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2006/04/18

ご褒美というけれども・・・

3月末の決算が終って、会社の方は4月7日でひと段落。最後になって溜まっていた仕事を随分片付けたので、お陰で疲れてずっと風邪気味傾向でした(情けない・・・)。やっぱ3月上旬にスキーで一週間も休んだツケがまわってきたのかなあ・・・(大苦笑)。会社は休暇を取るのも義務なので、とらないのも悪いし。かといって、1月中旬からずっとラストの私まで、毎週誰かが職場に1名か2名いないという状態は結構キツカッタ・・・・。居ない人のフォローを常に周りの人でサポートする仕組みだけど、やっぱり仕事量も多くなるので二ヶ月間こういう状態が続くとシンドイです。


会社は会社の都合で労働時間を増やした分を給料で補うのでなく、有給休暇を5連休多く与える方策なのだけど、皆が義務的に休暇をもてあまして、年度末に集中してとる結果になったのも困ったものだ。本当は2月に取りたかった休暇も他の人が先に選択しちゃったので、やむなく3月1週目になってしまって。一応金融関係なんで、年度末は忙しいので、やっぱり先手必勝で1月か2月がよかったなあ。(パウダーだしなあ・・・)


一応、少しは成果が上がり、会社の部署内での小さなキャンペーンでちょっぴり成績がよかったので上司から2番の自分にも下さったのが、この大きな草加せんべいなのです。(左下のが、標準サイズのおせんべです)自分の顔の形よりも遥かに大きい。


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上司が草加に住んでいるので、必ず皆も上司の顔を立てて賞品は「草加せんべいを希望」というのですが、おせんべいは美味しいけど、実は自分の前歯は差し歯で、歯科医より「絶対に前歯で物を食べてはいけません。これ以上歯を折ったら、直せなくなって、入れ歯かブリッジになりますよ」と厳命されているのです。


頂いたおせんべいは美味しい味だけど、<思いっきりこれ以上ないぐらい硬いです> 
手で予め割って、口の奥で食べるのですが、ちょっとノルマチックに大きすぎて、参ってます。もらうんだったら、本当は自分には柔らかい物が欲しいですが、そうも言えないので厳しいところです(大苦笑) 


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2006/04/17

「バックカントリースキー&スノーボード」今秋出版予定

山と渓谷社から、「バックカントリースキー&スノーボード」の本が、この秋から出版されるらしい。私が大ファンである、菊池哲男さんが現在写真などをほぼ撮り終わって、これから本の形にしていくのだそうだ。菊池カメラマンのHPにそのことが載っているのを発見したので、これは楽しみ♪

HPの掲載場所の場所はここをクリック。


菊池さんが編集した赤い本の「スキーツアー」の本は自分にとってのバイブルみたいなもの。従来の山スキーは「山スキールート図集1,2」(白山書房)に代表されるような概念に対して、滑走を重視して、写真もきれいで、とっても私のお気に入り♪


最近では、2004年秋に出版された「バックカントリー120ルート」というガイドブックもこの手の本で持っているが、この本については随分前にこの日記でも取り上げたけど、(カテゴリー>山の本&映画&TVをクリックするかかと、2004年11月ぐらいに掲載してある。)、極めて客観的にかけていて、間違いも多く、読んでいて不快感に感じる部分も多い本なので、極力あまり読まないようにしている(苦笑) 大体、幾ら元気な若い男性だからと言って、谷川岳ロープウエイから谷川岳山頂まで1時間で到着は速過ぎ・・・・。(速さ自慢をするのは、こういうガイドブックでなくて、自分のHPやブログでやってくれってもんです。まともに読んでこれが当たり前だと信じてしまう読者がいたらどうなんでしょう?出版者としてのモラルを疑う。せめて最速の人は1時間、遅い人は3時間とか、標準の人は・・・みたいな書き方でもする配慮があってほしいものです。また雪のコンディションが違えば相当時間も違うだろうし。)


