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2006/03/15

ニセコスキー 3日目~4日目

大分時間が経ってしまったけど、ニセコスキーの続き。
(注:最初に3月15日付けこの日記はなっているけど、実は書きかけてほぼ1ヶ月間、仕事も忙しかったので、放置しておりました 大苦笑。実際に書き上げてアップしたのは4月12日のことでした。)

山の雪はザラメに変りつつあるのに、今頃パウダー記事を書いていると、思い出してうずうずしてしまう~~・・・


◆3日目 3月7日(火)◆
天気予報通り、朝から大快晴♪ ホテルの窓から既に朝陽の段階で正面に綺麗な羊蹄山がはっきり見えている。こうなると、ニセコ全山リフト券を買ったのに前日に全く回れなかった東山エリアとアンヌプリエリアへと出没することにする。


(写真はクリックすると拡大します)

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朝は9時半頃よりゲレンデに出没。まずは1000m台地に上がってから、一番上のリフトで一番奥のアンヌプリスキー場に滑り込むことにする。最上部から見る羊蹄山はまさに正面に飛び込むような感じでそびえていて、うーんいいなあ・・・。アンヌプリの山頂にハイクアップする人の列がものすごい人の列で一直線。本当に誰もが登っていて、ザックも全く持たない人が多い。ぱっと見たところでは、若いボーダーの人数が多い。スキーヤももちろんいる。自分は、以前登ったことがあるせいか、食指が伸びない・・・・。(一応ほんまもん?の山スキーヤーを自認する自分としては、ちょっとミーハーすぎてというのか、単にあまのじゃくのせいか?不思議と山に登りたいと思わなかった。Hさんのブーツは今日からサロモンのややソフトな感じのレンタルブーツを借りたので、足は痛くなくなったようだが、それでも昨日大分痛めているだろうし・・・)


アンヌプリスキー場は以前こちらサイドのホテルに泊まったこともあるので、結構良く滑り込んだ所だ。穏やかな緩斜面が多い。今日はデジカメでの動画撮影を一杯することにする。比較的緩斜面でカービングの練習をしていると、大分きゅ~んとスキーが伸びる気持ちよさも分かってきた。。。お互いに何度も動画を取り合う。カービングターンもどきは、大苦笑レベル。やっぱ形になっとらん(残念) ショートターンも録画したが、つき指を初日にしたせいでテーピングをしているので、ややストックを付くのが気になる。自分では暴走していると思っていた割にはまともに映っているがとっても意外。2度目のゴンドラを上がるときに、ゴンドラの調子が悪くなって、私達の数人後ろからはしばらく30分程度?運休になったようだ。一番上の雪質がとてもよいバーンで練習する。


アンヌプリが飽きると、今度は東山に滑り込むことにした。相変わらずのプリンスチックなレイアウト。私はこのプリンスチックなゲレンデが嫌いだ。志賀の焼額山を滑っているのか、ニセコをすべているのかわからなくなるほどプリンスのスキー場は似たようなおもろくないゲレンデばかりだ。アンヌプリは全体に解けた雪が微妙に風で固まっているような斜面が多くて、それなりの雪質を保っていたけど、東山は雪質が悪くて、べちゃべちゃだ。人はほんの数人しか目撃せず。リミティッド3という非圧雪部分があったので行ってみると、シャーベットスノーのコブ斜面だった。大き目の崩れた感じの柔らかいコブ斜で疲れたが、それなりに滑れた。


お腹も空いたので、ここで昼食とする。揚げたジャガイモ入りのラーメンは美味しかったけど、1000円はやっぱホテル値段で高いなあ・・・。東山は斜面の向きのせいか?で雪質が一番悪かったので、昼食後にはひらふエリアに戻ることにする。


一番トップに戻ると、再び雪が良い場所で非圧雪の急斜面滑降の練習。ついついターンが大きくなってしまう。もっとスピード制御した小回りができるといいなあ。この日のリフト券は16:30までなので、ひらふにその後戻って、何本かリフトの制限時間まで滑って終了。終日お天気に恵まれて滑り込んだ一日だった。とにかくニセコに4回来て初めて完璧な羊蹄山を拝んで滑れた良い一日だった。

◆4日目 3月8日(火)◆
お天気は天気予報どおり、前夜から待望の雪が、がんがん降っている。リフト券をホテルで買おうとしたら、今日は上の方のリフトは全部止まっていて、ゴンドラもやっていないという。あちこち電話などで調べて東山もアンヌプリもほぼ全山リフト停止。僅かにやっているのがひらふの下の2、3本のリフトだ。回復の目処はたっていないという。ゲレンデは下の方はまあまあ穏やかに見えるけど、1000m台地より上は猛吹雪とガスが凄いという。


ちょうど体も疲れてきていたので、午前中一杯休憩。ホテルの電動マッサージイスはいつ行っても使われているが、さすがに昼間で空いていて、特にHさんはいたくお気に入りのご様子。そうこうしていると、ゴンドラがどうやら動き始めたみたい!


