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2006/12/09

幕岩 2日目

今日は昨日の好天と違い、天気予報が昼過ぎから雨。
本日朝からYさんと、Mさんがやってくるので、それにあわせての遅めの開始。Mさんは名古屋から新幹線でやってくるので、その時間調整もあって朝は9時頃からの開始。

すでに前夜泊しているパーティーは全て出払ったあと。岩場へ向かう時には、既に微かに水滴のぱらつきあり。先が思いやられるなあ・・・

きのうと同じてんとうむしロックに到着すると、既にほぼ全ての壁に人が取り付いている。一番右の壁が空いていたので、さっそく先生がトップロープを2本かけに行く。


○イット・ウォント・ビロング 5.9+ ★★
今日はトップロープを補助ロープとして使用して、<擬似リード>の練習。最近リードやつるべで登ることを始めたYさんや、リードを始めたいと言っているMAさんがいるのがありがたい。自分はというと、ジムでのリードはやったことあるけど、ヌンチャクをセットするのはジムではありえないから、ちゃんとできるか心配(^^;)今日は寒いせいもあって、待っている寒さと緊張でますます寒い。(苦笑) 自分の番になると、ここは下の方はラクなせいか、ちゃんと1個ずつ確実にクリップ。逆クリップをジムでは最初のクリップでやってしまう癖がたまに出没するが、この前にHirarinさんとジムで少しだけでもリードの練習をしておいたお陰で、かなりスムーズに出来た! ここは、最後が若干かぶっているので、そこを越すのがポイント。うまい具合に左手で左奥側でとれるホールドをみつけて、自分としては難なく?クリア。<擬似リードもどき>成功♪
少し時間を置いてから、もう1回トライ。今度もクリップはスムーズにできてよかった。ふぅ~

(自宅に戻ってから、自分のルート集を読んだら、3年前に登ったことあり。微かな記憶では最後の乗り越しが超えられなかったと思う。)

2006_11_25_26makuiwa_017


イット・ウォント・ビロングでリード練習をするYさん

×無名ルート (5.10.a相当か?)
上のルートは日本100岩場2の本の39番だが、本には出ていない右隣にもルートあり。下部に新しいボルトあり。下部が割と垂直に立っていて、ここもトップロープ付きの擬似リードスタイルで登るのだが、最初の1クリップ目までが恐くて恐くて。仕切りなおしてしまって、やっとこクリア。中間は簡単。最後がやはり上のルートと似ていて、ややかぶった所を登らないとならない。先に登った人も最後で難儀。登れない人もあり。自分的にはなんとかクリアしようとがんばったが、どうしてもあと1手が取れない・・・・。最終的には上のガバを右手で持ったのが間違いで(苦笑)、左手で持って、右手がもっと右上の離れたホールドを持てば正解で、そうすればラクに体が上がったようだ。これまた、170センチ以上の人は簡単にそのホールドが見える仕組みでくやしい。もっと岩を読む目を持ちましょう・・・・ということのようです。


◎ここで、回収の練習
上記2本のルートを使って、トップロープを補助ロープとしてバックアップをとりながら、ロープ回収の練習。
前日の夜に室内練習で何度も練習したやり方だが、実地は自分はお初。講習生の中ではよくやっている人もいるし、数回やったことのある人、私同様お初の人などさまざま。
実は自分は、以前1度だけぶっつけ本番でやったが、やる前に少し指導、終了点では下から大声でレクチャー受けながらやったけど、恐くて頭の中が真っ白になった覚えがある。これって、本当に命が関係してくることだから、自分のような初心者は必死の項目って感じです。(苦笑)

今回は補助ロープ付きでもあるし、先生や生徒からも確認できるように、3つ目のヌンチャクを終了点と見立てての実施。そこまでも擬似リードもどきで登る。自宅で本でも勉強していたが、それでも平常心でできるかは心配。今回は自分としては割と頭の中は平常心で、真っ白にならなくて済んでよかった・・・・・。やっぱり補助ロープ効果も大きい。時間を置いてもう1回やってみる。前日での講習では「大体、回収っていうのは、突然雨が降ってきたり、日暮れで何か急ぐような場面で行われることも大変多いので、あせるような場面でもスムーズにできるようでなくてはいけません。」と説明を受けていた。それが、私がちょうど回収に入ろうとした時に、我慢していた雨が急に降ってきた。まさにそのとおりだった。冷静に、冷静に・・・と思って実行。時間があれば、もう1種類の回収の仕方も練習したかったのですが残念。しばらくお天気を見ながら、様子見です。概ねザックに荷物を入れて片付けていると、雨も止んできました。

ずっと朝から同じ岩場だったので、昼過ぎからは茅ヶ崎ロックに行く。先生は昨日登った桃源郷のもう少し先の壁をイメージして行ったのですが、満員御礼。やむなく1段上のアリババの岩場あたりに行く。するとこの岩場の常連ガイドのNガイドの講習会でここも満員。このあたりの岩場の移動は登山道とは違って、踏み跡が少し立派になったぐらいで、所々ロープがついているけど、雨がばらついて、落ち葉に絡んで足元が危なげです。昨日の救急車騒動は、この先の踏み跡から落ち葉で見えにくくなっていた路肩から10m下の岩場に頭から滑落した・・・・という恐いものなので、くれぐれも路肩注意で、落ち葉注意です。

