« 映画「剣岳・点の記」 | トップページ | トムラウシ山の大量遭難に想う »

2009/08/08

久々に奥多摩へ (三頭山から御前山へ)

5月半ばからずっと山に行かなかった私。夏休みをとったけど、天気も思わしくないので遠出せずに、奥多摩へ行くことにした。ハセツネのまだ歩いたことないルートを以前から下見しようと思っていたので、試走でなくて、あくまでも普通の歩きペースで行ってきました。

さすがに8月の奥多摩は暑い、湿度120%って感じでした。以下、長いので興味のある方だけどうぞ。

【2009年8月7日(金)】
三頭山には過去2度ほど登っており、初めては大学の山岳サークルの新入生歓迎山行だった。
(恐ろしく昔です・・・)あの頃は数馬までしかバスはなく、そこからワイワイガヤガヤして皆で登っていったことを懐かしく想いだす。同期全員が揃った山はこの時の山だけだったなあ・・・・・と思う。この7月3日に同期のO君が急死。昔の山仲間にお別れの会で再会した。こういう機会でなく皆に再会したかった。数馬のバス停をバスの中から見送って、今日は都民の森までバスで行く。

朝一のバスで行っても、バスは9時30分ごろにしか着かない。(土日も同じ)数馬からだともっと早いバスはあるが、標高差もコースタイムも結構あるので結局は都民の森からとした。9時50分に都民の森を出発。天気予報は午後から雨なので、ハセツネのコースを行ける所まで行って最終的には奥多摩側に下山する予定だ。

平日登山は泊まりの山以外では初めて。リタイア組や主婦層などがぱらぱらと居て、自分としては結構人がいると感心。さすが都民の森はメジャーだ。学生さんも夏休みなので体験コーナーにたくさん来ている。都民の森は森林浴などを謳っているので、あちこちに<○○の道>というのが縦横に走っていて、目が回りそう(苦笑) 数年前に下山してきた記憶をたどって三頭ノ大滝を経由するようにウィングチップを敷きつけられた散策路を歩く。やっと滝が終わるとそこから上は観光路から普通の登山道になり、沢沿いの道へ。沢沿いは涼しくていいが、かなり湿度があるので暑くてたまらない。手ぬぐいを水で濡らして涼を取ることにする。

3ヶ月ぶりの登山なので、体はやっぱり重く感じる。この湿度ではしようがないか?一応靴はトレラン用のシューズを履いてきたけど走る気も全く起こらない。ゆっくり登り、誰もいない山頂へ到着。O君達と一緒に登った時にあった山頂の看板はだいぶ前に新しい物と交換されているのはしようがないけど寂しいものです。山頂からは全く何も見えません。

2009_08_7mitougozen_006 (写真はクリックで全て拡大)
お腹も減っているので昼食にしたが、ブンブンと虫が執拗に旋回していて、怖いし、うるさいし、落ち着けません。そろそろ出発しようと思っていたら、お孫さんとおじいちゃんの二人組が登って来られてしばし歓談。微笑ましいです。山頂を後にして鞘口峠は向かいます。

幻想的なガスの中の道でしたが、逆周りで登ってきている人達と何人もすれ違います。途中で追い抜いたお見かけした人達もいて?山頂まで行かないで森林散歩だけで周遊している人達も多いようでした。山頂にこだわらず、真の意味で森林浴なんだなあ・・・・と教えられた気がしました。高齢になるとこういうのもいいかもしれません。

とにかく、このあたりは人も多く、都の作った人工的な物が多く、分岐が一杯すぎます。その度に確認しますが、見晴らし小屋のあたりはハセツネルートはどうなんでしょうか?ようやく鞘口峠に到着してほっとします。概ねここまでが都民の森の管理下で、ここから先が普通の登山道になります。コースタイム的には全く走っていないので、概ねコースタイムか5分短いかどうかぐらい。気持ちの良い道が続きますが、展望もなく、単調なので、やっぱり走った方がよかったかもしれません。(苦笑)

次の風張峠へも同じような印象。峠は眼下右に道路が走っている所。ローリング族みたいな車やバイクの爆音も聞かれます。ここで休憩してから、しばらくすると道路に一旦出て、また左の山道に入って・・・と3回箇所ほど道路を歩きました。1箇所はもしかしたら車道を歩くのがハセツネのコースかもしれません。一応標識はあるものの、やや戻ってからガードロープを跨いだりする感じも部分もあったりで、確信持てませんでした。本番では恐らくテープで誘導されるのかしら?緩く登った所が月夜見山でした。樹林がこんもりで、現在では展望0でした。ここから少し下ると車道。右に2~300m進むと月夜見山第二駐車場。ハセツネ本番ではここは第二関門。2日目の午前4時までに通過する必要がありますが、果たしてここまで歩いてこれるのだろうか?

