アバランチナイト~日本雪崩ネットワーク主催~
昨日は、渋谷で行われた日本雪崩ネットワーク主催の雪崩講習会に参加してきた。私は初めての参加。そもそも山スキーMLで募集されていたもので、参加費は無料だけど、事前予約が必要というもの。お気楽さんとTAKUさんが既に申し込まれていたので、自分はその同行者ということで参加した。TAKUさんは残念ながら当日はお風邪で欠席。お気楽さんは去年に引き続いての参加だった。
自分の備忘録を兼ねて以下に感想兼内容ダイジェスト。
渋谷の公園通りのPARCOの前あたりにある公共の施設で実施された。街にはネオンがクリスマス色で鮮やかだった。そんななか、仕事帰りに雪崩のお勉強♪ 定員80名らしいが、満員まではいたらなかったが、たぶん60名以上は居たと思う。講師の方は3名。よく名前を滑り系ではおみかけする出川さんが一番偉い方のようだった。
最初の1時間は雪崩の仕組みとか主に外国の滑走シーン&雪崩巻き込まれのダイナミックな恐ろしげな映像が一杯見ることができた。自分は「雪崩リスクマネジメント」という雪崩の知識面では教科書と言われている本を一応持っていて、熟読まではにはいたってなくて、理解できるところだか読んでいるというレベル(この本は英訳調で難しい~)。
後半の1時間は昨シーズンに起こった国内の雪崩事故(11月24日立山浄土山、1月28日妙高前山、4月五龍一ノ背髪)の3つの事故を中心にして、実際に遭遇された方からの情報や直後に現地取材している情報などから解説がされた。
雪崩の大きな要因は1つは雪の状態。当日はもちろん、数日前からの天気の具合や弱層の存在を確認したり、全体の雪の判断。
2つ目は地形の要素。写真では結構疎林でも雪崩は発生していたのが意外。それに、樹木のあたりから下が断層のようになって、すぱっと落ちている映像も多く、認識を新たにした。また傾斜の具合で、下が抜けているかとか、雪をささえる状況にあるかどうか・・・・本を読んでいてもぴんと来なかった部分も映像で見た分、理解できたつもり。
3つ目は人的要素。先行パーティーの動きやら、1箇所に何人も固まらないとか、トレースの付き方とか・・・・・。
具体例では、同じ日に雪崩が発生している斜面としていない斜面があって、方向だったり、風の流れ方だったり。いろんな要素が複雑に入り混じって雪崩が発生している。やっぱり自然を相手にしているスポーツなんだなと思った。
特に妙高前山のルートは自分も登ったことあるし、たぶん、同じようなルートで登ったと思うので、なかなか考えさせられるものがあった。
それなりにパウダーなどを味わうというのならば、やはり雪崩の危険が極めて大きいので、いろいろと勉強や研究をして、すこしでもリスクの少ない選択をしながら、山スキーを楽しんでいきたいと思った。
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