第一回ハセツネ30K 完走記(その1)
【2009年4月19日(日)】
朝はもう少し早い電車で行きたがったが、家を出るのがゆっくりになってしまい7時57分に武蔵五日市駅着。駅のトイレが外まで大行列なので、駅の左手にある公衆トイレに向かう。空いていてよかった。(このあたりは勝手知った場所なので助かる。)会場の五日市青少年旅行村までは下見した場所だけど、駅から15分ほどあり、既に会場に向かっている人はまばらだ。(車で来ている人が思ったよりも多かったようだ) 8時15分頃到着してすぐ受付はしたものの、荷物預ける場所とか更衣室はどこどこ?
この場所は河沿いの傾斜地で、あちこちに小さなバンガローが点在している。人が多くて、右手に更衣室があるはずなのだけどわからない。幸いCW-Xのタイツは履いてきていて、ズボンを脱いでハーフパンツに履き変えただけなので良かった。本当の着替えならばまずかったです。RCチップやゼッケンつけたり、装備を再チェックするなどしてあっという間にスタートの時間が迫ってます。スタート前にもう一度トイレに行って、荷物を所定の場所に置いてスタート場所に向かいます。
スタートに向かう道の机で係員2名が装備 チェック。実際は中を開けずに荷物を持ち上げるだけだった。「まだスタートはあと1キロ先です!」と大声で叫んでいたけど、あらびっくり! 装備チェックの机から50mぐらいの所で既に大渋滞。細い登山道になっていて、びっしりと人が連なって一歩も動きません。たぶん、このときの時間は8:45か8:50頃だったと思う。結局、スタートまでほとんど動かず、最後尾からおよそ50名ぐらいの場所。スタートまで辿り着くにも大渋滞では先が思いやられます。
◆スタートから入山峠まで(第一関門 4.65km)◆
スタートの時間は9時だったが、その時間を過ぎて数分してから、ようやく少しずつ動き出し、山道が一旦下りで広くなるあたりから皆さんダッシュ。広場に出て少し進んだあたりで、やっと横断幕があるスタート地点(ほんと、1キロ弱ありました。)を通過。およそ9時9分頃実質スタート。実は下見の時に青少年旅行村には行ったのですが、川沿いの散策路から歩いて行ったので、川沿いの道は通行止めで会場までの道がわかっておりませんでした。ちょっと認識が甘かったです。
最初だけは平坦なので少し走りましたが、どうせ渋滞するので登りになるとあっさり速足ウォーキング。私のランは遅いので歩いても5分と違うかどうかぐらい。登山道入口に9時29頃。到着すると、なんとそこからはまたまた大渋滞。それも凄いです!全く動きません。ここでは最後尾から約10番目位。近くには他のトレイル大会などに良く出ている方もおり、「ここまで渋滞するのも凄いよ。普通は多少なりとも左右から抜けられたりとか、少しながらも進むんだけど・・・・」と話されてました。
全く動かないのが、10分位したら10mぐらい前進か(爆笑)。30分位したら50m位前進か?木立の中にずっと居たので、少し肌寒い感じになってきました。さすがに残り時間はあと30分では入山峠には到着しないだろう・・・・。半分諦めモードです。思わず近くの女性と「私などは都内に住んでいるんので6000円の参加費と僅かな交通費で済むけど、このために飛行機や宿泊代を払ってきている人達のことを考えると涙ものですね。」などとおしゃべりしてました。
ようやく30分を過ぎた頃あたりから少しずつ列が進み始めましたが、急に動き出したかも?と進むと、最初の沢の横断地点。ここがおよそ10時9分通過。ここまでが実質40分間の大渋滞でした。ひぇ~~~。 沢と言っても水溜りレベル。私の予想のもう一つ先の木の橋で渋滞が起きているのかと思っていたので、そうでなかったのは少し意外。このあたりは多少段差がありますが、ここまで凄い渋滞になる要素とは思ってませんでした。最初の1箇所を越すと、その先は、走る走る。あと2箇所ぐらいやや足場が悪い場所もあったけど難なく進み、いよいよ沢を離れて山道に行列になって進みます。もしかしたら、第一関門の10時半に万に1つぐらいで間に合うかもしれません。
