ゲレンデ練習 その1
【2009年2月15日(金)】
この日は意を決して(←大げさ)、4,5年ぶりにスキースクールで基礎スキーを学ぶことにした。早朝のGALA湯沢スキー場に到着。前に習ったのはTRABの山板で有名な八方尾根スキースクールで3日間講習。さすがにカービングの板でないのでスピードもでず、講習について行くのが大変だった。今の板はビンディングはディアミールフリーライドだけど、ロシのR14のちゃんとしたカービング仕様だから、なんとなかるかなあ?
講習が始まるまで3本位足慣らし。日曜日でバッチテストの受験組が多いが、講習を受ける人も多い。A組(初めてスキーをつける人)からE組(上級者)までの5クラス。私は2級を約20年前に取っているものの、今流の切れる滑りができないので、書類ではD組に入れてくれていた。ところが、D組とE組で合計15人位いるので「一応滑りを見せて貰って、クラス分けを再確認します」という。左の短いリフトで登って緩斜面に行く。先生からは「検定ではないので、どんな滑りでもいいですよ(笑)」と言われた。D組から順番に滑ることになる。テストではないのもの、久しぶりに緊張して滑る私。 緩斜面なので直線的に中回りぐらいで滑った。E組の人達は明らかに1級受験レベル。ちょっと私とはレベル違うな、D組にしといてよかった・・・・と内心思っていた。
「この中で、○○さん(MINMINのこと)だけはE組に入ってもらおうかな?一応2級持っているし。」「ええ??」と驚く私。「まあ、無理にとは言いませんが。」「あの、古い滑りしか出来ませんけど・・・・。」一瞬迷ったが、せっかく先生がそう評価していただいたので、E組で講習を受けることになった。
でも、ここからがマジに大変だった。この日は快晴で極めて高温。雪が朝からザクザクしているので、カービングの練習にはむかないので、必然的にショートターン練習。私はショートターンが苦手。もちろん苦手だからこそ練習に励まなくてはならないのですが・・・・。(大汗) 他の人達は急斜面でもほとんどの人がガンガンに小回りができて、ちょっとした欠点が指摘される程度。私は足は恥ずかしいほどバランバラン。練習についていくのがやっと・・・。雪質が悪いこともあって、ボーゲンからの体重移動を皆で何度も練習。いかにスムーズにスキーを回していくのかという課題がメインだった。午前のクラスは9名で主に山頂近くの斜面。
◆以下自分の備忘録として。
ストックはかなり前で突く。 ・両足加重でやること(私のは交互操作が入ってしまっている。) ・上下動は使わない、スキーと上体の距離は一定に保つこと ・ターンは腰がポイント。体軸を作るという概念 ・加重は一気にではなくて、徐々にじわ-っと。 ・ブーツを脛で押すのではなくて、足裏での加重が大切。・外傾姿勢ではなくて、自然に構えてやるのが今風の滑り。カービングは外傾の滑りとは違う。
午後からは若手の4名がいなくなって、午後から入る人は1名もいなくて、私&およそ55歳以上男性組の5名となった。皆さんベテランの人が多く、惚れ惚れするほど上手だった。私から見ると、どこを直すの?みたいな方ばかりだった。(一人ダントツ下手っぴな私・・・・) 北エリアにはスクール専用のバーンがあるので、整備されたバーンで繰り返しショートターンの練習。それと少しだけコブ斜面も練習。
・ターンの弧は丸く描く。テールで回すのではない。・急斜面では止める形の横滑り的な要素もマスター要(最近のカービング板はすぐに上手にできるので、ずらし方を知らない人がいた。) ・コブ斜は私の場合はあともう一歩の前傾ができれば体が遅れなくなり、滑れるようになる。 今はコブの時に遅れ気味 ・コブ斜面の滑り方は色々あるが、この日はストックは山のトップの少し奥側について、そこを削り取るイメージで。
・総括として自分の課題は両足加重で滑るということ。最初は5:5とか6:4ぐらいでの意識で練習要。 内足を使った重心と外足加重(従来型)の重心は違う。違う重心位置を探し出すこと。・内足のインエッジのあたりが中心の重心か。 ・一旦フラットにする時間がある。エッジを緩めてあげること。今までの外足加重で内足は添え足という意識を変えること。
スクールでは一生懸命すぎて、何本滑ったか?たぶん午前3本、午後8本位か?スクール終了後はリフト終了の17時までに9本位。久しぶりに講習を受けたが、事前に本やDVDを見て多少勉強していたが、やっぱり実際に講習を受けたら実感として理解できたことも多くて大変勉強になった。やっぱり、両足加重でないと新雪滑りや悪雪には対応できない。もともと運動神経は決してよい方ではないので、ちゃんと練習しないとな。今後もたまには講習を受けることにしようっと。