まあ、想定している読者層は比較的ゲレンデスキーから入ってくるような人達で、そんなに高レベルをターゲットにしている訳でもないだろうから、ここは是非無難な客観的な記載でのガイドブックの出版を楽しみにしております。

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2006/04/12

ニセコスキー 5日目~6日目

◆ 5日目 3月9日(木) ◆
前日からの雪は朝方まで激しく降っていたが、朝には小降りになってきた。天気は回復傾向だ。今日は気合でパウダー滑るためにホテルをいつもより早く出た。リフトは8時半からだが、少し前から並ぼうと・・・・


な~~んと、10分か15分前ぐらいにリフト乗り場に到着したら、既に行列。自分らはたぶん100m位先頭から後ろぐらいか?まあ、それはいいものの、なんとなんと、その行列の顔ぶれがまさにニセコはインターナショナルっていうけど、実に7、8割がオージーらしき外国人!!! 日本人は寝坊なのか、パウダーフリークはオージー(オーストラリア人)が多いのか知らないけど、とにかく皆さん気合が入りまくりなのです!


見たことないような極太板のスキーとか、見るからにそれ風です。日本人は一応私ら二人と、ぱらぱらとと行列の中には居たのですが・・・・・。外人さんはテンションも高いし、体もデカイから目立つのかもしれませんが、とにかくパウダー前に外人さんとのニセコの新雪争奪戦がすごそうです。


リフトの上ではHさんと今日の作戦会議です。やっぱり、昨日の夜滑った美味しいキング第三の脇の樹林の辺りを中心にして、あとは、リフトの開始具合に合わせて移動する。後半には見晴らし裏をやろう・・・・という感じです。ニセコアンヌプリの山頂にハイクアップする連中が今日も多そうだから、彼らが上に上がっている間に、リフトを使ってなるべく新雪のおいしい所を朝のうちに攻めよう・・・・。


とにかく、他の人もほとんど皆がまっすぐキング第三リフトに滑り込んでいきます。まるで競争のように一目散。朝陽を浴びてふかふか雪がたっぷり♪ リフトに乗っていると、早くも第一陣が降りてくるのが見えました。昨日よりもさらに雪が降りすぎて、下りラッセルみたい? あまり速度が出ないよう?


期待に胸を膨らませて、樹林帯の上に滑り込みます。・・・といいたいですが、既にそこまでも太腿まで雪があるので、先行シュプールをたどらないと全く進みません。やっと樹林帯の上に到着。ここから正規のルートまでがちょっとした短い樹林帯となっていて、楽しい所です。いざ~~って滑り始めたら、本当に軽いパウダーで嬉しい悲鳴ですが、胸シャワーで雪を蹴散らしていきます。この浮遊感がたまりません♪♪ うまくなった錯覚ですが、それにしても雪が深すぎて、回転は???ってな感じです。ようやく体を浮かせて正規ルートに戻ったころにはへろへろ。それにしても、ボーダーというのは、全ての樹林帯を横に横切っているだけで、回転しないのが不思議?


とにかく、人が上がってくる前に勝負!!ということで、このお気に入りの樹林帯もどきのコースを4本も滑ってしまいました。4本目が終る頃には、ほとんどのあらゆる樹林の脇にはシュプールが刻まれて、足の踏み場も無い?じゃないけど、主にボーダーが作った横ラインの筋だらけ・・・・・。スキーヤーとしては、斜面は垂直方向に降りたいのですが、彼らボーダーの横ラインで、まるで階段状の段差の斜面になってしまってました(苦笑)


