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2006/07/08

日和田で平日クライミング

クライミングの教室に通い始めたので、ある期間までに日数を消化しなければならないので、思い切って平日に休みを取って参加することになった。小川山などの遠隔地だと宿泊代もかかるし(テントの選択はない・・・・)、交通費もかかるので、日和田は大変ありがたい。なんせ往復交通費が1000円未満!


【2006年7月4日(火)】
高麗駅に9時集合。参加者3名位のはずが、なんと8名。さらに午後休暇を取って4時ごろにかけつける人がもう1名いるということで、あまりの人数で驚く!


小川山でもご一緒したSさんの他は全員初めての方だが、72歳の女性Iさん、お孫さんがいる女性Mさん、あとはまったくの岩初めて(山自体も初心者か?)の男性や、昔少しかじったことがある方など、全体に年齢層は総じて高い。いつもは平日だと大体3~5名ぐらいのことが多いそうだが、今日は天気が梅雨の合間でよさそうだということで、急遽参加を決めた方も多いようだ。


ロープ6本を分担して持って登るけど、日和田の岩場に着くまでが最高に暑かった。自分は2年ぶり位で4度目。今までは女岩しか登ったことないが、初めて今回は男岩である。日和田はフリークライミング発祥の地なので、先生はフリーが始まる前からの人なので、解説などもうかがう。平日で他には誰もいないかと思ったら、他に2パーティー位がいたが、休日のすだれ状態の岩場からすると、我々の独占状態という感じだった。


男岩西面に登るロープを3本張って、それと懸垂練習用のロープを2本。先生は、まずは今日始めての岩の人にロープの結び方から説明するので、他の人は各自で登る感じになる。自分は苦手の?ビレイを最初に買って出た。先生も私をちょっとチェックして問題なさそうと一応合格? 


私がビレイした人が登ったのが、有名な松ノ木ハング(5.9★)。生徒は、ここをまず目標にしている。トップロープで登れた人は次はリードで・・・という感じだ。Mさんがチャレンジするが、4、5回ぐらいレストを挟んで相当粘ったが登れず。以前から何度も挑戦しているようだ。かぶっているルートなので自分も苦手だろう・・・・。ここのルートの場合、上のガバは掴んではいけない所もあるので、手限定のルートだ。Mさんは結構重たいので、ビレイが長い時間で少し大変だったので、先生が便利で手を休める方法を教えてくれた。これは便利!

さて、自分の登りだが・・・

◆松ノ木ハング
最初にここを登ったが、ハングルートは恐れ多いので、右の楽勝ルートを登ることにしたが・・・・
実はハング下まで行くのに最初なのでルートがわからず。ハング下のクラックがやっとわかり、ハング横に到着。抜け口をクリアすると立派なテラスがあり。ここから懸垂を別のロープでもできるようにしてある。(トップロープで確保されながらの懸垂なので、非常に安心な懸垂の練習方法です)
自分は、ハングの上のルートをやってみたところ・・・・これがなかなか壁立っていて、どこに足を置いていいのか全くわかりませ~~ん状態。しばらくトライしたが断念。最初なのでロアーダウンで降りる。

◆ステミングフェース? 5.7
正規ルートがイマイチよくわからない状態で取り着いて、簡単に諦めてしまった・・・・
午後になって再トライする。全体に岩の下部が梅雨時で湿っていて、ぬめりがあるので滑りやすくて思い切って行けない・・・・・。松ノ木ハングのテラス付近の右まで寄り道して登ったので、登れたことになるか?

◆クラック 5.7
このルートも、ラインがイマイチわかりにくい(どこでも登れそうで?) ワンテンがかかったような気もするが、一応上の支点まで到着。ふむふむ、こういう具合に支点を作っているんだ・・・・と観察してきた。


3本登ったところで昼食。この日は昼頃に一時雨が降るかもという予報だったが、怪しい雲も遠ざかったようで、なんとか降られずに済みそう。風は結構爽やかで、森林浴気分。


午後からは小一時間程度、ビレイポイントの構築、ロープワーク、懸垂のやり方のいろいろ、ATCガイドの加重抜きの実演などを学ぶ。本でわからない点なども色々と質問もできて有益だった。


