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2006/10/22

紅葉の小川山でクライミング♪(2日目)

引き続きこの日も青空が広がる絶好のクライミング日和。

この日は8時半頃に小川山の駐車場に到着したが、すごい数の車の台数だった。川を渡って今日も行くが、昨日より上流の位置で渡るのだが、飛び石づたいに渡る時に右足が水に浸かってしまって冷たい(替えのサンダルは車の中で、靴下も冷たくて参った・・・・) 登る時はクライミングシューズなので良いが、それ以外は冷たい靴を履いている羽目にトホホ・・・。

さて、9時ごろにマラ岩付近に到着。

一杯クライマーが壁に既に取り付いており、先生が予定していた場所は既に占拠されていた。それで、妹岩にやってきた。今日もクラック修行主体だ。(全てトップロープ)

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青空と金峰山(頂上の五丈岩が見えているようでした)

○愛情物語 5.8NP
クラックが流水溝となっているために、NPがセットしにくくて、かつて死亡事故が発生した現場(ひぇ~~)
机上講習会でもその話を聞いていたし、朝一でS先生もイマイチ気が進まなかったようだが、(ちょっと縁起悪いよね)、そこしか簡単かつ登れそうな場所がなかったので決定。ずっとクラックだが、寝ている斜度で、適度にサイドのフェースを足で使える。自分的には後半のクラックから右の上の所に乗り越すのがやりにくかった。

後で、もう1回登ることになったが、トップロープで確保されながら、NPのセットを自分で考えながらやって、かつ、バックロープを引いて行ってNPにロープをかける・・・というリードの真似事をやることになった。初めて持ったNPのギアは、10数個ぎっしり入っていて、重たい!! 全く初めてNPをセットしてみたが、まずどのサイズのギアを使うのか、本当にこれに命をかけるられるようにきちんと岩にはまっているのかが、自分では一生懸命引いて確認してみたが疑問・・・・。ロープのセットも最近はジムをサボっているせいもあって、クリップが超下手。下半分までに4つ位NPをセットしたが、後半はヨレてセットできず。後半はのっぺりして、小さなクラックがないので、セットもしにくいようだった。改めて、NPをセットするのは、相当に余裕がないとできないことだと実感した。なんとか2度目も上まで登って終了。素晴らしい紅葉を堪能してからロワーダウンした。


○カシオペア軌道 5.10a ★★ 
やっとクラック以外が登場。本来は2Pのルートだが、下だけを愛情物語と同じ終了点に右に最後はルートを取ると10a。本来ルートだと10bらしい。ここは途中の核心2手ぐらいが難しいという評判。逆にそれ以外は見た目よりは容易だそうだ。最初の取り付きからは私の好きなスラブ。問題の最初の1手は手が届かない。皆も挑戦するけど、何度もトライして・・・という人ばかりだった。自分は途中でテンションかけていたら、なんとロープに振られておっととっと・・・・・ 振られて岩場に女の子座り(横すわり)になってしまった。皆から変な休み方で色っぽい?なんて言われてしまった。(大汗)気を取り直して5回ぐらい?テンションかけていたら、左のスタンスが比較的効くところに立てて、核心1手が取れてやっと登れた。ハングの下に手をアンダーで持つとトラバースも容易で、岩を乗り越してからは右右と進むと終了。


×ジャックと豆の木 5.10b/c NP ★★
スクール生の比較的登れる2名のためにセットしたもの。1名はスイスイ登れるようになった。もう一人の方は背が低いので、かなり苦戦して、ずっと張り付いてほぼ1日ムーブを2名で研究されて解決していた。他の人は全く登らない人も居たが、自分は一応形だけ、初めて10b以上を触った。 ここも見事なクラックだが、斜上していてハングしていて見るからに難しそう。ずっとトップロープを張ってあるのでトライしたが・・・・。3mも登れないかと思ったが、色々とアドバイスを頂き、5mちょっと位まで進んだ。「クラックの中にガバがあるでしょ!」といわれたガバは、たった3ミリぐらいの出っ張りだったトホホ。上のレベルになると、これがガバと言うものなのかと結構ショック?だった。


×ホリデー 5.9+ NPとB ★★
ジャックと豆の木で体を使い果たした自分は、根性なし子で途中の斜めに登っていくところであっけなく敗退。どういう形で岩に取り組むのか、よくわかないルートだった。ぜんぜんホリデイ気分じゃあなくなりました。


○屋根の上のタジヤン 5.9
今回の小川山で一番気持ちよく登れたルート。完全なノーテンションでどんどん快適なスラブを登れて嬉しかった。このルートならば、いずれリードで登れるかなあ?(でもスラブのリードは恐い?) 最初の早めにトラバースするところが核心で、左に回りこんだあたりからは、足のスメアリングが効いて楽しかった。


×カサブランカ 5.10a NP ★★★
超人気のクラックルート。見事な青空にすっくと伸びたクラックは、なんとなくカサブランカ→映画では別れの映画だからクラックなのかなあ? 足ジャムを8割ぐらい使って、完全に手は補助にという。今回の講習でなんとなく手と指のジャミングはわかってきたが、足はまさに勉強に相応しい1本。先生や上手い人を見ていると「足の小指側から上の位置から差し込む。よこから見ているとソールの裏が見えるような感じで入れるとよい」というが・・・・・。背の低い人だと上から3分の1の場所にハイステップの場所があり。そこが核心らしい。自分が登ってみると足のジャミングは足の骨が痛くて、時々「痛いよ~」の絶叫状態? 骨が痛い、爪も痛い、足が抜けなくなりそうになること数度。核心どころか、その5mぐらい下で敗退かと思ったけど、なんとか頑張って登って核心下まで到着。核心はクラックが広すぎて、かなりハイステップのクラックに足を入れるしかありません。だけど、そこには足が届かない・・・・・。時間切れで敗退。またいつか是非トライしたい素敵なルートでした。

後で登った先生の登りを見ると、なんとS先生の足は大きいので、私が広いと思ったクラックに足を差し込むだけで簡単に登れてしまいました。こればかりは、自分の体のサイズとクラックの場所をよく見極めることということでしょう。目一杯4時半まで岩場に居て、下山の頃には陽が翳ってきておりました。なかなか充実した2日間でした。

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