それっとばかりに、5時間券を購入。時間は12時半だったので、これからひと滑りするにはちょうどよい時間だ。さすがにリフトに乗っていると風雪強し(苦笑)それでも、1000m台地に着くまでは比較的大丈夫。そこに着くとかなりの風で前進するものちと辛い。パウダーではあるけど、風で雪が飛ばされている部分も多い。リフトは風雪でシンドイのでゴンドラで移動することにする。


ここからは、ノーネームリフト経由ホリデーショートカットコース(要はゲレンデ脇のパウダー狙いコース)。藪山のパウダー狙いで滑るが、深山の趣きで、山スキーしているみたい♪雪はやや重めのもさっとした感じの雪だった。斜度はそんなに厳しくないので、ちょうど良い練習。不思議なことに、だんだん滑っているうちに樹林の間が広く見えてくるから不思議だ! 最後のホリデーコースのたらたらの長~い林道コースを滑るのは、ほとんど顔が凍傷になりそうだったけど、とにかく楽しいパウダー滑りのためならエンヤコーリャ♪♪


見晴らし裏というほんの3分位スキーを担いで上がる(若者ならば1分、疲れると自分は5分位?)丘の上から滑りこむ楽しい藪山滑りも発見。深雪はホントにリズムを作れるとうまく滑れるので、とっても楽しい。だけど失敗すると雪まみれ(苦笑) 二人で交互に動画を撮りあったしして、楽しむ。それにしても、オタクな楽しみをいい歳?の女二人組でよくやるよな~って我ながら二人で呆れている。ここを3本ぐらいハイクアップ&裏山滑りを行ったら、へろへろ。藪山滑りの距離は大したことないが、残りの林道滑りはゲレンデの消化試合みたいなもんで、相当長くて、途中スキーを漕ぐ所もあって体育会系ゲレンデスキー。

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どんよりと雪空の4時半過ぎ。ゲレンデは平日だし、リフトとゴンドラも辛うじて減速運転しているぐらいなので、結構空いていた。さすがに疲れたなあ・・・・って思っていたら、なんと驚いたことに「ただ今からキング第三トリプルリフトの営業を開始いたします」という。そのリフトは1000m台地よりも上の風防つきのリフトだ。今までずっと雪が降り積もっていたから、上はまさに絶好のパウダーだ!!!!!


大至急、現場に急行。
それにしても、さすがニセコ\(^〇^)/\(^〇^)/
5時近い、普通ならばゲレンデが終る時間からナイターを意識してのゲレンデオープン。
まさに、そこはパウダーフリークがこぞって集まってきている空間だった。
急いで下のゲレンデからリフトに乗って、駆けつけたので一番乗りという訳ではなかったけど、割と早期に放送に気が付いたので、まだまだ新雪たっぷり♪♪♪


ここは、下から見て左手の沢状の林間コースが美味しいところ。まともにコース内を滑ってもよいが、ふかふかしている樹林帯の中を軽く交えて滑る心地よさ!! ゲレンデ内でこんなに楽しめるなんて大感激。粋なスキー場のはからいに大感謝。それにていても、皆が集中して滑っているので、あっという間に新雪がどんどん減ってきて、シュプールだらけ・・・・・ とにかく、顔シャワー、太腿パウダーなんていうのがとっても嬉しくて嬉しくてたまりません。


最後には、いつもは恥ずかしくてやらないリフト下をパウダー狙いで波乗り気分で滑走♪♪ なんだかうまくなった気分だったけど、やっぱりチト恥ずかしいなあ・・・・・。


5時半にリフト券の有効時間が切れるまで3~4本満足なニセコならではのパウダー滑りをナイターの光の中で滑れて大満足。やっと北海道に来た!!!っていうパウダーの雪質に出会えて万歳です。

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2006/03/12

ニセコスキー 1日目~2日目

この時期に長期休暇が取れたので、ニセコに5泊6日でスキーに行くことにした。学生時代を除くと、社会人になってからはこんなに長い期間スキーを滑るなんて初めてだ。6日間もからだが持つかどうかがちと心配だった(^^;)


