左手首捻挫、そして右手首も大問題発覚で大ショック・・・
先週の金曜日の朝から、左手首がやや痛かった。でも、そんなにシリアスではなく、なんせ、やっと翌日の土曜日にはゲレンデスキーに行けるんウキウキ♪だった。
それで、スキーでは左手首にテーピングをして滑っていた。
ゲレンデ用に買ったカーボンストックは従来の山用のBDに比べると空気みたいに軽いので痛みは感じなかった。
ところが、ずっと手首の痛みは消えない。手首は仕事をするのも、料理をするのも、日常生活で何かをするのに結構使う。むしろ段々と痛みが強まっている気がしたので、今週末にも日帰りスキーに行こうと思っていたので、念のために病院に行くことにした。
勤務先のすぐそばの診療所は予約料500円をとるし、整形外科は午前中のみなので当日予約は駄目な可能性が大きい。診療所自体は設備は良く、大学病院の教授クラスのアルバイト先やリタイア後の職場という感じだ。
昨日、朝一番に電話をしたら
「整形外科の予約を取りたんですけど。手首が痛いです。」
「今日の先生は足の専門医です。」 「え?」
「まあ、整形の先生なんで、もちろん手も見れますけど・・・」 「今日は無理ですか?」
「確認してみます・・・・・・ (なんか、手の怪我の患者を診るのは電話口の受付のお姉さまの反応からあまりよくないように聞こえる。大分待たされる。) 今すぐ来てくれるならいいです。」
というので、お仕事を放置して診療所へ。すぐに行ったけど、1時間以上待ってようやく診療開始。
痛む左手を診せたら、右手も比較のために診せてくださいという。両手を見せると、先生が途端に表情が変わったみたい?
「右手首の方が厚いですね」 「え???」
生まれてから今まで、そういう風に自分の手首を見たこともなかった。
「あの、私は利き手が右ですから・・・・・」 「骨は利き手とは関係ないですよ。(筋肉ならば関係するけど・・・というニュアンス)」
初めてよくよく自分の手首の圧さを比べてみると、わずかに右手の方が言われたせいもあるが、若干厚くみえてきた。60代ぐらいのてきぱきとして紳士な医師だった。
「レントゲンを両手ともに撮りますからね、驚かないで下さい」
怪我した側との比較で撮ることは普通のことだろうから、もちろん了承。そういえば、足の専門医なのでお正月に痛めた右足首の捻挫の箇所も相談したら、ピンポイントで2箇所押して、1箇所は押すとまだ痛む。
「あと2週間は穏やかに生活してください」
ヤレヤレ・・・・・。たしかにスキーはブーツのお陰もあって全然問題はなかったけど、普通に5キロ以上長く歩くと、足首がやや痛むことがある。やっぱり最初の近所の先生が2月中旬までは養生しなさいというのと全くお見立てだ。
さて、両手のレントゲンを2枚ずつ撮って再び医師の前に戻る。
医師からは怪我をしていない右手首のレントゲンを見ながらの解説が始まった。
「先生、それは怪我をしていない方ですよね?」
「そうです、右側ですが、ここが少し変でしょう? キーンベック病という症状です。」
前腕には橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)の2本の骨があるのだが、私の場合は尺骨が微妙に短い。そのために、橈骨に負担がかかることになり、骨のある部分に力が強くかかるので画像で解説をされながら見ると素人目にも少し白っぽくなった形があった。先生はさらっと語られたけど、あまりにもマイナーな聞いたこともない病名だったので、どう反応してよいのやら??
大きく転倒したり、骨折や捻挫なども記憶がないと答えた。そういえば、PC使いすぎて腱鞘炎みたいになったことがあると伝えたら
「これはそんなに弱い力ではなりませんよ。かなり強い力、腕立て伏せをするぐらいの力は最低限必要です。」
ただ、先生からは一切何かをしてはいけないとか、具体的に養生しなさいとも言われなかった。レントゲンの画像では問題があるけど、発病していないのか、既に支障がないのか?
