紅葉の小川山でクライミング♪（1日目）

今年２度目の小川山クライミング。岩自体が、８月上旬以来なので２ヶ月ぶり（＾＾；）
先週の大寒波と打って変った紅葉の美しい穏やかな小川山でクライミング三昧でした。今回は、ナチュラルプロテクション（ＮＰ）ルートを中心にしてクラック登りがメインというので、右足の爪がとっても痛いのに、クライミングシューズをそもそも履けるのか？って位のレベルなので、岩に足なんか突っ込めるか？心配・・・・・。

朝から中央線が事故で早朝は不通だったので、たどりつけるか心配だったが、大混雑ながら、やっと塩山から座れた。（まあ、自分はザックの上で座ってはいたものの）　信濃川上駅に到着すると、Ｓ先生（ガイド）は非常に辛そうな風邪のご様子。胃が痛くて、ぞくぞく悪寒がするという。連休後半から穂高の屏風岩を登攀ガイドしてきて寒さで風邪引いたのかなあ？

今日はなるべく陽当たりの良さそうなアプローチの近いエリアを探して登るという。兄岩エリアに到着。岩を回り込んだ所は理想的な風がこない陽射しの暖かなエリアだった。心配されたＳ先生はとにかく一気に3本のトップロープを張って、ちょうど生徒の中に看護婦さんがいて、お医者さんで処方するちょっと強めの解熱剤を飲んで、ダウンに包まって、張るカイロを何枚も背中に張って震えに耐えてました。（もちろん時折指導もするんですけど。みていて顔色悪く、辛そうでした）

早速張ってもらったトップロープでクラック練習。私は手に巻くテープの巻き方を先生から教わり、初めて手にテープを巻いてクラックをやってみました。

○金太郎　５．９ＮＰ最初は手にテープ巻かないで登ってみましたが、まあテンションかからずには登れました。
次に、足の着く所でジャキングの利かせ方を何度も試す練習。クラック修行を最近中心にしているお姉さまのＹさんに色々と教わる。＜ジャミングが効くという実感＞を初めて本気に勉強した気分。２度目にハンドジャムを意識して登ると、やはり１度目よりはスムーズに登れました。

×もみじ　5.10ａ　ＮＰ　★★最初の２ｍぐらいを登るのでさえも、クラックや微妙な部分をクリアするので、なんとかそれはできたけど、後半の核心よりやや下地点で、スタンスがみつからずに早々にギブアップ。

○マガジン　5.10a　ＮＰ　　★　
美しいコーナークラックで、ずっとフィンガージャムが必要なルート。雑誌をちょうど広げたような形状からよくネーミングしたものだと思う。自分は10aは外岩では１度も登れたことがないので、駄目もとでトライ。指だけがひっかかるようなフィンガージャムという形状は初めて体験。下で練習していた通りにやってみると、最初は僅かしか登れないと思っていたが、3分の１位まで登れた。それでも、自分としては初めてジャミングが決まった！という実感もあったので、時間を置いてもう１回トライ。半分ぐらいまで登れればあとは楽勝らしい。何度もテンションがかかって、半分ビレイヤーが強めに張ってくれていたお陰で、どうしてもクリアできなかったスタンスなども何故か登れて、大変ボテボテの登りながら完登！！　トップロープではあるが、外岩での初5.10ａ達成♪

ここの場所は、川の流れや対岸のキャンプ場などを見渡せる景色のよい所（ただし、断崖で端は切れ落ちている）で、珍しく小川山でも日当たり良好で景色も良くて、すっかりお気に入りです。紅葉のやさしい秋の陽射しの中でのクライミングは楽しかったです。　

西股沢を見下ろして

マガジンのコーナークラック