さすがにこの斜面は約1時間で食い尽くされてしまったので、別の斜面ということで、ノーネームリフトに移動。このリフトの右手の樹林斜面のコースは、日本人の今までの感覚だと、ゲレンデじゃない感じだが、ここはオーストラリア資本の場所なので、立派にゲレンデ。はやくも樹林帯の深雪にシュプールがそこそこあるので、避けるように左に左に滑っていった。とっても気持ちよい斜面だった。あんまりきつくなくて、樹間もそこそこ・・・・。ところが、リフト乗り場に行くには最後は右なのだが、近くまで行くと、完全ラッセル・・・・・。スキー場のゲレンデの中で太腿までラッセルっていうのも珍しいけど。。。。 


それが、さらに左向こうからは外国人の中年のご夫妻が私らと同様にラッセルしていて、お互い笑ってしまう。私の方がリフトに近かったので、懸命に先になって大汗かいて、雪を漕いでいると・・・・・なんと、リフト乗り場の近くに下りるには2m位の段差になっており、トホホ・・・・・。まともに横滑りで降りると骨折しそうな高さなので、なんとか低い所を見繕って、1m位の段差で済む所でやっとこソフトランディング。リフト乗っている人からは馬鹿みたい・・・って思われたでしょうね。。。でも、楽しい樹林滑走ができてよかった・・・。さらに、懲りずにもう一本同じリフトで登って、今度はラッセルなしで済むルートを滑る。


そうこうしていると、待望の一番上のリフトが運行開始。今まではガスが強くて閉鎖されていたのだ。さっそく登ってみる。今日もアンヌプリ山頂に登る人が多い。さらに驚いたことに、ゲレンデパトロールには、白人の男性もいて、アンヌプリにハイクアップする人達を監視&アドバイザーをしていた。私達は、ゲレンデ内も良いけど、皆がぞろぞろとコース外に出ているのでちょっとだけコースの外に行ってみることにした。(ここは、コースの仕切りのすぐむこうの場所)


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(ニセコひらふでは、毎日要所に雪崩情報が掲示される。全て日本語と英語。日本語の文章が実は英訳調なので、恐らく雪崩情報を分析している人は外人さんだと思われる。)


ここの斜面は35度ぐらいはあると思うけど、本当にすごいパウダーで、腰まで沈み込んでしまう。。。。。顔シャワーもモチロン♪ 滑りはさすがにここまで深雪だと、自分ではあまり納得までの滑りはできないけど、転ば無い程度に思い切り抜重系で大きなターン。深くターンすると止まってしまうので、そのあたりのさじ加減も難しい。Hさんは、結構今日はショートターン系の滑りで決めている! ほとんど美味しい料理をむさぼるかのように、夢中になって4本ほどコース外を滑る。それにしても、肝心の本物のゲレンデコースを滑っている人を1とすると、私らみたいな、ちょこっとだけ「外」を滑っている人の数が3、完全なバックカントリーの分野を滑っている人の数が5ぐらいの感じ・・・・・。要は、こんな時のほんもののゲレンデはニセコでは空いているのだ・・・・(苦笑)


このちょこっとコース外ルートは下の方で左に滑り込むと沢状の所となって、最後の1本は花園エリア経由のBCエリアを滑る。2日目にも1度来たルートだが、なんだかBCなんだけど、完全ゲレンデ状態で緊張感がない。でも、ここも左の山から雪崩れると恐いルートなので、早々に退散。山頂からは多くのボーダーやスキーヤーが既に多くのシュプールを山に刻んでいた。花園から再び上がってくると、今度は東山に近いひらふ上の一番最上部のゲレンデが空いているのを発見。今日はひらふの1日券なので、ひらふのゲレンデしか滑れないが、そこまではリフトも使えるので(このリフトは14時には終ってしまうというリフト)早速上がってみる。既に昼ごろ。さすがにお腹空いたなあ・・・・。


ところが、これがまた美味しい斜面で、斜度は30度程度がコンスタントに続くのだが、非圧雪のコースでもさもさチックなパウダー。雪が標高が高いのでぱふぱふしていて、簡単に自分の苦手のショートターンが決まるのにはびっくり♪とってもうまくなった気分。斜度に負けないように最大斜度に向かって滑り込むのは、羊蹄山に向かってまっしぐら~ってな感じなので、ニセコらしい高揚感がぴったり♪動画を撮りあったりして、これまた楽しむ。昼食前の軽い1本のつもりが、4本!も滑ってしまって、さすがにパウダー満腹です。


