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2007/05/01

飛騨沢&槍沢滑走と槍ヶ岳登頂 速報

GW前半は念願の山スキーでの槍ヶ岳の飛騨沢滑走に出かけた。

車を持っていない自分は公共交通機関で移動するため、早朝に新穂高温泉には到着不能にて今回は上高地経由となりました。

まずは・・・

27日夜行のムーンライト信州で東京を出発。

28日上高地6:20頃到着。上高地は雨だった・・・・・。スキーと兼用靴を担いで横尾まで歩く。雨はすぐに止んで少し晴れ間ものぞいた。横尾から本格的に雪道がでてきたので兼用靴で歩くが、11時を過ぎると雷が鳴り始め、雪も本格的に降ってきた。上は吹雪なので槍沢ロッジでお泊り。

29日は快晴。シールをつけて快調に登る。大曲から上で日が差すようになり、暑くなってきた。槍沢をシールで登る人はほとんどおらず。スキー担ぐのは重たいので最後の急登はクトー付けて登りましたが、担いだ方が速かったようです。(苦笑)

2007_4_28_30yarihidasawa_078 2007_4_28_30yarihidasawa_098 全て写真はクリックで拡大

小屋に荷物置いて、槍沢を殺生ヒュッテまで1本滑る。緩んだ雪で快適なターンができて、まずは満足♪また山スキーMLで有名な古川の星谷さんが飛騨沢ワンデイに来ておられて、少しお話いたしました。上部を軽く滑走。(実は小屋の前で色々と飛騨沢のルートのことなどお聞きしていたので星谷さんだとわかったのでした。)あっという間に登り返してます。もっと拝見したいなぁと思っていたら、なんとお仲間と二人で横並びでセッション♪お二人ともアグレッシブでシャープな滑りにうっとり♪ とってもよい目の保養になりました。ありがとうございました! 

(滑っておられたのは別の方で、お人違いで大変申し訳ございませんでした。お詫びして訂正いたします。→確かにアイゼン付けて山頂に向かわれていたので、??でした。)

2007_4_28_30yarihidasawa_1111本滑ってヤレヤレ、これから登り返しです。

ぜいぜい言いながら登り返して、次は槍ヶ岳の穂先登頂に向かう。真っ白で、今年は雪がめちゃ多い。数珠繋ぎに多くの人が登っているが、途中で戻ってきている人も多い。(実は自分は滑りに夢中で、あんまり細かく考えてませんでした。) ガイドパーティーが上部でシュリンゲやロープを出しているから、使わせてもらえるようだから、早く行った方がよいです・・・などとアドバイスしてくれる人もおりました。

実際に行ってみると、最初は雪が一杯ついているが普通に歩けるレベル。最初の階段あたりから人の渋滞。上から降りてくる人が多いです。すれ違いがシュリンゲやロープも張ってあるのでやっかい。登らせてもらって、どんどん上がる。15名ほどのツアーが入っていたが、ロープを使って登ってくださいというので、雪壁のような所もどんどん登ったら最終のはしごまで割りとスムーズ。(でも降りるのがかなり難しそうだと思いつつ・・・)

2007_4_28_30yarihidasawa133 2007_4_28_30yarihidasawa125 ここのはしごは下部のもの。難しい場面が続き、写真撮影できず。

30分ほどで到着した山頂にはガイドパーティーらしきが3名と九州からきていた単独男性。山頂の祠にさっそく向かおうとしたら、パーティーに「山の解説をしているんで、鹿島槍が見えなくなるから少し待っていろ・・・」みたいな言い方をされて、ちょっとむっとした。また、これからあの雪壁を降りるかと思うと、ちょっと単純に喜べない自分でした(苦笑)

ガイドパーティーが先に降り、単独男性から先に降りたいと言われ、私がラストで15時から下降開始。ガイドパーティーは当然ロープで確保しながら降りるし足取り自体も・・・なので、少し行った先で私ら二人をパスさせてもらいました。問題の雪壁は、当たり前ながらロープは回収されておりました。夏ならば普通に歩いて下れる所ですが、とてもこの状態では山側を向いて、右手のピッケルのピック(尖っている方)を雪に突き刺しながら、左手はストックを持って来ていたのですが、手自体を雪の斜面に突き刺したり、ホールド掴んだり、ストックで近くの岩にバランスとったりと1歩1歩下りました。

特に上部3分の1ぐらいの場所で上からバレーボールよりやや小さい位の雪氷の塊が音もなく私の右頬に直撃!!!自分は拳骨で殴られたことがないけど、まさにそんな感じの一撃で、一瞬頭を持っていかれそうになりました。(大汗、冷や汗、ド緊張・・・)かすり傷ですんで、本当に助かりました。

降りてきてぼーっと小屋に入ってきたら、ちば山の会のKさんに声をかけられました。去年から2度も山スキーでお会いしていたので、本当に山スキーの世界は狭いです。

2007_4_28_30yarihidasawa_173 夕日の槍ヶ岳

2007_4_28_30yarihidasawa_213 朝日の裏銀の山々

2007_4_28_30yarihidasawa_201 モルゲンロートの大喰岳

翌日はKさんと、Kさんと前後して飛騨沢を登られてきた愛媛のOさんと3人で滑ることになりました。(本当は、大喰岳の東面カールも滑りたかったですが、穂先の登頂で精神的にぐったりしたので、却下しました。苦笑)

