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2008/11/03

高尾山のいろんな光景

この週末は残念ながら山に出没しなかったので、山ネタなしなので、少し前に歩いた高尾山~陣馬山の光景で気になったことをつらつらと書いてみようと思う。

トレイルランニングとは(略してトレラン)は、最近では雑誌でもそれ専門の特集が組まれるほどメジャー化してきている。私は山を本当に走れるほどじゃないので、いつまでも<もどき>なんで、ちょっと傍観的に書いてしまうのだけど・・・。

首都圏で一番安全かつトレイルランニングがしやすい(=平坦である縦走路が一定程度続く、道が明瞭、売店などで何箇所も補給が可能、人が多く入っていて山を歩いたことのない人でも安心)ということでは、高尾山から陣馬山のコースはダントツだと思う。

【光景1】

・トレイルランニングは一人で走っている人も多いし、2,3人位程度の比較的少人数で走っている人が多い。ところが、この日は途中のコースで10名以上の団体のグループを発見。これがランニング教室なのか?数珠繋ぎで先頭の人の様子を見る感じでずらずらと上り坂を歩いているんです。若い女性が2,3人含まれていてウエアとかバッチリ決まりすぎるほど決まってます! うーむ、ハセツネのレースの当日だったですから、ベテランはここにはいなさそう? これはどこかのランニング教室か有志の走り方教室か走行会なのか? たぶん上り坂だったので、こういうところはゆっくりこんな感じで登るといいんですよ・・・・みたいな解説を受けていたのでしょうか。

・なんとなくトレランって、自分の力で考えながら戦うという感覚が強かったですが、登山から入ったのではなくて、ランニングから効率的に入ろうとすると、こういう教室もありなのかなあ? 女性が一杯いると、男性も釣られて?人口が増えるからいいことかもね。

【光景2】

・陣馬山の1キロ位手前だったかなあ?、うら若き女性1名(たぶん10代後半から20代前半)が、さっそうと私を走り去って登っていきました。そのフォームが飛び跳ねるようで、下界でのランニングフォームとしても飛び跳ね過ぎで、ずいぶんロスが多い走りだと思いつつも、上り坂を本当に跳ねるほどの脚力の強さに羨ましさを感じました。若さっていいもんだなあ・・・・と。しばらくすると、陣馬山直下で、私が登っているところを彼女がまた飛び跳ねるように下っていきます。よくよく見ると、足元はジョギングシューズだけど、ウエアはユニクロ風の普通のウエアで、靴下がニッカズボンの下に履いていた長めの靴下風。なんか全体が流行のトレラン風でなくて、山屋風というのでしょうか。流行りものでなくて、普通の感じがとっても好ましく感じました。

【光景3】

・この日は何故か女性のトレランの人が多くて、ランニングの様子やファッションを観察。いかにもベテランさんという女性が平地で走るのと同じレベルのかなりの高速で走るのも見学。こういう人達って、ここで怪我したら・・・・とは思わないのかなあ・・・・。自分ではどうしても走れるほど平坦地でも山では下界の6、7割ぐらいでしかスピード出せないけどね。 

・ランニングタイツ姿の上に最近は巻きスカートみたいなスコートのようなのを履いている人が目立つ。ランニング大会ではよく見るけど、山では<私的>には好きじゃないですね。お尻の線を隠したいんだろうけど、あれぐらいじゃあ隠せないけどね。。。。どうせだったら、ちゃんとしたハーフパンツの方が実用的だと思うけど。本当にスレンダーな女性ならばタイツ姿だけで勝負しているので、そうでないんだったらやめればいいけど、妙にひらついてしまって、私的には気になってしまうのです(男性はどう見ているのかなあ? )下界ならば本人の趣味の問題でどうでもいいけど、山だと実用的な意味もあって、ハーフパンツぐらいならばポケットもあったり、ちょっとした物を入れて置くのに便利だし、お尻から転倒したときも防護になってよいと思うのですが。巻きスカートは何の役にも立たないみたい?