この駐車場にはトイレも水道も全く何もない所で、左手に登山道がついてました。ここからは木の階段が連続してかなり長い急下降となりました。もともと湿っぽい路面はやや滑りやすく、本番でもっと湿って夜だとちょっとしんどいかも? この日はストックは持参しなかったけど、やはり疲れてくるとストック有効でしょうね。小河内峠までは巻き道が右ないし左に多くあって、概ね右をたどる。本番では巻き道を使っていいんだろうか?ただ、明らかに巻き道が踏み跡しっかりの場所が多かったので私も概ねそのとおりに従う。1箇所ぐらいだけは尾根筋を選択。まるで高尾陣馬山の巻き道みたい・・・と思ってしまう。割とあっさりと小河内峠に到着。小河内ダム=奥多摩湖のグリーンが目に嬉しい。

2009_08_7mitougozen_011

ここで本日のこれからの行程を悩む。第一目標の御前山には到着できるが、時間的には大岳山に行くと遅くなりそうだ。御岳山のロープウエイの最終時刻を調べてくれば良かったなあ・・・・。もともとハセツネは夜間走行も必要なので多少夜でも歩くつもりはあったけど、なんせしばらく山を登っていなかったので、リハビリ山行としてはきつすぎる。無難な御前山までにしようかなあ・・・・・

御前山まではハセツネ後半では一番しんどそうと思っている登り。標高差は約370m。大きく2段ぐらいになって一気に急坂。ふくらはぎがしんどいが、やっぱり体がなまっていると実感。立ち止まらないように心がける。惣岳山まで来るとあとは比較的ゆるゆる登りで御前山に到着。ここで行動食を食べて、地図をあれこれ見て、やっぱり鋸尾根経由で直接奥多摩駅に下りることにした。(栃寄沢経由だと近くて楽だけど、またバスに乗るのも・・・)

2009_08_7mitougozen_013 2009_08_7mitougozen_017

下山途中で避難小屋を見学。分岐から100m、ほぼ水平移動で小屋まで到着。水場を確認したかったのだ。ちょろちょろと流れてはいるが、枯れる可能性も高いだろう。再び登山道に戻って歩いていると、レンゲショウマを発見! こういうガスのなかでひっそりと咲いているのがこの花らしい。(写真撮ったけど、ほぼ全部駄目でした・・・・coldsweats02

すっかりのんびり気分で、だらだらと歩いていると、雷鳴が時折。15:30過ぎから結構頻繁。時折天気雨みたいのが1,2分でやんだりする。大ダワまで結構時間がかかった。やっとたどりついたら、なんと立派な駐車場?はあるし、ソーラーシステムのトイレもあり。山岳救助隊の警察官がなぜか一人。20年くらい前に一度来た時はもっと小さなコル程度だった記憶なので、びっくり仰天。thunder 頼りない林道が今では立派な舗装道路に。あまりに記憶と違っていた。広場に下りて警察官に挨拶。

腰に安全環カラビナなどをぶら下げており、??と思っていると「大岳山の鎖場で65歳の女性が滑落したんで救助に来たけど、消防の方が先にレスキューしたので、戻ってきた」ということでした。奥多摩でも事故が多発しているというけど、高齢化とともに足腰が弱くなるから気をつけないとならないなあ・・・・と実感。

鋸尾根へのアプローチも警察官に念のために聞いて、なるほど。昔は道伝いにつながっていたので自然に登れるイメージだったのが、あまりに変貌したので???な私にはありがたくアドバイスいただく。少し登ると分岐になって、そこにハセツネ50キロの標識。そこを私は今回左に辿り、奥多摩駅に向かう。ちょっとマイナーな道で鋸山の脇を回りこむように急登するとひょっこり鋸山の少し降りた尾根あたりに合流。

鋸尾根は過去2回ぐらいいずれも学生の時に降りた記憶で、登ったり降りたりで、かなり嫌な道というイメージだった。今回歩いてみると、道は概ねしっかししていて、3箇所ぐらい?階段とか鎖などがあったけど、そんなに悪くない。植林帯が伐採されてここに立派な木の階段があるので、このあたりが木の根が一杯だったとするとかなり嫌らしい滑りやすい道だったのか?私の記憶もいい加減なものだ。一番の違いは何れもパーティーで行ったので、他の人ペースに合わせて歩いたせいか?相当に時間がかかった記憶がある。

途中で祠や像が祭られている所にお参りしたり、無事に愛宕神社に到着。愛宕山というけど、まじに結構登る。

2009_08_7mitougozen_040   2009_08_7mitougozen_047_2

ここも全く記憶と違い過ぎ。建物も当時から平成年度になってから改築されており、ずいぶん立派な神社になっていた。平和の鐘など新しい建造物も発見。その下はすぐ駅かと思っていたら、188段もある急な階段。これには笑ってしまった・・・・最後のダメ押しみたいな感じ。やっと終えて、さらに登山道を下って、やっと無事車道に合流。駅のすぐそばに出てくる記憶だけは合ってました。