午後からは仕事を片付けたWさんも2時半には到着して、早速トップロープで確保しながらの擬似リードの形での松ノ木ハングのトライがあった。先生のやり方とは違うヒールフックを使っての登り方だった。Wさんの課題はハングを越した上の部分が苦手ということで、なんとか登れたようだけど、すんなり登れたレベルではないので、とても悔しいようだった。


自分も今度は松ノ木ハングを少しトライ。Wさんが大声で色々レクチャーしてくれるので随分助かった。核心の左手を取るまではいけたが、そこに右手を添えて足を上げていく・・・・という所は全く途方に暮れる。でも左手の部分まで行けただけでも、今日はまずまずかな? 3回位トライしてみた。左から乗越こすと10.b~cらしい。このルートだと身長がある方が絶対に優位のようで、先生のように手のリーチを含めて30センチは自分よりもある人は難しく感じないようだ。背が低い人は別のムーブでも考えないと駄目だろうなあ・・・・・ たぶん、ハングについてはジムで多く練習すればヒントが出そうな感じがする。


午後からは左上にもロープが張られた。
◆重箱ルート5.10b★
自分には難しすぎると思いつつも、だめもとでトライ。まずは最初の壁まで上がるのが第一の関門。なんとかクリアして小広いテラスにあがる。そこからは陽射しで岩が乾いていて割りと登り易い箇所がある。少しだけ体重移動が前よりスムーズにできたり、ちょっとはマシになった気分。割とスラブ的な感じだったのが心理的に良かったのかも?最後の部分は右に行き過ぎて行き詰る。先生がいい感じで行っているよ~と下から声がかかる。正規ルートは左の方でカンテを使うと良いらしいので、一旦少し下の位置に戻ってそちらにトライを試みるが・・・・。そうなると、手と足をどこにおいていいのやら? もう一度右側ルートでやってみるが、あと2手登ればフィニッシュだが、どうしても取れない・・・・・・・ 3回位のテンションで腕もパンパン。指先も痛いので敗退。


◆バルジ 5.8★★
上のルートで完全に腕がいっちゃっているので、下のなんでもないところで、腕がパンプ。トホホなトライで終了。


教室は一旦4時で終了して、希望者だけ6時頃までやりましょう・・・ということだったので、結局5時半まで岩場で練習して残った4名と先生で下山。
雨に降られることなく、大変にラッキ-な平日クライミングでした。休暇を取ってまで行っただけの価値がありました。残念だったのは、全体に岩が湿り気味なのでぬめって思い切りトライするのが躊躇する部分が多かった点かな? もっと安定感のある登り方ならばすんなり登れるのでしょうけど・・・・。やっぱ、まだまだ修行の道は遠いと感じた一日でした。

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コメント

なんか楽しそう♪♪
こんなに何本も登ったのですか! 凄いなあ。
自分へのご褒美で、これからもたまには平日の登山も良いのでは。

投稿: REI | 2006/07/08 16:06

クライミングは楽しいけど、あまりに下手っぴなので、開放感を伴った楽しさまでは味わえてません(苦笑)

自分へのご褒美・・・・そうですね、今の職場ならたまにはできそうなので、時たまやりたいものです。

投稿: MINMIN | 2006/07/08 22:34

クライミング教室は、メンバーは結構まちまちなんですね。

楽しそう。MINMINさんは、やっぱり集中力すごいですね。

ハイキングで行ったときに、日和田山で岩を登っている人をちょっと見学しにいったことがあります。

ハング気味のところとかは×だけど、岩の感触は結構好きです。でも、もう重たくなってしまったので、怖いだろうなあ。

投稿: ぴとこ | 2006/07/08 23:56

ハイキングで日和田山に登ったことがあるのですね。住宅街の外れみたいな場所だけど、結構うっそうとした樹木が立派で、意外なスポットという気がします。


ハイキング道は最近とても整備されているようで、幾つも立派なハイキングの道標が作れらてます。以前はぴとこさんも岩をやられていたんんですよね? 自分は遅いスタートですが、ぼちぼちやってます。

投稿: MINMIN | 2006/07/09 12:22

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