もともと最後尾クラスなのでそんなに速い人はいないけど、渋滞につかまって本来もっと前で走るべき人達も中にはいたので、行列のスピードはそれなりです。遅い人は途中で道を譲っていただけました。下見の時にはきついと思って登っていたけど、この日は火事場の馬鹿力?で、そんなには苦しいとまでは思わず。ただ、どうしても関門まではちょっと無理か、最後の頂上付近が見えたあたりで、あ~10時半になってしまう・・・・・。
ちょうど、その時「関門が30分間延びました~~!!!」と割と大きなザックを背負った人が山頂から降りてきて、皆に聞こえるように何度も何度も呼びかけてくれました。
まさに、<神の声を聞いた気分>でした。全然スピードは緩めずに、急登すぎてぜーぜーですが頑張りました。なんとか刈寄山の肩の所には10時28分到着。ここは関門ではないので、急坂を駆け下ります。山登りにいかにも慣れていない女性ランナー2名などに道を譲ってもらい、峠までは快走。10時33分頃だったと思う。速攻ですぐ脇にあった仮設トイレに直行 待っている間に大分冷えました。トイレには行ける時に行っておかないと・・・・・。
◆入山峠~和田峠(第二関門 醍醐分岐まで9.35km 和田峠まで16.0km)◆
約1分ほどで爽やかな気分になって、下りの林道ランに出発。ちょうど、峠からの下りで抜いたランナー達にすぐに遭遇。登りの林道は恐らく走れないので、醍醐分岐のT字路までの下りの約5キロ程度が唯一の走れる場所。下りは得意なのでジョグペースでどんどん下ります。一杯巨大なミミズを発見。踏み潰さないようにします。やや暑いので、なるべく日陰を求めて走ります。抜かされることはあまりなく、結構気分いいかも。表示がもともと0.5キロごとにあるのも気分的にはありがたいです。
醍醐分岐に11時2分頃到着。予定ではここまで30分程度の予定なので、30分以内で走れたのでまずまず。T字路には消防車も、警察も来ていて、なんかちょっと物々しい? ここからはしばらく民家が点在する場所が2キロ程度あるのかな?感じのよい里山で、民家の人達がばらばらと応援してくださっており、ありがたいです。T字路から少しは走りましたが、登りが出始めたあたりからずっと歩きです。これは想定の行動です。登りで走ろうとすると、私の走力では速歩きとあまり変わりません。だけど歩きなので体には負担もこないので、後半に足を残しておけるかな? 途中で見事に桜?桃かな?ピンクの花が本当にあでやかな里山の風景で心癒されます。民家が終ると黙々と歩くだけですが、思ったよりも木陰も多くて助かりました。
途中でボランティアの方達がグレープフルーツとオレンジを一杯振舞っており、一瞬たじろぎます。なんせ大会の規約には水などの補助は一切禁止ですとか、怖いことばかり書いてあります。私も一瞬顔が引きつりました
本当に多くの先行ランナーの食べた皮がビニール袋に満載。「いつもお互い様ですから」と笑顔な方達が印象的です。山でも食べ物の交換やら、ランニング大会でも私設エイドなどがありますものね。こういう相互扶助のボランティア精神こそが素晴らしいと思うものです。
そこを過ぎると登り坂も急になってきたけど、実は私は歩いたことのある近くの陣馬高原下バス停から和田峠の林道のイメージを持っていて、それの距離の1.5倍位のイメージでT字路から先を思っていたので、傾斜自体はこちらの道の方が緩やかでした。もっと最後に急登が来るのかと思っていたら、あれ?なんで道が下るんだろうと思ったけど、どうやら登りが終ったようです。下りはようやくランニング(苦笑)
和田峠近くの関門には12時17分頃到着。第2関門の制限時間は12時30分なので、最初の渋滞を考えると大分貯金できたかな?第1関門と第2関門の間は2時間に設定されていたので、1時間44分程度ならば、走らない私にとってはまずまず?それに、30分は制限時間は延びたのだから、ここの関門は13時なのかな?と思っておりました。
少し気分的に落ち着いて、念のためにもう一度トイレに行き(もともとトイレは近いほうなので、笑わないで下さい。コース途中でするわけにも本日はいかないでしょうから。)わずかにお菓子をつまみ、飲み物をポケットに入れ替えなどして、12時24分頃出発。
※続きは、その2につづく
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