駅付近でザックに鈴をつけたまま歩いていたら、<数日前に、熊があっちで出たんですよ>と地元の方から声をかけられた。(あっちの方角は本仁田山とかの方角に見えた)私は今回は三頭山から先では平日登山で人も少なくて怖いので鈴は意識して鳴らしてました。三頭山以外では出合った人も御前山直下で1名のみ。奥多摩ではあの山野井さんも熊に襲われているので要注意ですね。

久しぶりの山でしたが、樹林帯ばかりで景色はほとんど見えないので森林浴登山という感じでしたが、直射日光はないものの湿度が半端じゃなくて暑かったです。下手に飛ばすのも体によくないので、意地でもランせずに歩きに徹しました。ほとんどコースタイムと言う感じでかなり遅い。さすがにこれではハセツネの関門通過はできません。(爆笑) 雨にもあわず、今回はリハビリ登山が無事終了したことだけでよしとしましょう。

<コースタイム>

・都民の森バス停 9:45発  ・三頭山山頂 10:55~11:10 昼食  ・鞘口峠11:45  ・風張峠12:20~35  ・月夜見山第二駐車場13:03  ・小河内峠 13:33~45  ・御前山14:50~15:00? (途中、避難小屋経由)  ・奥多摩駅 18:20

|

« 映画「剣岳・点の記」 | トップページ | トムラウシ山の大量遭難に想う »

コメント

お暇で興味のある方なので、

鞘口峠から第2関門までは1箇所車道に出ます。 登山道に戻る所には少なくとも点滅当が付くはず。(役員がいる場合もあり)
が、道に迷う人もいますので、詳細は要確認です。

第2関門後の坂は雨が降ると滑り台。
御前山までは事故後巻き道になったはずですが、今年はどうなるのか?
いずれにせよ、どっちを通っても確認のしようがありません。

御前避難小屋前の水は余り枯れる事は無いはずです。
但し量は多くありませんし、大腸菌が出ているので要加熱です。
もっとも第2関門で給水がありますので、ここの水場に寄るのは時間の無駄でしょう。
トイレは三頭避難小屋後は第2関門までありません。2CPには簡易トイレが作られます。 因みに、三頭避難小屋下の水場の水も多くはありませんし、整備されてませんおで、お勧めは出来ません。
水は御岳の綾広の滝の水場が豊富で良いです。
大ダワのトイレは・・、沢山の人が使った後は、使えないかも・・。(汚い)


私は愛宕神社のあの階段が一番怖い!
まじで、あれは人の為ではなく、神様用に作られたとしか思えない急さと幅です。

投稿: REI | 2009/08/08 20:18

追記
三頭の見晴らし小屋は寄ります。
多分、煩い位に表示が付くはずです。 基本的に北側の道は通らないので、メインのハイキングコースです。

私的には、入山峠までの渋滞が一番の肝かな。

ところで、
↓の火器ですが、ホエーブスはオーストリア製。
スウエーデン製はオプティマスですね。

投稿: REI | 2009/08/08 21:19

★REIさん
REIさんも以前、これと同じルートをほぼ試走されている記憶があるのですが・・・(前のブログ記事にはあったと思いますが、記事の移設はできたかしら?)  いろいろとアドバイスありがとうございます。大変助かります。

車道と登山道のミックス地点は表示がでるのですね。暗いとわかりにくいと思ったので、少し安心。第二関門下はやっぱり滑り台ですか。。。御前山までのルートで例の死亡事故が発生したのですね。どこだろうと?いろいろと考えてました。一箇所、「おしゃべりせずに注意深く進行してください。奥多摩側は崖になってます」という表示がありました。それから一部閉鎖の部分もありました。こういう観点でみると、暗ければ幾らでも落とし穴となる場所はあるなあ・・・と肝に銘じました。トレランだけでなく、おしゃべり登山でも同じですね。山はどこでも気を抜けば怪我や死はすぐそばにあるという自覚を持たなくては。

水場情報、トイレ情報ありがとうございます。見晴らし小屋は通って正解だったのですね。別の道のほうが多く歩かれていたので間違えたのか?と思ってました。入山峠までの渋滞・・・・これは速く走れない人には必須の課題となりますね。以前敗退した時は遅すぎて渋滞解消してましたが(爆笑)

愛宕神社下の階段、あれ、ほんと怖いですね。さすがに手すりをばっちりと握り締めておりました。あれを全く手すり使わず、ノーストレスで降りれる人がいたら・・・びっくりです。一歩間違うと大転落間違いないですね。ある意味、槍の穂先よりも怖いかも。

ストーブのことは、オプティマスが販売していた?けど、その後合併して今はホエーブス社が販売元になっているような? ガスストーブは便利だけど、こういうストーブも味わいがあっていいな・・・。山でなくて、オートキャンプ位なら重さも気にならないし。

投稿: MINMIN | 2009/08/08 23:54

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53364/45870207

この記事へのトラックバック一覧です: 久々に奥多摩へ (三頭山から御前山へ):

« 映画「剣岳・点の記」 | トップページ | トムラウシ山の大量遭難に想う »