昨日事故現場の問題箇所のあたりもこわごわ、ゆっくり移動です。やっと、空いているガリバーの岩場に到着です。先行者パーティー2名はイレブンをやっていたので、我々はその隣の空いていた岩です。全体に樹木がうっそうとしてちょっと陰気な感じのする岩場です(天気が悪いせいが大きいです) ビレイポイントも今日のような総勢7名だと待っている場所や荷物を置く場所も全て傾斜地なので、さっそく先生がフィックスロープを張りにいきました。ザックや自分自身も全てセルフをとってこれで安心。

○ひらけゴマ 5.9 -
ここは下はこけとかブッシュが混じっているようなゆるゆるの所を登って行くと、Vの字上になっていて、ややクラック的な所があったり、核心は足を突っ張るステミングの感じで左に乗り越えるのがポイント。難しそう・・・って思っていたけど、先生曰く、いろんな味わいがミックスしていて面白いですよ・・・という評価にたがわず、面白かったです。トップロープでノーテンションでクリア。

○あかずきんちゃん 5.9
スタンスは小さいのが一杯あって、自分の好みのを選べば選り取りみどりった感じで登れるので、グレード的には5.8位の感じがした。最後がやはり傾斜がきつくなっているけど、えいやあって感じで乗り越すと最終。終了点は灌木で、そこまで歩いていくのが泥みたいな所なので、やや手前で核心終了地点からロワーダウン。ここもトップロープでノーテンションでクリア。


6名の生徒がトップロープで一通り登り、Yさんは後者のルートを補助なしの普通のリードもやっていた。最後のとどめは懸垂下降。雨で滑りやすくなっている登ってきた踏み跡を戻るよりも、ダイレクトに降りると下の登山道あたりに出るはずなので、大きな灌木があったので、ここから50m懸垂。落ち葉が一杯のブッシュが結構ある傾斜地で、感覚的には沢登りの詰めの感じ。


先生が最初に降りて、一番下手なのは自分かなあと思い、2番手を希望。(他の人はガイドと何度も本番ルートに行っているような人ばかりなので)久々でしたが、ブッシュの罠に見事にはまって、つる状の灌木に入り込んでしまって降りられない。岸壁の懸垂ではないので、やむなく、落ち葉とブッシュが絡んだような斜面を足で2mぐらい登り返して大汗(^^;)。右手は離せないので、なかなか絡む潅木のつるを足だけで払いのける。やっとつるの植物が左に押されて、その後は順調に。ちょうど降り立った場所は、ハイキング道にほぼ合流する辺り付近。自分のあとの人達は、自分がやぶ掃除をしたみたいで、みなスイスイ降りてきたみたいだった。自分はこのようなブッシュが多い場面を懸垂をすることのよい勉強なったと思う。(やっぱり、降りはじめるときにもう少しよく状況判断しようということです)

装備を解いて、全員で下山する頃には雨もぽちぽちと降っていて、幕岩は他のみなさんは全員既に下山していたあとでした。どうやら、我々の居たエリアだけは樹林で雨がさえぎられて、ほとんど小雨ぐらいだったので影響がなかったようでした。ヘッデンはさすがにいりませんでいたが、4時を過ぎていて、暗くなりかける頃合でした。

********************

今回の講習会では色々と見聞したことも多く、目が点になったり、考えさせられることも多かったです。また、別の機会にこのあたりをプログでまとめてみたいなって思うものです。充実した2日間でした。

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コメント

MINMINさん、こんばんはー。
幕岩2日目も楽しそうですねー。擬似リード、というのもいいですね!さすがスクール、きめ細かいって感じで参考になりました。
私もすっかりビビリーになったので、今度は擬似リードから練習だ!

でもでもその後書かれたヨーロッパアルプス報告会もとっても楽しそう、、、。
幕岩でいじけてすっかりモチベーションが下がってましたが、私ももう一度ヨーロッパアルプス登りたいなー
(というより今年は殆ど登れてないけど)という気持ちで、岩も頑張ろう!という気力がわいてきました!
ありがとうございます!!

投稿: Hirarin | 2006/12/11 23:23

Hirarinさん
スクールでは、擬似リードから入るのが当たり前ぐらいの感じみたい。
自分みたいにまだ5.10a未満の人は、先生は何かあったら心配で心配で・・・・って感じかな。
なかなか自分はほんまもんのリードを許可されません(情けない・・・・)
誰かトップロープ張ってくれる人が居て、かつ、ビレーヤーが2名必要なのですが、この練習方法は安全ですね。

ヨーロッパ報告会は、今回は青空山岳会さんのご自宅での開催だったので、内輪の感じでしたけど、また同種の機会があれば、お声かけるかもしれません。

自分もジムに行きたいですが、超仕事モードで、なかなか、ぐったりモードです・・・・・

投稿: MINMIN | 2006/12/13 00:26

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