ニセコには一緒に行くHさんは7回目位、自分は4回目である。しかしながら、自分はまだ一度も完全なる羊蹄山を拝みながら滑ったことはない(苦笑) 1回目は山がどこに存在するかさえも全く不明だった。2回目は8合目位までは見ることができたが、山頂付近には常に雲がかかった状態だった。3回目は天気が全体によくなくて、帰る時のバスの中でようやく裾野を走っていてその全容を見ることが出来たのだった。(さらに実は夏に山頂まで登ったこともあるが、「どの山に登ったのかわからない」という状態で、結局このときも羊蹄山を完全には見ていないのだった)


それと、今まではニセコに雪が良いから来ていたのだが、最近はバックカントリーブームで手軽に新雪パウダーをニセコは滑れるという話がある。でも、今までの経験だとゲレンデだと圧雪しているし、どこを滑るのか?って感じなので、事前に友人のパウダージャンキーの某氏から情報を仕入れてきた。「最近のニセコの競争率はすごいよ・・・」とは聞いていたけど、さて実践ではどうなることやら・・・


よって、今回のスキーの目的は<ニセコパウダー三昧>&<完全なる後方羊蹄山を正面に見ながら滑る>を目指して出発したのだった。


◆1日目 3月5日(日) ◆
JALの始発便(羽田6:55)で千歳空港へ。バスで12:30頃ニセコの某ホテルに到着。チェックインが14:00からなので、着替えたり休憩したりしてからチェックイン後、14:30滑りだし。今日はひらふ5時間券にする。


天気は気温が高めで、上の方は雲があって風もあって、ガスっているような感じだったと思う。雪はゲレンデの下の方はさすがに少しもさっとした感じだが、センターフォー(クワッド)リフトで1000m台地にあがると3月とは思えないレベルの雪だ。ひらふゴンドラを最低3本は消化しないとリフト券の元が取れないので一旦ゴンドラまで下って、ゴンドラで上がる。ゴンドラを降りると見たことない新しいノーネームリフトがあった。これがオージー資本(オースラリア)で作った花園エリアへの連絡リフトだった。このリフトのお陰で以前よりもずっと移動がしやすくなった。


ノーネームリフトを降りると、右にホリデーコースというこれも以前滑ったことないコースが出来ているようで、初めてなので行ってみることにした。ゆっくり滑っていると、林道コースのような所をショートカットするような感じの樹林帯を幾つかシュプールが降りていることが判明。ちょこっと覗いてみると、ふかふか雪の新雪が残っている所があって、思わず試しに滑ってみると「わーい! わーい!」って嬉しい声を思わず上げてしまったほど快適。やや重めの雪ながら、これぞいわゆるコース脇のパウダーってことでした。滞在中、このルートは何度か滑走したお気に入りとなりました。


昼食抜きで滑っていたので、さすがにお腹も減ってこの日は5時半にはあがることにした。最後の1本で小回りくるんくるんとしていたら、思いっきり逆エッジに乗ってしまって、頭を叩きつけられるようにして転倒。左親指付近をつき指と、当然首は鞭打ち気味に。初日なのに参った トホホ・・・・。


◆2日目 3月6日(月) ◆
今日から本格的に滑るということで、張り切ってホテルでニセコ全山2日券を購入して9時半ごろにゲレンデに行ったところ、なんと東山のゴンドラが止まっているというので、これでリフト使っての移動はできないので、この日はひらふのみになった。山は上はガスがそこそこあって風も強い。いずれも一番上のリフトは完全運休。そもそもリフトに乗っているのは結構辛い寒さ。ゴンドラと風防リフトをメインに使うことにする。


花園エリアはリフト脇の林間を滑ってみるが、既にシュプールがあってあまり快適ではない。リフトに乗っていると、右手の山の中から人がゾクゾクと滑ってくる。近くに居たボーダー君が解説してくれた。この日は上のリフトはやっていないので、わずかに登った地点からコース外に出る看板があって、そこから外にでる。それにしても、この時は、皆がぞろぞろとこぞってコース外に出るには驚いた。地形をみると、ぼーっとしたすごく広い沢筋と右手は樹林だ。自分的にはあまり沢筋を滑るのはちょっとやっぱり雪崩とか心配だし・・・・って感じだ。それで、右手の樹林帯をからめて滑るが、これまた相当な部分にシュプールが既にあり。沢の中央は既にゲレンデ状態(苦笑) 正直あんまり楽しい斜面ってほどでなくて、雪もイマイチで1本でやめる。それにしても、ボーダーがメインだけど、皆新雪狙いで想像以上にメジャーなコースでした。


