ニセコスキー 1日目~2日目
この時期に長期休暇が取れたので、ニセコに5泊6日でスキーに行くことにした。学生時代を除くと、社会人になってからはこんなに長い期間スキーを滑るなんて初めてだ。6日間もからだが持つかどうかがちと心配だった(^^;)
ニセコには一緒に行くHさんは7回目位、自分は4回目である。しかしながら、自分はまだ一度も完全なる羊蹄山を拝みながら滑ったことはない(苦笑) 1回目は山がどこに存在するかさえも全く不明だった。2回目は8合目位までは見ることができたが、山頂付近には常に雲がかかった状態だった。3回目は天気が全体によくなくて、帰る時のバスの中でようやく裾野を走っていてその全容を見ることが出来たのだった。(さらに実は夏に山頂まで登ったこともあるが、「どの山に登ったのかわからない」という状態で、結局このときも羊蹄山を完全には見ていないのだった)
それと、今まではニセコに雪が良いから来ていたのだが、最近はバックカントリーブームで手軽に新雪パウダーをニセコは滑れるという話がある。でも、今までの経験だとゲレンデだと圧雪しているし、どこを滑るのか?って感じなので、事前に友人のパウダージャンキーの某氏から情報を仕入れてきた。「最近のニセコの競争率はすごいよ・・・」とは聞いていたけど、さて実践ではどうなることやら・・・
よって、今回のスキーの目的は<ニセコパウダー三昧>&<完全なる後方羊蹄山を正面に見ながら滑る>を目指して出発したのだった。
◆1日目 3月5日(日) ◆
JALの始発便(羽田6:55)で千歳空港へ。バスで12:30頃ニセコの某ホテルに到着。チェックインが14:00からなので、着替えたり休憩したりしてからチェックイン後、14:30滑りだし。今日はひらふ5時間券にする。
天気は気温が高めで、上の方は雲があって風もあって、ガスっているような感じだったと思う。雪はゲレンデの下の方はさすがに少しもさっとした感じだが、センターフォー(クワッド)リフトで1000m台地にあがると3月とは思えないレベルの雪だ。ひらふゴンドラを最低3本は消化しないとリフト券の元が取れないので一旦ゴンドラまで下って、ゴンドラで上がる。ゴンドラを降りると見たことない新しいノーネームリフトがあった。これがオージー資本(オースラリア)で作った花園エリアへの連絡リフトだった。このリフトのお陰で以前よりもずっと移動がしやすくなった。
ノーネームリフトを降りると、右にホリデーコースというこれも以前滑ったことないコースが出来ているようで、初めてなので行ってみることにした。ゆっくり滑っていると、林道コースのような所をショートカットするような感じの樹林帯を幾つかシュプールが降りていることが判明。ちょこっと覗いてみると、ふかふか雪の新雪が残っている所があって、思わず試しに滑ってみると「わーい! わーい!」って嬉しい声を思わず上げてしまったほど快適。やや重めの雪ながら、これぞいわゆるコース脇のパウダーってことでした。滞在中、このルートは何度か滑走したお気に入りとなりました。
昼食抜きで滑っていたので、さすがにお腹も減ってこの日は5時半にはあがることにした。最後の1本で小回りくるんくるんとしていたら、思いっきり逆エッジに乗ってしまって、頭を叩きつけられるようにして転倒。左親指付近をつき指と、当然首は鞭打ち気味に。初日なのに参った トホホ・・・・。
◆2日目 3月6日(月) ◆
今日から本格的に滑るということで、張り切ってホテルでニセコ全山2日券を購入して9時半ごろにゲレンデに行ったところ、なんと東山のゴンドラが止まっているというので、これでリフト使っての移動はできないので、この日はひらふのみになった。山は上はガスがそこそこあって風も強い。いずれも一番上のリフトは完全運休。そもそもリフトに乗っているのは結構辛い寒さ。ゴンドラと風防リフトをメインに使うことにする。