【光景4】

・この日の下山は4時を過ぎていたので、しばらくすると稲荷山コースも暗くなり出していた。山頂から30分ぐらい下で合った若い男性ばかり4,5人ぐらいのパーティーなどは、なんとか山頂に着いた頃に夕陽の光景でよかったかもしれないけど、さらにもっと下の方でこんな時間なのに・・・・まだ山頂を目指して登っている人達が多いのにびっくり。およそ登りは1時間半はかかるので、普通の計算ができる人ならば、登りだしの時間を考えると途中で真っ暗になるって判るはずなのに・・・・

・高尾山の特色として山頂にあがってしまえば、電球の照らされた道が参道を兼ねているし、途中からはケーブルカーからも降りれるのであまり下山時間を意識しない人も多いかもしれない。

・よくよく観察していると、登っている人はカップルが多いようだ。女性の方は立ち止まったら震えがこの時期震えがきそうな薄着だったり。男の方も缶ビール片手にずっと登っていたりして・・・・。足元もおぼつかない靴の人もいる。そうかと思うと、本物の運動選手で駆け上がっている人も居たりして超アンバランスな景色。どうも、こうなると途中の東屋などが幾つかあるので、そこでビールでも飲んで、夜景でも見て楽しむ・・・・という、健康登山とは全く違う目的の方達の光景のような気がした。どうみてもライトなども持っていなそう?な無計画・無謀系の感じがする。高尾山では事故が多発しているというが、高尾警察の山岳警備隊がこの手の方などが捻挫などされると歩けなくなって夜道にも出動ということになっているのかもしれない。

・本当ならばこんな遅い時間に登るのはまだ時間かかるから途中からでもお止めなさい・・・・・と何度となくお節介ながらも最初は声をかけようと思った。でも途中からは目的が違う人達に説教することはできない・・・と思い、人の恋路を邪魔するのも無粋なので、じっと我慢であった。(大苦笑)

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コメント

なんだか山で走る人多くなりましたねえ。しかし観察力のすばらしさ!みごとです!。わたしこの間大会なるものに出てみましたが登りは走ると疲れるし(あたりまえか)、下りは遠心力がかなりかかるので疲れているときには要注意ですよね。あとウェアもみんなカッコいいしおしゃれですよねえ、わたしは山も自転車もパジャマかと言われるほどどうにもならないです。。。首にタオル巻かないと落着かないし(笑)。。山にトレランで行くことはないかな、トレランの大会で元気な人たちの走りをみたり、元気もらいに行くくらいかしら。

投稿: ねこけろ | 2008/11/04 08:36

> ランニングタイツ姿の上に最近は巻きスカートみたいなスコートのようなのを

たぶんそれはランスカというものでは。
ジョグ屋さん(って言葉あるのか?)の女子の間でははやってるみたいですよ。
別にお尻のラインを隠すとかじゃなく、単におしゃれだから履いてるみたい。

投稿: てる | 2008/11/04 12:16

高尾名物、夜道のアベックに遭遇しましたか。(苦笑)
私は薄暗い1号路を下る事が多いので、沢山会いますよ。
最初は何? 何故? と驚きましたが、夜の日比谷公園(古い?)みたいなもので、女の子が震えてる方が、エスコート君には良いようで。

10月、11月と高尾近辺でレースがありますから、その練習の人が多かったのではないでしょうか。
最近は本当にグループランナーが多いですね。
それと確かに若い女性。 前(10年位前)は男性と30~40歳代の女性が殆どだったと思います。
高尾ー陣馬コースはランナーなら転んでもあまり大怪我しないでしょうから、脚力のある人はかっとんで下ってます。
荷物も軽いし。 この辺が山屋と一番違うかな。
ランナーから学べる事も多いと思います。
因みに、私も昨年からスカート派です。
ただし、ランスカではなく、もう少し長いアウトドア用のスカート(OR製)。 ショートパンツよりずっと楽です。
ランナーはスパッツだけの人が多かったので、ランスカを穿くようになっただけ、良くなったのですよ。
私としては、スパッツ男性にもランスカを穿いて欲しいな。 なんちゃって。

投稿: REI | 2008/11/04 19:59

★ねこけろさん
ねこけろさんは、強烈に山を走らせると速いことは存じてますが、下りも相当に飛ばしたことは推察いたします。遠心力はかかりまくりですよね。私は怖くてマジ走りは山では絶対にできないなあ・・・って思うもんです。

ウエアは、ランナー系から入っている人は特におしゃれみたいですね。私は部分的に山のブランドは着てはいるものの、半分ぐらいはユニクロ製です(苦笑)山でタオル首に巻くの・・・私は手ぬぐいを首に巻くこと多いかな? まあ、快適で実用的なのが一番。

私の山での人間ウォッチングは結構鋭いかも?一人で登っていると観察する暇が多いんで、今後もお楽しみくださいませ!