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写真はクリックすると大きくなります
(左写真)コース外へ出る所の表示。ひらふエリアは全て日本語と英語表示が併記されているのが特色。
(中央写真)実は花園のコース内を滑っている人よりも、コース外を滑っている人のほうが多いという現象。
(右写真)自分達は右片斜面の樹林の方がふかふかしているので、そちらを楽しみました。

一度は花園エリアを一番下まで滑走したのですが、残念ながらモーグルコースにはコブは皆無。面白かったのは、<モーグル林間コース>というのがあるのですが、「え? モーグルを林の中でするの?」と二人して驚いたのですが、それらしきコースは見当たりません。どうやら、ここのエリアはオージー資本なので、近くにあった<モーグルコースの近くにある樹林帯の中を勝手にお滑りください>というコースのようでした。その樹林帯というのが、針葉樹の樹林帯で、相当に樹のピッチが狭くて、とても密林状態でした。さすがに自分では滑る気にはなれないコースでした(苦笑) コースを規制することでの外国人の考え方がうかがえて、面白かったです。(要は自己責任で滑ってくださいってことなんでしょうね。雪崩の心配でもない限り、必要以上の規制はしない、樹に激突するかどうかは自分の判断ってことでしょうか。)


相棒のHさんのブーツは最近買い換えたばかりのラングのブーツで、うちくるぶしに相当靴があったって泣きそうな状態になってきたので、残念ながら15:30頃に引き上げることになった。


自分は、一人残ってゲレンデ練習を重ねる。カービングターンがいまだによくわからないので色々と試してみる。でも、やっぱよくわからない。昨日のホリデーコースの樹林コースも滑走。この日は早目にナイター照明が灯ったので、やっと雪面が見えてきた。大分冷えてきて気温はマイナス13度だった。ナイターの方がよく滑って、ついつい練習を重ねて18:00頃まで練習。さすがに疲れた。

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2006/03/04

考えさせられるガイド登山

自宅でネットサーフィンをしていると、バーチャル登山のように色んな人の登山のあり方をみることができる。
海外登山はかなり楽しいので、HPだと色んな情報が入ってくるので、結構よく調べている自分です。結構前から見ていた某サイト。


あまり具体的に書くと支障があるので、漠然と書くけど、海外の高峰などをかなり登っている人のサイトがある。でも日本ではほとんど山に登っていない。山スキーも行っているけど、全てガイド登山。神楽峰ぐらいだったら、何度かツアーで行ってれば、さすがに一人では行けるだろうってもんだ、なんか変な人。まあ、とってもお金があるんだろう、それに冒険したくないんだろう・・・・とは思っていた。


ただし、体力はフルマラソン走れるし、日頃からスポーツもやっているし、ゲレンデスキーは結構まじめに滑っているので、もちろん大丈夫なんだろうけど。


でも、自分的には??って思っていたら、なんとほとんど「読図」などができないと本人が書いている内容でわかった。うーん、そうか。。。。といっても、私もそんなに読図は得意ではないけど、それなりにはできる(つもり) 今まで、地図の記号などや尾根筋とか沢筋などの読み方もほとんど理解していなかったそうで。そんなんで世界の高峰に登ってんだ(びっくり仰天!! ) 日本の山スキールートもガイドを使ってかなり美味しい所は行っているから、ほんとにガイドさまさま山行なんだ・・・・。


まあ、ガイドさんがいるので安全だし、逆に無理はさせないだろうから本人が遭難する恐れがないという意味では大変安全な登山者なんだろう。


自分で山を登る楽しみとか、計画するわくわく感とか・・・
みんなそういうものを放棄しちゃっているんだ、この人は。 まだかなり若いのに、もったいないものだ。
お金さえ出して、体力があればエベレストに登れる時代なので、全くごもっともなんだけど。
彼女の資力からみれば、エベレストも実現可能な範囲だし、今後も楽しみに実はしているのだ、このサイト。


それで、本人が楽しいって思えればそれで良しなんでしょうけど。まさに、先日書いた、レジャー感覚で山に登っているのかなあ? 
ちなみに自分だったら、こういう登り方は全然楽しくないだろうな・・・・
せめて、自分や仲間同士でできる範囲までは自力でやりたいし、たとえば最初は技術的な山ではガイドを使っても、いつかは自立した形でトライしたいものだと思うところだ。


まあ、自分は自分、人は人。
自分で楽しく思える山を今後もやっていきたいと思う。

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定年退職

私のかつての上司達が、このところ立て続けに定年退職を迎えた。うちの業界は割りと早目にリタイア時期がくるので、ほとんど54歳とか55歳位だ。出向、転籍、繰上げ定年退職、早期退職等、いろんな言葉はあるけれども、要は今の会社から、関連子会社や取引先に職が変わることになる。一部は転職先が見つかるまで今の会社にいるものの、今までのような管理職でなくて一般従業員の仕事(私と同じ仕事って訳だけど・・・ 苦笑)をするのだ。


