになりました。この前一緒にコブ滑りした友達は、「モーグルの滑りの部分だけを中心に見てたよ。(エアの飛んだり跳ねたり回転したりは素人ではまねできないものね) やっぱり、里谷と上村の滑りだと、断然里谷さんの滑りの質の方が上だね」なんて話もしてました。上村さんの3Dはうまかったけど、やっぱり自分から見ても、コブ滑りの質が里谷さんの方がうまいと思いました。天才肌の滑りでしょう。


でも、上村さんのひたむきな態度やきちんとしたマスコミ対応は立派で素敵な女性だと思います。里谷さんも色々あったので、この五輪で払拭できると良かったのに残念でした。モーグルも、フィギュアと一緒である程度過去の履歴のキャリアが得点に結びつく要素が強いので、上村さんがメダルを取るにはワールドカップでコンスタントに上位を取らないと難しいのでしょうね・・・・


昨日のアルペン回転男子は、眠い中ずっと見てました。すごい展開!!で、あわやメダルか・・・・。今回は上位陣が軒並み雪に脚を取られたりしてほとんど完走率がすごく少なくて、それがラッキーでした。特に2回めの湯浅選手は17番ぐらいのスタートで相当長い間の時間、ずっとトップタイムでいたには超びっくり。この活躍が、皆川選手の滑りにも影響したような・・・・ 50年ぶりの快挙で入賞とは、ちょっと情けない部分も大きいけど、やっとアルペンスキーが欧米系についていけるレベルに近づいてきたとは嬉しい限りです。


回転選手の滑りは次元が違うけど、うーむ、ああいう風にスキーを立てにして滑るのかあ・・・・。もしかしたら、カービングの板の影響で日本人にも攻略しやすくなっているのだとすると、嬉しい風が吹いているのでしょうか?


あとはスキー以外で面白かったのは、カーリングです。氷上のチェスというけど、ついつい見始めたら、とっても面白くて楽しかったです。日本では身近に氷結する場所って少ないから、この競技人口を多くするのは難しいかもしれないけど、北国の冬の体育の時間なんかに取り入れられれば楽しいのにね。それとか、ゲートボールのノリとでもできるといいのにね。。。。 頭をとっても使うので、老化防止にもよかったりして(苦笑) スケートリンク自体が日本は多くないのがネックかなあ。。。 友人にはオランダの帰国子女がいるんだけど、オランダあたりではいたるところの運河が氷結するので、色んな楽しみ方ができるんですよ・・・なんて話を今回の五輪の話題から発展した。やっぱり、強い国は日本よりも北の国なので、ある程度しようがないかあ・・・・


次は、ワールドカップサッカーが大きな国際大会だけど、また楽しい展開があるといいなあ・・・

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2006/02/25

フィギュアスケート雑感

昨日は荒川選手の金メダルで沸き立ったが、本当に綺麗で素敵な演技で、日本のフィギュアスケートもここまで進化したのかと思うと、感慨深いものがある。自分の記憶だと、渡部絵美さんあたりからが記憶に残っているスケーターだが、荒川選手はなんせ166センチもあって、この世界では長身で、とても見映えがする。


実は自分的には村主選手を応援していた。情感あふれるちょっと悲壮感ただよう演技が素敵だ。それとちょうど身長も自分とほぼ同じ。体重も自分の25歳の時の体重とほとんど同じ(今では私の方が大分太ってしまいましたが)だから、親近感がありました。もちろん、同じ身長でも彼女は顔が小さくて足も真っ直ぐ長くて綺麗なので、大分実態は違いますが。フリーの本番では、村主選手の方がスルツカヤ選手よりもうまいかなとも思ったのですが・・・・、なんせジャンプが全体に少し見劣りするのは否めませんでしたが(残念)