それから、最後に痛くて問題となっていた左手首の話になり、
「まあ、この捻挫は湿布とかテーピングでも貼ってなさい。3週間は大人しくしてなさい。」
という、まるでとってつけたような解説で終了。(苦笑)
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会社に戻って、さっそくPCでネット検索をしたら、かなり稀な部類の病気らしい。
★キーンベック病 : 別名は、月状骨無腐性壊死・月状骨軟化症
↑ おどろおどろしい名前だ・・・骨腐っちゃうなんて、え~ん
リンクは病気の内容参考
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10980500.html
http://www.tahara-seikei.com/755.htm
私のことを診ていただいた先生のこともついでに調べたら、なんと、足の専門医とは伺っていたが、外反母趾関係の足の整形外科医の中では超一流の第一人者で、「世界一受けたい授業」などのテレビにも出演されたことのある某大学病院の I 教授でした。
私のしょぼい?左手首捻挫などを診ていただくには大変恐縮するほどの大先生でした。それにしても、比較的珍しい症例の私の骨の異常をすぐさま見つけたあたりは、物凄い観察力ですね。さすがプロ中のプロ!!! 整形外科は細分化されていて、特に大学病院では手の診療は全く診ていないでしょうから、専門外というものの、あの鋭い観察力には脱帽です。
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それにしても、昨日からずっとネットなどでこの症状を調べているけど、ずっと前に発病して、既に壊死してしまっていて、悪さをしないというのか、これから悪くなるのか?よくわからない。
ただ、一つ確実に言えることは、I 教授も語るところのダメージが出やすいリスクファクターを持っている手首であるということだ。レントゲン画像も私が見てもそう思う。だから、今後は悪くならないようにやっぱり、手を酷使するような運動は避けるのがベターだろうなあ・・・・・。
真っ先に思ったのは、フリークライミングで週何回かちゃんと通って反復して負荷をかけるのは、最もふさわしくなさそう・・・・。反復練習の負荷は避けるべきみたいです。たまにやるぐらいならばいいのかもしれない? あとは、腕立て伏せのような手首を曲げた状態で腕の骨と手を摩擦するような状態の負荷もよくなさそうである。これも反復トレーニングなので、若い頃に負荷かけていたのが悔やまれる?
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なかなか人生は思うようにならないものですね。
交通事故を避けるには外出しないことが一番の安全策だけど、家の中だけで生きていくは現実にはできないし、そんな人生は全く楽しくない。だけど、交通事故にあわないように意識して、事故にあわないで楽しく生きていく方法は一杯ある・・・・・ そんなことをふと思ってしまった。
まあ、今週末のゲレンデスキーはさすがにパスしたけど、来週こそは再びスキーに復帰できるように養生するんだあ~~~
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コメント
うわぁ~なんか聞いたことない病名でしたね
ここのところついてないことが続いてますが、先輩方によく人生 山あり谷ありって
だから谷に行ったらこれからは山になるからって思いなさいって言われます
休養も大事なんですよね、突っ走ってもよい結果だけぢゃないし、ポジティブに行きましょう~
どうぞお大事にしてくださいね。。
投稿: kuro | 2009/02/07 07:31
う~ん、初めて目にする病名ですねえ。
私も調べてみたのですが、軽度だと温存療法?(湿布等)、重症だと手術とか。
個人のサイトだと重症で、直ぐに手術になった方が多いみたいですね。
MINMINさんの場合は、お医者様から特に指示が無かったという事は、おっしゃる様に「リスクファクター」として、無理をしない様にするという事なのでしょうか。
直ぐに診断が付いたという点でも、偶然とは言え、良いお医者様に当たった様ですね。 でも、心配だったら、他でも見てもらう方法もありそうですね。
しかし、行ってみないと判らないですねえ。
私も早く整形外科に行かないと。 本当、待ち時間が長いから、なかなか行けないですよねえ。
お大事になさって下さい。
仕事では、「私、箸より思い物は持てないです。」で通して下さいね。
投稿: REI | 2009/02/07 18:16
★kuroさん
いいことを人生の先輩たちはおっしゃってくれますね。
ほんと、そうですね。谷の次は山がある・・・そう思ってやっていきます。
いまは、ゆるゆる休養の時期と心がけます。
今日はね、ちょこっと良いことありましたよ。
ちゃんと谷の次にちょこっと上に上がれた気分です。
暖かくなったら、チャリオフしましょうね。
投稿: MINMIN | 2009/02/07 23:36
★REIさん
ほんと、最初なんで右手ばかりを先生は問題視するのか、本当に???でした。病名もまともにヒヤリングできなかったぐらいで。キンなんとか?キンブックかな?とか・・・ あまりにもさらっと言われたので、こんなに稀な病名とは思ってもおりませんでした。診療室を出たあとで、すぐにメモ帳に書いておいてよかった 忘れちゃいそうな病名でした。
おそらく、このまま無理なスポーツや過労働などで手を酷使しなければ痛みは出ないような気がします。もし再度きちんと診てもらうならば、次は「手の専門医」と呼ばれる医師に診て貰わないと駄目みたいなので、敷居が高いなあ・・・ もともとあんまり重たいのを持つのは苦手ですが、今後はより一生気をつけます。
REIさんも気になる症状、是非見てもらったほうがよさそうですよ。私は職医接近な環境なんで、気軽に行っちゃいましたが。
投稿: MINMIN | 2009/02/07 23:45