ハセツネ30K体験記 (序章)
第一回ハセツネ30Kの大会参加の様子をまとめてみる。私はランナーと言えるほど練習もしていないので、今回は登山愛好家の立場として参加した感じ。この大会は完走すると、秋のハセツネ24時間耐久レースへの出場権が付与されるので、そのために参加したのです。昨年はハセツネに出ようとしたら、受付開始から40数時間ぐらい(2日目)で埋まってしまって、エントリーさえできなかったので、今年はその出場権をどうしても得たかった。
もとより、完走が目的なので、いかに3つの関門にひっかからずに制限時間7時間以内にゴールするかが課題。
ところで、レースよりも遥かに前に戦いは始まっていた・・・・
【第一の戦い?】
PCのランネットによる受付申し込みは当初は1月24日(土)午前0時だった。ところがPCの前に待機するために座ると、受付時間は午前9時に変更になっていた。夜中にアクセスが殺到したら困るからなのか?
心配しつつ、翌日も朝9時前からPCの前に待機していた。9時僅か過ぎにアクセスしたが、全然繋がらない 何度やっても固まってしまう。ようやく9時20分過ぎにアクセスできて、手続きを開始。大会に申し込むと同時に、なんだか色んな商品も一緒に買わなければならないような錯角?に陥いるような申し込みの作りになっていて、ハセツネ本戦の地図(これはいずれ必要なので良いけど。)、去年の大会記録集、トレーナーまで買わされた? (なんせ、PCがアクセス集中で不安定でとても冷静になれなかった・・・・)
JROの 都岳連山岳保険の加入が申し込みの条件になっていたが、これは幸いなことに自分自身がもともと加入していたので問題なし。(他社と比べても良心的な値段設定と思う。冬山&登攀可能なものでも、かなり安い)
やっと、9時30分前後に申し込みが終了。ヤレヤレ。噂によると初日の朝のうちに受付終了だったとか?ただし、申込金入金がない分の追加募集もあった。ともあれ、申し込みエントリーまでレースとは、全くびっくりなものでした。
【大会のための準備】
このブログを定期的に読んで下さってくれている人達はご存知だけど、お正月早々にBCスキーで捻挫。大好きな山スキーに出没できず。無難なゲレンデスキーの練習をひさしぶりに真面目にやっていたら、それが面白くなってしまい3月まではスキー三昧。たまに様子をみるために軽くジョギングしましたが、10キロ以上走ると3月上旬までは違和感ありのため練習せず。結局は4月になって、慌てて少しだけジョギング。せめて100キロは走りたかったが、2週間ではそんなに走れませんでした。
コースの下見は3月29日(日)に入山峠まで実施。試走ではなくて、単なる見学ハイキング。とても登りの林道走るほどの実力はないので、最初の沢を横断する登山道を見て、渋滞必須は確実だと判断。どうせ渋滞するならば最初の林道は歩く作戦だ(苦笑)。かなりの渋滞が予想されるものの、どの程度渋滞するかまでは見当がつかず。20分位かなあ?と漠然と思っただけ。入山峠から和田峠までの林道を試走したら、恐らく出場するのが嫌になるだろうから(登山やる人で、林道が好きなんて人はいるのだろうか?極力林道は歩きたくないのが本心だけど。)、林道は迷わないだろうから省略。
和田峠からのゴールまでのトレイルは未踏の部分も少しあるが、何年も前に歩いた分も含めて細切れには歩いたことあるので省略。ネットで試走の様子などを読んでおいた。
【装備】
◆水
大会は好天・高温が予想されるので、水は多めに持つことにした。大会ではハイドレーションシステムを強く推奨して2L以上が義務ずけられている。でも、私はあのシステムが苦手だ。持ってはいるものの、前歯が差し歯で歯医者さんから極力前歯で物を噛まないでと指導されているので怖くて使えない。
私が選択したのが、ハーフパンツの大きなポケットにペットボトル等の小型の水分補給を入れる仕組み。
・アクエリアス300cc×2、ぶどうジュース300cc →ソフトな入れ物
・ペットボトル500×2 (アクエリアス、ジャスミンティー)
・ウーロン茶200ccペットボトル→このボトルをポケットに入れて、中身がなくなると随時補充
・アミノバイタル等の栄養系のドリンク(180cc×2)
合計2,460cc (実際は1300cc程度の消費)
◆ザック
半数以上の方がハイドレーションシステムの機能のある、トレラン専用ザックのようにお見受けしたが、私はいつものミフィーちゃんザック
既にザックは8個ぐらいは持っていて、これ以上はできればザックを買いたくない。駆けるというよりも速足程度で大会にのぞむ予定の私なので、このザックで充分だろう。重さはごくごく軽い。
◆ザックの中身
・ゴアテックス雨具(上のみ)・・・・降水確率が極めて低いので、下は置いていくことにした。
・LEDヘッドランプ (不要と思うけど、万一のために)
・トイレットペーパー (もちろん、使用済み紙の回収用の袋も持参)
・行動食 (お菓子少々、チョコ1箱、ガム、あめ)
・超小型ダウンジャケット・・・・・体調不良となった時に、万一のセルフレスキューは自分にしかできない。
・都岳連日本山岳救助機構(JRO)の山岳保険証・・・・・実際は、ノーチェックだった。変なの・・・
・薬等のセットと現金少々(ジブロックで防水)
・手拭2本、手袋(使用せず)、サングラス、携帯電話
◎全重量はたぶん4.5kg程度。
◆ウエアなど
・上:速乾性の半袖Tシャツ
・下:ワコールのCW-X (タイツ) 、ハーフパンツ(大きなポケット2個つき)
・靴:モントレイルのコンティネンタルディバイド、 オーロンの厚手の靴下
(本番の様子は その1へつづく)
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コメント
minminさん こんにちは!