荒川選手の166センチクラスの女性は、感覚的には自分レベルの身長からみると2周りか3周り大きい感じがしますね! だから、うまく演技するととっても綺麗で見栄えがしました。フィギュアスケートは、かつては伊藤みどりさんはジャンプがうまかったけど、口の悪い人に言わせると<容姿の点で、リンクに立っただけでマイナス0.5ポイント>ということだったらしいです。悲しいかな日本人体型・・・ それが村主選手も、荒川選手もどちらも脚の形が美脚でほれぼれするほどまっすぐですら~としていて、顔も美形でコンパクトで羨ましい限りです。それに、メイクも素敵。


残念ながら、ミキティーこと安藤選手はなんであんなにダサいメイクしているんだろうって恥ずかしくなってしまいました。マスコミに騒がれすぎて本当にかわいそうな18歳ですが、やはり太りすぎです!!! 男性グラビア誌などが喜んだりするような感じの人だし、CMに出たりも、やっぱりグラマーで男受けする顔なので、うーんそういうのは振り切らないととてもオリンピックのレベルでは戦えないでしょうね。可哀相だけど体型は肩が立派すぎて、顔も大きいのであまりフィギュア向けの体型ではないようです・・・・。ロシアみたいに小さい時から骨格とかも総合的に判断して、どのスポーツに進ませるかとか考えているような国もあるぐらいですから、なかなか大変なもんですね。事前のスケート連盟との間とか、政治的な思惑なんかもあって、どうみてもオリンピックの選考時点では中野選手の方がよかったのに・・・と思う次第なのに、2年前に4回転ジャンプが飛べたことによって選ばれてしまったおいう意味では本人も大変だったけど、一番可哀相なのは選考にぎりぎり落ちた中野さんや恩田さんだと思います。ミキティはここで、反省して大きく精進するか、きっぱりタレントみたいな方向に行くのか。。。。正念場でしょうね。蝶々夫人も彼女の年齢で演じるにはミスな選曲だと思いました。もっと若々しい感じの曲のほうが彼女の滑りにはあっていたと思うけど。衣装も蝶々夫人を意識したものだとは思うけど、う~ん、彼女には全く似合わない配色だったと思います。周りの人がなんとかしてあげられなかったのかなあ??


フィギュアスケートの場合、音楽がかなり重要な役目を果たすけど、荒川選手の「トゥートランドット」は私の大好きな曲でもあります。といっても、ラスト後半の部分の「誰も寝てはならぬ」が知っている部分ですが。開会式でもパヴァロッティがこの曲を歌っておりましたが、これは彼の十八番!! 何と言ってもイタリアはイタリア歌劇の本場ですから、この曲を選んだのは賢いと思います。オペラは全部聴くと大変な時間かかるけど、有名なさわりぐらいであれば、自分もよく聴いていて、最後が盛り上がって素晴らしいフィナーレなのでまさにぴったり! 荒川選手も開会式でこの曲が歌われるということで本人も運命的なものを感じた・・・と言っているけど、ホントそうですね。観客はやっぱりイタリア人が多いですから、観客を見方につけるのも戦略としては大いに有効だったと思います。日本ならば、さしずめ外国人が来て「スキヤキソング(上を向いて歩こう)」あたりを使ってくれたら、やっぱり嬉しいじゃないですか? (逆に言えば、日本が誇るポピュラーな曲ってあんまないよね・・・)


村主さんのラフマニノフピアノ協奏曲2番はこれまた有名すぎるぐらい有名な曲で、私も大好き♪ CDは2、3枚持っていて、1枚は自慢のラフマニノフ本人自演のものまで持っている力の入れよう。(ラフマニノフはクラッシクだけど、時期的には比較的現代に近い人なので、録音技術が始まった頃までは生存していたのです) ロシアチック名音楽で、誰でも音楽を聴いて乗れる曲だと思います。彼女の演技にはぴったりだと思いました。


エキシビジョンを見ていると、既に荒川選手はゴールドメダリストのオーラを発しておりましたね。地位が人を作るという意味合いもあるけど、やっぱりそんな感じがしました。これからも、若い人達が励みになって、フィギュアスケートをやる人が増えるといいですね。(でも、かなりお金がかかりそうな競技ですね。苦笑)

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スキーはスポーツ?レジャー?