【追伸】現在、メインパソコンを修理にだしていて、ヤフーのパスワードが不明にて、ねこけろんさんのブログに書き込みができません。蓼科山のレポも拝見したけど、コメントできなくて残念・・・・。 メインパソコンがもう少し経ったら使えるようになるので、またその時に書き込みに行きますね!

投稿: MINMIN | 2008/11/04 20:12

★てるさん
そうだ、そうだ、ランスカですね!
おしゃれだから・・・と言って着ている人もおりますが、半分ぐらいはCWX等のタイツだけで走りたくないからだと思いますよ。

この前のランニング大会、自慢の細い脚はいいけど、後ろからみてパンツの線がバッチリ、色が薄いタイツで前を向いたら恐らく○○も見えてしまうんじゃないか、さらにノーブラで女の私から見ても、ドキドキしちゃう女性見ました。ああいう方はランスカ履いて欲しい。下手すると公然猥褻罪にあたるんじゃないかなあ?きゃ~ん。

投稿: MINMIN | 2008/11/04 20:17

★REIさん
高尾山の1号路は電柱が一応あるので、あれはまあカップルご用達は理解ですが、稲荷山は本当の山道なので、真っ暗で前途大変そうでした。。。だから、ちょっとライトなしでは途中ぐらいまでしかたどり着けないかなあ?って思ったのでしたが。
震えているぐらいの方が男ごころを誘われるんですね・・・(苦笑)

ランナーはスパッツだけ・・・ それに比べると確かにマシかも。女性はまだしも、ほんと、男性のタイツ姿、あれはできれば見たくない・・・というのか、ほっそりした人ならば気になりませんが、男性の筋肉質や固太りタイプの方は目をそむけたくなること多いですね。男性こそ、ハーフパンツ等を上に履いて欲しいかも。

REIさんはやや長めのスカートですかね? どんなのか、ちょっとイメージが?私は膝上ぐらいまでのハーフパンツをタイツの上に履いてます。太腿が半分でるのは勘弁だなあ・・・。

ランナーは科学的なんで、私も学ぶことはあると思っているので、だから<もどき>ランをしている私です。

投稿: MINMIN | 2008/11/04 20:32

> さらにノーブラで

それはやばい。
どうやばいというか、こちらをご覧ください。
トップページだけでなく、中身もちゃんと見ると面白いですよ。
http://www.shockabsorber.co.uk/bounceometer/shock.html

投稿: てる | 2008/11/05 10:20

★てるさん
英語のサイトなんで、完全に理解できたか?ですが、あんなに胸って揺れるんですね(苦笑)モデルの人も大して大きいとは思わなかったけど、それなりに・・・・ ワイヤーは痛いので、最近は某所のブランドのが気に入りました。もう1個ぐらい買ってしまおうかしら。。。。

投稿: MINMIN | 2008/11/05 18:20

MINMINさんはやっぱ真面目な山ヤさんですな~。

不真面目なお気楽的には高尾山はトラックフィールド&デートスポットって思えばごく自然に思えちゃうんだけどね~。

投稿: お気楽 | 2008/11/06 21:26

★お気楽さん
高尾山の1号路は舗装道路で薄暗いけど、一応電柱がついているので、まあ安心して?夜のデート向けと思うのですが。

稲荷山コースは普通の山道で真の闇ですので・・・(苦笑)暗すぎて、ライトがないと登るのも降りるのも辛すぎるというこです。まあ私は改めて言うまでもなく真面目な山屋ですね(笑)

投稿:  MINMIN | 2008/11/07 00:33

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