花園エリアはリフト脇の林間を滑ってみるが、既にシュプールがあってあまり快適ではない。リフトに乗っていると、右手の山の中から人がゾクゾクと滑ってくる。近くに居たボーダー君が解説してくれた。この日は上のリフトはやっていないので、わずかに登った地点からコース外に出る看板があって、そこから外にでる。それにしても、この時は、皆がぞろぞろとこぞってコース外に出るには驚いた。地形をみると、ぼーっとしたすごく広い沢筋と右手は樹林だ。自分的にはあまり沢筋を滑るのはちょっとやっぱり雪崩とか心配だし・・・・って感じだ。それで、右手の樹林帯をからめて滑るが、これまた相当な部分にシュプールが既にあり。沢の中央は既にゲレンデ状態(苦笑) 正直あんまり楽しい斜面ってほどでなくて、雪もイマイチで1本でやめる。それにしても、ボーダーがメインだけど、皆新雪狙いで想像以上にメジャーなコースでした。
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(左写真)コース外へ出る所の表示。ひらふエリアは全て日本語と英語表示が併記されているのが特色。
(中央写真)実は花園のコース内を滑っている人よりも、コース外を滑っている人のほうが多いという現象。
(右写真)自分達は右片斜面の樹林の方がふかふかしているので、そちらを楽しみました。
一度は花園エリアを一番下まで滑走したのですが、残念ながらモーグルコースにはコブは皆無。面白かったのは、<モーグル林間コース>というのがあるのですが、「え? モーグルを林の中でするの?」と二人して驚いたのですが、それらしきコースは見当たりません。どうやら、ここのエリアはオージー資本なので、近くにあった<モーグルコースの近くにある樹林帯の中を勝手にお滑りください>というコースのようでした。その樹林帯というのが、針葉樹の樹林帯で、相当に樹のピッチが狭くて、とても密林状態でした。さすがに自分では滑る気にはなれないコースでした(苦笑) コースを規制することでの外国人の考え方がうかがえて、面白かったです。(要は自己責任で滑ってくださいってことなんでしょうね。雪崩の心配でもない限り、必要以上の規制はしない、樹に激突するかどうかは自分の判断ってことでしょうか。)
相棒のHさんのブーツは最近買い換えたばかりのラングのブーツで、うちくるぶしに相当靴があったって泣きそうな状態になってきたので、残念ながら15:30頃に引き上げることになった。
自分は、一人残ってゲレンデ練習を重ねる。カービングターンがいまだによくわからないので色々と試してみる。でも、やっぱよくわからない。昨日のホリデーコースの樹林コースも滑走。この日は早目にナイター照明が灯ったので、やっと雪面が見えてきた。大分冷えてきて気温はマイナス13度だった。ナイターの方がよく滑って、ついつい練習を重ねて18:00頃まで練習。さすがに疲れた。
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コメント
この時期に長期休暇は羨ましいかぎりです。
北海道は過去に富良野に行っただけなので、レポを興味深く拝見しましたがニセコは相当に楽しめそうなエリアですね。
こういうシチュエーションだとBANDITがぴったりですね。
投稿: めえ | 2006/03/13 19:09
う~ん、滑りだけで疲れる迄滑れて羨ましい。。気合も充分なのが伝わってきますねー。。
投稿: お気楽 | 2006/03/13 22:30
★めえさん
レーサーのめえさんにはダウンヒルが売りの富良野が似合いますね。ニセコはふかふか雪を楽しむ感じで、B2以上の太い板やポケロケや極太板が似合いますね。自分のは持ち運びを考えて軽さでB1ですが・・・。
★お気楽さん
皆さんを羨まがらして、スイマセン。
私は、若い学生のうちに滑り込みをもっとしていれば・・・とお気楽さんを逆に羨んでますよ。(笑)
投稿: MINMIN | 2006/03/13 23:13
長期休暇でニセコですか~
パウダーをお腹いっぱい食べて満足したところで、来週からはザラメでしょうか?
羨ましいかぎりです(笑)
投稿: Sugi | 2006/03/17 00:14
どうも、この時期の長期休暇は美味しすぎ?(苦笑)
パウダーはお腹一杯というよりも、まだ7分目ぐらいでした。
ザラメはいつからになるのかなあ・・・
御殿場からだと、やっぱり雪山はやや遠い感じで恐縮です。
投稿: MINMIN | 2006/03/17 21:17