スキー大好きな自分だけど、はっきり言ってHPを見て勝手に皆さん?が想像するほどには全然残念ながら上手くない。(苦笑) 先週は入社以来の同期の友達とゲレンデ練習に励んだ。彼女は最初に出会った時は、まだパラレルがやっと?ぐらいの感じだったが、彼女は親友で1級を目指している女友達(その後1級およびゴールドを取得)と一緒になって毎週のようにスキーに通っていたので、随分うまくなった。バブルの時からずっとなので、相当長い間頑張って滑っていたので、滑走日数が自分よりは相当蓄積すると彼女の方が多くなり、大きく正直溝を開けられた気分だ(苦笑)


スキーを長くやっているので平坦なバーンは飽きてきて、専らパウダーやコブ斜面を見つけると喜んでしまう自分達だ。上手い人から見ると私達レベルは超下手なんだけど、やっぱり下手の横好きってやつです。(平坦なバーンはカービングで滑ると楽しいのだろうけど、イマイチ自分達はずらしの滑りが身に付いてしまって、転換がちょっと・・・・なのです。)去年は志賀高原で一緒に滑って楽しかった。彼女はゲレンデ板なのだが、既に八甲田には2回ツアーに行っているパウダー好きだ。モーグル斜面は、彼女と先週頑張ったけど、彼女は通しで何本も完走がでたけど、自分はせいぜい3分の1位でいずれも敗退(くやじ~~~!!) 腰は強打するし参ったもんだ・・・・。


そんな彼女と話をしていて話題になったのは、「用具がよくなって、簡単にある程度はうまくなるけど、だけど上達の喜びを感じないと人は熱心にはなれない」ということだ。若い人は圧倒的にスノボをやるのだけど、会社の若い人に聞いても「まあ、シーズンに1度か2度行けばいい方か」とか「今シーズンは行ってないけど、まあいいか・・・・」とか。自分らの若い頃から比べると本当にウインタースポーツは人気がなくなった。自分はスノボはやらないのでちょっと本当かどうか?だが、スノボは1,2回位行けばある程度は滑れるようになるらしい?スキーほどは難しくないという。また、スキーもカービングスキーの関係で、以前よりは簡単にうまくなるようになったようだ。


24歳の会社の同僚は、彼女はスノボもスキーもやるんだけど(なんせ、ウインタースポーツの盛んなアラスカに父親の駐在の関係で住んでいた)、毎週のように行くのはスキー友達とのこと。要はスノボをファッションのようにやっている連中は毎週は行かないし、あまり熱心に練習する風はないという。スキーはモーグルもちょこっとやっているという位だから、やっぱり一生懸命練習するノリの仲間がスキーの方が集まるということなのでしょう。結局、一生懸命やらないとある程度うまくならないスポーツは上手くなりたいという気持ちが強くなるので、一生懸通うようになるということでしょう。(もちろん、スノボもトリッキーな技やハーフパイプなどを練習するのならば、熱心にもなるでしょうけど、正直あのあたりにたむろっている連中?って、それなりのヤンキーなノリの人ばかりのように感じているのだけど。。。。 すくなくとも彼女のようなお嬢様はスノボであの手の技を練習したいとは思えないでしょうね。なんせ、皆さん寒いのに半分(下着の)パンツが見えそうとか、実際に見せて滑っているものね)


結局は、スノボにせよ、スキーにせよ、やるからには何らかの形での上達を目指すのが<スポーツ>であり、単に仲間との交流を楽しんだり雪景色だけを楽しむ?のは<レジャー>という感じでしょうか。もちろん、たまにはレジャーとしてのスキーもいいんですが・・・・(でも対費用効果のことを考えると、もったいないよね・・・)