先日は、コメントをいただきありがとうございました。
数年前に挑戦されて途中でリタイア、去年の申し込みにも間に合わなかったのですね。
トレイルラン専門ではなく、山やスキーが好きな方からの視点は少なくなりつつあり、なかなか読むことができないのでとても楽しみです。
秋の大会は、数年前の雪辱を晴らして、見事完走なさってください。
リンクのページを少し拝見しましたが、きむひろさんや、ガッツさん、などなど幾つかわたしも知っているホームページがあって、懐かしさを感じました。
ブルー系の文字で統一されていて、素敵なホームページですね。
まずは、完走記の続きを楽しみにしています。
投稿: silvaplauna | 2009/04/23 09:05
★silvaplaunaさん
どうも、当ブログにようこそ、いらっしゃいませ!
やっぱり、メールアドレスから検索できたようですね。
私は実はかなりsilvaplaunaさんの試走レポなどを拝見させていただき、大変感謝です。
よく、私が数年前に敗退したことわかりましたね(苦笑)
2002年にハセツネに参加したのですが、自分の体調がわかっていなくて、酷い目にあいました。
一応↓がそのときの顛末です。
http://homepage3.nifty.com/minminsroom2002/diary9.htm#hasetune
今は当時の持病も完治して、元気な状態に戻って数年経つので、どうしてもあの時の悔しさを乗り越えたいと思ってます。
今は、トレランブームで凄いんでビックリ。私の発想はあくまでも山での長時間行動のトレーニングなんですけど・・・。実際の今回の大会は完全にマラソン大会でちょっと・・・。私のようなマラソンを昨年秋にやっと5時間以内で完走したレベルでは大変辛いものでした。
私のHPやブログは、今の季節は主に山スキー屋さんなどが見てくださっている方が多いです。もちろん、縦走系、ハイキングの方もいるのですが、コメントしずらいらしいです(苦笑)きむひろさんは、今年の神楽BCで捻挫した時にご一緒してましたよ。
投稿: MINMIN | 2009/04/23 21:02
コメント数がなんで2にカウントされないんだろう、変だなあ?
投稿: MINMIN | 2009/04/25 10:30
こんにちは、minminさんは私より、1~2年ほど早く本格的な登山をはじめられたようですね。
僕の場合、メスナーが標高差1000mの尾根をトレーニングで駆け登ったって、当時(80年代?)よくヤマケイなどに引用された記事を見て山を走り始めました。ですので、登りは得意なほうです。
(その代わり、平坦なところは遅い・・。)
どちらかと言うと、山をやっている方は、トレイルランでも登りは強い傾向にあるようです。(重いアタックザックを背負って縦走しているからかな・・。)
ですので、minminさんも、登りは平均よりは強いはずですよ。
2002年の時は、体調が悪かったのでしょうね。いまのminminさんでしたら、5時間かからずに、浅間峠にいけると思います。
・・あの林道を喜んで走るのは、やはり、ランナーの方でしょう(苦笑)。私などは、試走のときにストレスたまりまくりでした。
投稿: silvaplauna | 2009/04/25 11:25
★silvaplaunaさん
>登りは平均よりは強いはずですよ。
それが、全然速くないのでトレーニングをしている訳でして
女性の一般ハイカーとしては速いけど、本格的登山をしている方達とご一緒すると、ダントツ遅いです。山スキーでは1,2時間待たせてしまうことなどもあるので、困ったチャンです。
平坦地は自分は背が高くないので歩幅が狭く、歩く分にはいつも不利だと思ってます。走れればいいんでしょうけど、そこが課題なんです。
林道を走るのは気持ちの問題も大きいですね。ストレスたまるから歩きました(苦笑)
投稿: MINMIN | 2009/04/25 12:40
なんだかわからんけどわたしの名前発見。
今度は山田昇カップ(上州武尊山)でも挑戦してみてください。
MINMINさんも残念なGWを送られたようですね。まだ高い場所は滑れるでしょうからお互いなんとか粘りたいところですね。
投稿: きむち | 2009/05/05 23:45
★きむちさん
おひっさしぶりです。そちらも肩?腕?をやられているようですね。。。山田昇カップはボッカ付きだそうで、きむちさんこそ、地元ですからどうですか?
私も残念なGWですが、高い所であと何滑りかしたいものですね。きむちさんも車が廃車ちゃんのようですが、頑張りましょう。
投稿: MINMIN | 2009/05/06 10:00