(2日目以降は明日以降アップ予定)
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コメント
2月13日に、夫が1人でガーラ湯沢へ。
講習付きの、とある二週連続ツアーに参加したのですが。
ゴンドラだかリフトだかが、強風でストップして、近隣のスキー場に
場所が変わったそうです。宿泊して翌日フリーで滑るつもりだった
らしいのだけれど、翌日は雨との予報で、日帰りで帰ってきました。
スキー板はツアーの方で、ロッカーで預かってくれるそうで。
明日、その二週目。
中高年が主体の講習だけど、みなさん熱心だったとか。
MINMINさんの講習覚書。
上下動ではない 足裏の加重・・・。
私レベルの講習(カービング)でも
これ、言われたなあ・・と思い出しました。
投稿: ぴとこ | 2009/02/19 08:42
フーン、
>ストックはかなり前で突く。
ここからの6行、一つもできてませんでした。特に上下動を使わないって信じられない。
まぁ、40年前の4級じゃ仕方ないね。
定年退職したら「目指せ1級!」です。
投稿: 常吉 | 2009/02/19 19:06
やっと今風の滑りが少しだけ分かってきたお気楽です(苦笑)
スキーの教程は昔と今は180度に近い位違っちゃて・・戸惑いますね。
MINMINさんの滑りを見た記憶では以下のポイントでしょう・・
・上下動は使わない
・加重は一気にではなくて、徐々にじわ-っと。
・外傾姿勢ではなくて、自然に構えてやるのが
・ターンの弧は丸く描く。テールで回すのではない
特にテールを押し出すズラす滑りだと1級以上は点が出ないようです。
基礎は難しいですねー。。自分の性に合わないかな。
形が美しいより速いのが美しいって考えが根底にあるので・・
しかしたまには基礎やっとかないとマズイなと今シーズンは痛感。。
でも・・残念ながら山での滑りには今の教程より昔の教程滑りの方が役に立つと思うけどね~。
滑りの上達は山での楽しさが増すと思うので頑張ってください。
投稿: お気楽 | 2009/02/19 20:26
★ぴとこさん
あらあら、ご主人は平日ガーラ練習組なんですね! スクールに入ってまじめに練習するの、私も少しはやらなくちゃあと思ってやってみました。
ガーラは風が強いとゴンドラが動かなくなるのがネックですね。まあ、新幹線に乗っていれば、中止の際は放送してくれるからよいけど。
先週は雨も降ったし、もったいなかったですね。やはりできれば2日間連続で練習した方が効率的ですものね。明日のガーラ、ちゃんと練習できるといいですね。
ぴとこさんも去年のシーズンはレッスン受けてましたね。同じこと習っている! (当たり前か・・・・) 以前は初心者レベルならば上下動使ってもよかったのに、時代は変わりましたね。
投稿: MINMIN | 2009/02/19 21:12
★常吉さん
>定年退職したら「目指せ1級!」です。
まさに、ご一緒した生徒さんにそういう方がいらっしゃいました。
とても励まされましたよ~。
<上下動を使わない>は、まさに私の課題です。上下動を使ってしまうのが自分の癖になってしまってます。 まあ、山のパウダーなんかでは上下動は有効とは思うのですが、ゲレンデではまずいようです。
投稿: MINMIN | 2009/02/19 21:24
★お気楽さん
私の滑りの印象、まさにズバリ良く見ておられますね。
最近はゲレンデ滑りでは意識して上下動を抑えてますが、ついつい使ってしまうことが多いので意識改革中です。レッスンの時はボロがばれないように滑ってましたが。緩斜面ならば大分改善してきましたが、条件が難しくなるとまだまだです。
テールで回すのではないことも、やっと少しわかってきましたが、それでもザザザ・・・て音がしちゃうことが多いので、もっと切れるターンができるようにとは思ってます。
ところで、山の滑りは断然ズラシ系の滑りかなと私も思っております。どっちもできれば鬼に金棒かなあ? お気楽さんも、今シーズンは基礎も少しやられていらっしゃるので、またわからないことがあったら教えてくださいませ。
投稿: MINMIN | 2009/02/19 21:31
何やあっちもこっちも木曽ブームでんな。
怪奇なスキー用語全国統一にしてくれんかな?