7時半から槍沢上部を滑走。登山ルートよりも槍ヶ岳側を昨日と同様に滑ったら、まだ硬くてイマイチ・・・・。途中から小屋側にルートを変えると、ここはシュプール少なく雪も緩んでいて正解ルート。快適なザラメでシュプールが決まって嬉しい♪ 登り返して、飛騨沢の雪が緩むのを待つ。

飛騨沢のコルに到着すると、3パーティーが勢ぞろい。斜度も槍沢に比べると緩くて、広くてまさに山スキー天国!10時から滑走開始。滑り出したが、やっぱり堅めで、もうちょっと緩んでいた方がよかったです。美味しい斜面を探しながら滑っていると、ありました! 前々日に降ったパウダーが僅かにノートレースで残ってました。パウダーを声を上げながら滑っている私でした。写真や動画撮影大会で大切に滑りました。

2007_4_28_30yarihidasawa_244 2007_4_28_30yarihidasawa_246

2007_4_28_30yarihidasawa_302 2007_4_28_30yarihidasawa_314 

白出沢の所までは川沿いを来ていたら、下に出過ぎたようで?前後していたパーティーも皆迷ってしまいました。結局標高で100mぐらい?登り返したら無事に林道に到着。女性の単独ツボ足の登山者がいたのですが、彼女にいたっては2時間もスキーのトレースに惑わされてあたりをさまよってしまったそうです。自分らを見つけて本当にほっとしたご様子でした。これから行かれる方、お気をつけてくださいませ。

柳谷付近までスキーを使って、あとはスキーと板を担いで新穂高温泉へ。Oさんとは名残惜しくお別れして、Kさんの車でひらゆの森へ。露天風呂で寛ぐ。ちば山の人達と温泉で合流して、久しぶりに再会した懐かしいお顔に会えて嬉しかったです。新島々まで送っていただき、最終のあずさに接続ぎりぎりで飛び乗り、無事帰京いたしました。ちば山の方々、どうもありがとうございました。

<正式な山レポは後日UPします>・・・・・充分これでも長いって? 

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コメント

右上から太陽の光の出ている写真の斜面
良いですねぇ~よだれの出そうな素晴らしい斜面ですね。

春の、槍ヶ岳は行けそうでなかなか行けない場所です。
素晴らしいです。

投稿: じもら~ | 2007/05/01 18:40

はじめまして。槍岳山荘前で同じ「SKI TRAB」の板を担いでいたbunと申します。(覚えていらっしゃるでしょうか…)
星谷さんと同行していた者です。(僕たちは槍沢側には滑っていないのでセッションのお二人は別の方と思われます。)
MINMINさんは2日間槍沢飛騨沢を満喫されたようですね。夕陽朝陽の写真どれも素晴らしいですね。

「お気楽」さんや「よっちゃん」さんのブログでお名前をよく拝見していたので、コメントしてしまいました。またどこかの山でお会いするかもしれませんが今後ともよろしくお願いします。

投稿: bun | 2007/05/01 19:47

★じもらーさん
どうも、はじめまして&いらっしゃいませ。
太陽の映っている写真は、飛騨沢です。
槍沢は以前にも雪の季節に来たことあったのですが、飛騨沢は本当に夏冬初めてだったので、景色がとっても新鮮でした。

投稿: MINMIN | 2007/05/01 20:20

★bunさん
SKI TRABの板の方、覚えてますよ!
私と同じ板メーカーの方だなあって。軽い板なので担ぐ時にはは私はこの板使うんですけど、パウダーやアイスだと私のテクだと下手っぴな滑りになってしまうのが残念なところです。bunさんはいつもこの板ですか?

飛騨沢からワンデイでやる方って、皆さん凄いですね!
ご指摘ありがとうございました。早速、訂正いたしました。
ウエアがそっくりだったので勘違いいたしました。

そちらのブログを拝見いたしました。穂先へ登られたドキドキ感、自分と共通するものがありました。心強い助け人がいらっしゃって羨ましい!(ガイドツアーはあの時はザイル張ってませんでしたか?かなり長い間渋滞していようなので。)それと、なんと同じ日に四つ岳に同じ日に行かれてましたね。お気楽さんやよっちゃん達と一緒でした。MINMINが足をひっぱりまくったので、登頂時間は大分遅かったので、たぶん樹林帯ですれ違ったいたようですね。

また、どこかでお会いしましょう♪

投稿: MINMIN | 2007/05/01 20:39

MINMINさん、おばんです♪
写真素晴らしいですね。私も飛騨沢を
往復する予定でしたが、いろいろあって
私だけ白山になりました。仲間は悪天で、
槍平で敗退したとのこと。平地でも晴れたり
雨が降ったり、変な天気でした。

投稿: YAMADA | 2007/05/01 21:35

MINMINさん、こちらでははじめまして。
あの雪で穂先まで登られたのは凄いです。(それも兼用靴で)
ところで、お顔の傷はいかがですか?
あと、私と同行の女性軍?が、申していました。
「MINMINさんのお肌がとてもきれい!」と。

投稿: どら | 2007/05/01 22:50

MINMINさん

こんばんわ。この時期の槍登頂ですか!!
凄いですね~。

私は今日明日(1-2日)仕事ですが、、、
明日の晩から燕岳へ出かける予定です!