ちょっと別のスポーツの話になるけど、ゴルフもとっても人気があるけど、あのグリーンのカップの大きさがかなり小さいから、皆熱心に入れようとがんばるのであって、あのカップの大きさがバケツの大きさぐらいの大きなカップならば、絶対に皆頑張ろうとは思わないだろうな・・・まさにレジャーそのものになってしまうでしょう。ゴルフはご接待などの交流の部分もあるので、純粋にスポーツでやっていない人も立場上はあるだろうけど、だけどやっぱりやっていて難しいと思うと練習はすることになると思う(自分はあまりにゴルフは下手でストレスがたまるスポーツなのでなので、なんともコメントもしにくいですが)


まあレジャーとしてのスキーを否定する気持ちはないけど、すくなくともせっかくの貴重な休暇とお金を使って遠くまで行くので(一応東京からはそれなりの距離はどこのスキー場でもかかるので)、自分としてはスキーはスポーツ的にやりたいと願うものです。例の彼女とも<上達を諦めたら、それはその人が終わりだよね>というなんともスポ根的?な話し合いがまとまったところです。\(^〇^)/ 幾つになっても、それなりの僅かでも進歩が感じられたり、せめてもの現状維持程度(これもなかなか大変です。人の体は年々老化していきますから・・・)でもちゃんと滑るという実感を伴ったスキーがしたいものです。これは、何もスキーだけでなくても、全ての人生に対しても当てはまる言葉だと思うんだけどね。


そういう意味で、先日101歳で亡くなられた三浦敬三さんはすごいです。日々節制と、トレーニングをあの年齢でもちゃんとしていたし、最後まで進歩を諦めなかった・・・・・ 人として素晴らしいと思います。  

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2006/02/22

知らなければ良かったのに・・・

ここのところ、こんなこと知らなければ良かったのに・・・と思うことが幾つかある。

一つ目は、会社の元同僚の彼女が3年ぐらい前に話していたことに関する話題。私は最近では、ほとんど流行り歌の情報は全くついていけなくて、完全に落ちている自分なんだけど。。。 その私でさえも知っている某有名男性歌手Hの話。彼女の学生時代の女友達の兄さんが、そのHさんの恋人だったということ。・・・・ということは、え~~あんなに女性にも人気のあるあの方が・・・・客観的に濃い顔でかっこいい人だと思うんだけど(ただし、自分の好みのタイプでは全くないが)。 最近この歌手のアルバムを聞いているんだけど、とってもいい曲だと思うけど、やっぱり必ず聞いてしまうとその話を思いだしてしまって困ったものだ。(苦笑)


二つ目の話は、一応知人?というのか、もう少し遠い感じではあるけど、たぶん向こうも自分のことを知っているという意味では知人なのかなあ? めでたくあることを成し遂げたのだけど、やっぱりごく近い人からゴシップ的な話を聞いてしまって興ざめ・・・・。それが無ければ、完全に嬉しく思うんだけど。


三つ目の話は、会社に出入りしている人の講演会で聞いた内容。(別に顧客情報では決してありません。)その人はある種特別な情報にとても詳しくて、そのことについての半分自慢話だったのだけど。歴史を騒がした事件というのはあるけど、私も知っている事件でかなり意味がある話だけど、まるでサスペンスドラマで最後に半分謎を問いかけられて意味深の形で終ったような形の講演。う~~ん、軽々しく話せる内容ではないですが、真実は一体なんだったのだろうか?真実はひとつのはずなのだけど、社会では真実は相対的なものに過ぎないのかな?と思うものです。裁判官だって、人間ですから、やっぱり神様がどこかで最終的な判断を下されるのかなと思うものでした。


やっぱり、いずれの話も最初から聞かなければよかった。(三番目の話は、仕事で参加した講演会ですからしようがないですが 苦笑 そのネタを話さないでくれた方がよかったよ・・・・)

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