やっと14:30からキングベルの食堂で昼食。実に1回トイレを行った以外は休みなしに8時半から5時間滑りっぱなしというのも過去最高かもね・・・と二人して話すのでした。さすがに疲れたので、後半は軽く・・・・ということだったのですが。。。。


一旦、ゴンドラ駅まで軽く1本。下の方の雪はさすがに今日の大分温かくなった状態で春ぽい雪になってました。ゴンドラで上がると、昼食後の軽いひと登り?で例の見晴らしへハイクアップ。もう大分陽も傾いてきてます。案の定、既に美味しそうな裏山滑りは食い尽くされた後かな?と注意深く見ると、一番滑走距離は短いですが、ボーダーが狙わない一番左のルートを発見。重めのパウダーでしたが、綺麗な新雪の斜面を春の傾きかけた陽射しの中で滑るのは快適♪ 気分は最高です♪♪ さらに下まで滑って、もう1回ハイクアップ。今度は右ルートに挑戦。ところが、ここはボーダーの激戦区なので、ほとんどシュプールだらけで快適な所は全くなし。ほとんど滑る場所を求めてスキーを履いた藪こぎです(苦笑)藪を縫ってようやく広い斜面がみつかったら、まるでゲレンデ状態トホホ・・・・・

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(滑り込んだ見晴らし裏の斜面)


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リフト券の時間も迫っているので、もう1本だけゴンドラで上がって、最後は今日の素敵な一日に感謝しながら、ゆったりとクルージングです。朝からよく滑りました、おつかれさまでした。


◆ 6日目 3月10日(金) ◆
今日は最終日。荷物を出してチェックアウト。それからスキーに出かけます。天気は朝から良く、今日は風があって、やや寒いです。10時過ぎにスタート。あまり上は寒いので、今まであまり滑っていなかった真ん中あたりの中斜面のまったりした斜面を中心に動画撮って遊びます。もさもさしている所などもあって、いろんな春らしい色んな雪質が登場します。


昼食はエースビルという所で摂ったのですが、これまたびっくり。昼下がりの少しゆったりしたレストハウスは気が付くと、私らの2名以外の周りは全てオージーらしき白人ばっかでした・・・・。ここの食事メニューは、ちょっとおしゃれな感じで、ボールに入ったスープとガーリックトーストのセットとか、なんとなく欧米のスキー場のメニューっぽいなのです。外人さんが多いのは納得です。

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昼食後、最後に今回スキーの見納めと思って、一番上の斜面で2本ほど急斜面を滑って満足。さすがに足が疲れてます。あとは、ゆったりと下まで丁寧に滑って終了。2時過ぎにはゲレンデを後にします。金曜日なので、ちょうど東京などからのツアー客が到着する頃合です。


ホテルの露天風呂にゆったり羊蹄山を眺めながら入り、4時過ぎのバスで札幌千歳空港に向かいます。二人ともパウダー滑りや、練習することの楽しさが共通していて、とても楽しいひとときでした。

*************

ニセコはとってもインターナショナルなスキー場に変身していて、楽しいさも高まったと思った。自分も本当に久しぶりにじっくりとゲレンデ練習ができてよかった。本当はリフトが止まってしまった日にはスキースクールに入ろうと思っていて、それができなかったことだけが残念だった。来シーズンにも、ニセコに行くことができたら、やっぱり1,2月のよりパウダーが多く狙える日に行きたいなって思うところです。それと、スクールに入ってもう少し足前をアップさせたいものです。今回多くの動画を撮ってみて、色々と思うところもあったので、今後に役立てたいと思う。

山スキーシーズンは、あともう少し。怪我のないように、安全に楽しみたい。

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