TAKEMARU

投稿: TAKEMARU | 2007/05/01 23:01

MINMINさ~ん、GW前半は槍エリアだったのですね♪

難しいコンディションでの単独登頂!さすがわ憧れのMINMINさんだわ~と、速報レポ楽しみにしておりました。
頬への衝撃、傷など大丈夫ですか?大事に至らなくてなによりでした。

私達は槍は槍でも鹿島槍!(^^)28日のお天気予報が悪かったので穂高取り止め、29~30で行ってきました。(なんと、またまた急遽青空さん御夫妻と!)
29日は快晴だったものの、風が強くなかったですか?
爺ヶ岳稜線から槍穂方面を眺めながら、あ~~あの頂にも喜びの登頂者の方々の笑顔があるのだろうなぁ~と思っておりましたが、MINMINさんの笑顔もあったのですね~♪♪

タイムリー?なことに、私達も3~5で槍ヶ岳予定していますので、MINMINさんのレポ大変参考になりました。無事帰宅後には、報告に参ります(^^)/


投稿: ハイジ | 2007/05/02 00:40

度々お邪魔します。
SKITRABの板。僕はこれ一本しか持っていないので、深雪も重雪もカリカリアイスもこれでやりくりしています。
もう一本欲しいですが…

雪の穂先で交互通行は怖かったですね。上から氷片は落ちてくるし。
ロープで確保された方が鎖場側でじっとされていたので、その方をクリアするため谷側を通過した時はヒィヒィでした。

四ッ岳ニアミスでしたね!
下山時標高2,350m付近で30m程上部にカラフルなパーティの姿がありました。
ひょっとするとあの方々だったかもしれません。

投稿: bun | 2007/05/02 11:49

MINMINさん、お帰りなさいー。
槍穂先は怖かったですねえ。 首が付いてて良かった、良かった。 
数年前のGWに登った方は殆ど雪が付いてなかったそうなので、当たり前ですが状態でずいぶん違いますね。

スキーは今度は楽しめたようで、これも良かった、良かった。
後半はどちらへ?

投稿: REI | 2007/05/02 12:48

★YAMADAさん
以前の記録を拝見していたら、飛騨沢は何度か行かれているようですね。素晴らしい斜面(それも、あまり恐くない斜度なのも歓迎です!)で、私も今後何度か行って見たい所となりました。
白山が近くにあるっていうのはいいですね。関東だと上越が近くて手ごろですが、雪が3月には終るのがネックです。

投稿: MINMIN | 2007/05/03 09:57

★どらさん
うちのサイトに初書き込みようこそ♪
私の兼用靴は比較的歩きやすいと思います。あの斜度だと、かなりの部分がアイゼン前歯しか使わないから、アイゼンがゆるまなくてよかった・・・・。

>「MINMINさんのお肌がとてもきれい!」と

わあ~い! ありがとさんです。でも、本当は男性から言われたいんですけど(爆笑!)
「肌が乾燥して困っているわ・・・」なんてせりふを小屋で聞いたけど、鈍感な自分は脂っぽい方なので、なんも感じてません。

頬の傷は、色が黒いことに目が行ってしまうようで、あまり目立たないで助かります。あと数日で完治予定。

投稿: MINMIN | 2007/05/03 10:03

★TAKEMARUさん
もう、今頃は合戦尾根を大分上まで登られていることでしょう!
お天気もよさそうで、充分堪能してきてね。
槍もあそこから見るといいですよ!

投稿: MINMIN | 2007/05/03 10:05

★ハイジさん
私が槍にいたころに、鹿島槍はレポにも書いてあるように綺麗に見えておりました。私も爺ヶ岳南尾根から小屋泊まりですが行ったことあるので、懐かしく思います。
あの頃から、自分の中で転機となった山なので印象深いです。

また戻られたら、是非是非ご報告くださいませ!

投稿: MINMIN | 2007/05/03 10:09

★bunさん
bunさんが登られているときは、特に渋滞が酷くなってきた頃かと思います。自分の時は、パスするのはちょっと嫌でしたが、そんなには混んでいなかったのが幸いです。

四つ岳はまさに、そのパーティーだと思います。言われてみると、オレンジと黄色、水色、赤など明るい色を着ている人が多いですね。また、どこかの山で!

投稿: MINMIN | 2007/05/03 10:16

★REIさん
良い子の自分は、拳骨で殴られたことなかったので、マジに驚きました。歯がやられなくてほっとしました。

掲示板の方に貼った槍ヶ岳山荘の写真、あれ見たら本当にこんなに違うの・・・って感じですね。でも、とても良い経験になりました。

後半は・・・・???です。

投稿: MINMIN | 2007/05/03 10:19

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