彼らはちょうど団塊の世代よりも少し後ぐらいの人達だ。一番最初の上司だけは、実家が資産家だったので、40歳を少し越したあたりで独立起業して今では高級外車の中古車販売会社経営と飲食店関係等の仕事をやっている。とっくに自分の世界を切り開いて生きていっている。他の上司達は無事30ウン年勤め上げて、いつの間にか今年の3月で全員この会社には居なくなることになる。自分の仕事を見守ってくれていたり、周りから守ってくれたり、色んな思い出があるだけに、父親ほど年は歳は離れていないもののなんかとっても寂しい。


2番目の上司は気が弱いタイプで人が良いタイプだったが、子会社に転職なのでかなり近い位置にいるので、今後も会うこともありそうだ。でも、本当はその人は静岡で老後をゆっくり過ごそうと土地まで買っていたのに、静岡には良い就職先がないので、急遽出向中だった東京の今の子会社にとどまることになった。会社から出された条件は、「東京に自宅がない方はお受けできません」ということで、慌てて世田谷に新築マンションを購入(さすが、うちの会社の男性社員はリッチだよなあ・・・・)


3番目の上司は、ご夫妻とも東京出身なのに、何故か北海道に転勤した時に自然を気に入って札幌郊外のベットタウンに一戸建てを購入、今までも奥様と子供が札幌に残っているので半分ぐらいの年月を東京に単身赴任していた。今度の退職でようやく札幌に戻ることになった。一番今までで良い上司だったと思う。とにかく人物が大きい器だった。この人のためならば、こういう風に仕事したいな・・・って思わせる人物だった。とても人気が高くて、部下からすごく慕われた人で、毎年2回のこの上司主催のゴルフコンペ旅行は楽しかった。


4番目の上司は、相当頑張って部長様までおなりになったので(おおよその予想では無理だと思っていたが。。。うちの会社の部長になるのは、相当に大変・・・ ちょっとした会社の社長ぐらいの人数の上に立つのだもの。)転職先も結構良いところとなった。やはり第二の人生も第一の職場の出世次第かあ・・・・・


5番目の上司は、取引先に転職で、やっている仕事とは関連しているけど営業職なので結構大変そう。でも、とても前向きに仕事に取り組んでいる姿勢を感じられて、その人らしいな・・・って思うものだ。最近では山登りに結構熱を入れていて、私のマッターホルンの話を聞くと登りたそうだった。かなり健脚のようなので夢ではないかもしれない。


また上司というよりも、私のマンツーマン指導の女性の先輩は一足早く、割り増し退職金をもらえる早期退職をして、悠々自適。独身だったけど、親御さんもリッチなので、彼女はせいぜい週2回ぐらい関連会社でアルバイトで小遣い稼ぎしているぐらいだ。ある意味、男性の上司よりも断然優雅な生活を一足早く送っている。


こうやって書いていくと、もちろんもっとたくさんの人達に囲まれて仕事はしているのだけど、時の流れを感じてしまう。何人を職場から見送ったのかも、既にとっくにわからなくなってしまう。今回久しぶりに三番目の上司を中心とした送別会を行ったが、職場を離れても「この人には逢いたい、集まって昔のメンバーで飲もう」という気持ちになるのはさすがだ。


色んな上司がいたけど、やっぱり職を離れても一緒に飲みたい(といっても、自分は下戸なんで厳密には飲み会に参加するというニュアンスだが)と思うのは、その人の人間性だと思う。いろんな嫌なことも仕事では当然あるけど、時を経て風化していくなかでも、「この人となら・・・」って思うのは、やっぱりフィーリングとか感性とか、相性ってものだろう。「仕事はできる人だったけど、ちょっと・・・・・」というのは、困ったものだ。


間違いなく、残念ながら現在の上司は・・・・・・。現在でも、仕事を離れて一緒に飲みに行こうなんて思う人は稀。この間は、あまりにも可哀相なので若手女子社員が「誘ってあげましょ」という提案をしたのでご一緒いたしましたが、最後まで付き合いきれずに、自分はさっさと帰りました。愚痴の言えない飲み会なんて・・・・。残った人達は、上司を取り囲んでクレーム大会をしたのだとさ。ご本人はお酒が弱いので、どこまで部下からの注意指導を覚えているのか、甚だ疑わしいですが。。。。


まあ、サラリーマンは異動があるから石の上にも3年ということで、いつかまた再び素敵な上司が現れることを期待したいものです。

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