投稿: ぬでし | 2009/02/20 12:48
★ぬでしさん
わたしゃ、一発目のスキーで捻挫したのはやっぱりスキーが下手であるという結論ですので、技術向上をもう少し目指したいと珍しく思っている今年です。
スキー用語、事前に本を読んでいたからわかったけど、コーチのしゃべっている用語、大分変わりました。同じことを別の表現でしゃべっている部分もあったりして。でも、山での滑りは以前と同じ感覚でいいかなと思ってます。
投稿: MINMIN | 2009/02/20 21:55
MINMINさんでさえスクールの基礎ですものね、わたしもしっかり受けてみようと思っています。ガーラはクラス分けもしっかりしてるんですね。それなら安心できそうです。2日連続で講習受けてみようと思っています。
投稿: ねこけろ | 2009/02/23 12:04
★ねこけろさん
スクールに入ると、変な癖がつかないで、素直に滑れるようになると思うな。たぶん、私がこの前教えたのは、本当に最初の部分だけど、あれでも多少上下動を使って教えたので(それが最初はわかりやすいので)、先生ならばもっとよい方法を教えてくれるだろうな。
投稿: MINMIN | 2009/02/23 21:15
カービング(かなり極端か?)だと、
> ストックはかなり前で突く。
ストック自体が不要..。
> ・両足加重でやること
内足のみ加重というか、外足は浮いているのが理想..。
モノスキー、スクォール、ボード状態。
身体が傾くと、体型的に両足加重自体が不自然でしょう?
> ・上下動は使わない、
これは微妙ですねぇ。何度も滑って、凸凹や混み具合、雪質も
判ってれば使わない滑りも可能でしょう。
ターン時の切り替え限定って話か?
使わないのが理想ですが、山では必須かと。
少なくとも小柄な我々は、ちょっとでも先の情報を得るために
上下動が必要という認識です。特に切替時(含むパウダー)
スクールも言ってる事が違うことが多く、私のような素人は悩みます。
戸隠と万座で指導が違ってるんですが、どうも、趣旨は同じだったり。
個人的には八海山のマンツーマンで教えてくれた人は良かった。
リフト1本止まらず、搬機の上で指導って効率的。
あと「山で滑るなら強い滑りだ!」って。その「強さ」の具現化に
悩んでたんですがね..。今もか。
戯言でした。
投稿: 糸屯 一 | 2009/03/07 08:33
★糸屯一君
>ストック自体が不要..。
最近はカービングとまで言わなくても、大回りではストックは突いても突かなくてもいいと、今回のスクールで習いました。(今更ですが。私はストック依存症の傾向なんで、やっぱり大回りでも使うなあ。)
上下動のことは、私は山では今までどおり使う予定。上下動を使わないようにするのはゲレンデの滑り限定と考えてます。ただ、上下動だと飛ばされる確率もあるので、使わないで滑る技術も大切だと思ってます。要は滑りの幅を広げたいと。
>スクールも言ってる事が違うことが多く、私のような素人は悩みます。
先生によっても違うので、自分に合った、やりやすいところだけをチョイスすれば良いのです。今回習った先生の口癖は「色んなやり方もありますが、その1つとして・・・」というような前置きをよく使ってました。同じ現象を言葉を変えて説明しているという感じです。自分に合わないやり方はできないし、自分の体の硬さとか体力とか性質にあったやり方でできればいいじゃないかと思ってます。
投稿: MINMIN | 2009/03/09 23:19