手ぶらでスキー♪ GALA転じて石打丸山スキー場
2月のスキーで転倒して左肩を強打したために、左肩関節周囲炎(早い話が五十肩の範疇です )になってしまい、ようやく日常生活に支障があるレベルは脱したものの、新幹線で日帰りスキーに行くのに、とても家からスキーを運ぶ気にはなりません。(だいたい自分の場合、スキーは左腕で運ぶことが多いので。)
それで、スキーとブーツ、ストックの3点セットを借りることにして、手ぶらでスキーとなりました!
山スキー兼用靴はゲレンデスキーのビィンディングに合わないので、板だけ借りるわけにもいかないのです。本当に久しぶりに完全に普通のゲレンデスキーです。
(写真は全てクリックで拡大)
3月20日からGALAスキー場への直通往復切符とリフト1日券付が値下げしてくれたので、これはラッキー。指定席の予約はさすがに前日だったので無理で、それならば、始発の東京駅6時20分発のガーラ行きの新幹線を目指します。
【3月20日(土】 東京駅には6時前には到着。今どきの
スキー&スノーボード人口は少なくて、自由席は一番乗りに近い状態。3連休初日でこれですから、車を使う人が多い時代とはいえ、ちょっと寂しいものです。
ところが、新幹線に乗ったら「本日ガーラ湯沢スキー場は強風のために営業を中止します。セット商品をお買いあげの方は、一旦ガーラ湯沢のインフォメーションでリフト券を交換の上、8箇所のスキー場への振り替え輸送をご利用ください」と、いきなりです。 今は無風状態に近くても、午後から風が強くなってしまうと、ゴンドラが唯一のスキー場への連絡手段なので、転ばぬ先の杖ということでしょう。
どこにしようかな? ガーラがこの界隈のスキー場ではかぐらを除くと一番標高が高いので、少しは雪質がマシなので行っているのだが、他は??? ガーラと繋がっている石打丸山がコースが一杯あって広いし、シャトルバスも一杯出ているので、迷わず石打丸山を選択。
7時半過ぎにはガーラ湯沢駅に到着。さて、レンタルは・・・実は、私は生まれて初めてレンタルを借りるのです!意外に思う人もいるかもしれないけど、うちには小さい頃から板が何本もあって、高校生からはずっと板は持っていたので、レンタルする必要はなかったのでした。
サロモンのX-WING500 と書いてありまして、154センチの板をチョイス。(114-70-102.5 R11.8m) いつもの板よりもRのカーブが小さいので回しやすそう♪
最初は、もっとかわいらしいデザインの女性用のモデルを勧められたんだけど、この時期の悪雪ではふにゃふにゃしていては回しにくいかな?って思ったので、こちらを選択したのでした。
シャトルバスによる振り替えもとってもスムーズで、あっという間に石打に到着。なんと、まだ朝の8時半前です。滑り出しの1本目が8時半。最近ではこんなに勤勉に?滑っていることはありません。 ゲレンデに人もまばら・・・。はつか石ゲレンデはマイナーだけど、私的には想い出もあって、結構好きなエリアです。昔的なゲレンデで、リフトが短いせいもあって、9時までに既に5本も滑ってしまいました。
日が当たっていない所はガリガリしてますが、日に当たった斜面は締まったシャーベットスノーで滑りやすいです。山頂まで行ってみると、見事なまでに無風状態です。ガーラ湯沢よりも石打丸山の方が、滑る分には広くて、色んなコースがあって楽しいので、今日は得した気分です 10時ごろには既にある程度滑ってしまって、ヤレヤレなので、レストハウスに入ってゆっくり一休み。
このゲレンデからは、巻機山が間近に見られます。山スキーでは定番なのに、まだ自分は行ったことがないので、魅惑的に見えます。少し遠くには八海山スキー場らしきが見えます。そうすると、あのあたりが越後三山ということですね。春霞っぽいけど、本当に素晴らしく穏やかな景色です。風もここでは全くありません。本当はゲレンデでなくて、本当の山でこの日は過ごしたかったなあ・・・・。肝心の左腕ですが、スキーで滑る分には全く支障がないですが、板を担いだり、持ったりするのは、やっぱりできるだけ負担させたくない・・・・という感じ。シール登高で急登の時に腕に負担がかかるような感じで登るようなのは踏ん張れないので、ちょっとまだ無理かなあ・・・。
この日は上越国境方面も良く綺麗に見えていたのですが、写真に撮ると人工物や樹が邪魔してうまく写りません。たぶん、左の写真がその一部。特に行きたい谷川界隈のコースが私においでおいでしているように美しく微笑んでくれているのが、ちょっと心理的には哀しいなあ・・・・
今日はあちこちの山スキールートがさぞや盛況だろうな・・・・と思うと、自分が行きたい時に好きな山に行くには車が必須なのだけど、経済的に所有できないので、こればかりはしようがありません。
だんだんと人がゲレンデにも混んで来て、やっと活況な感じになってきました。それでも、石打丸山の頂上へのリフト(一番混むとされている)がせいぜいリフト待ちは5分程度でしょうか? 少しはリフト待ちあったほうが体も休まるんですけどね(苦笑) 昼食前にたぶん17本位滑ったかな?
昼食もこのゲレンデにはたくさんの食堂があるので、全く空いてます。メインの立派なレストハウスで12時半の一番混みそうな時間だったのに、ほとんど待ち時間がないです。一人で滑っていると、どうしても一杯滑ってしまうので、意識的に一杯休憩するようにします。
昼食後ものんびり滑ります。朝のうちはある程度は締まっていた雪も、完全にグサグサ状態に。板をとられないように、スタンスをやや狭めた方が正解みたいでした。普段は石打丸山の一番下のゲレンデまで行くことはめったにないのですが、時間も一杯あるので、下まで行ってみると、今まで一度も来たことのない場所に出ることができて、びっくり。いつもは観光口に出ていたようですが、この日は中央口。初めて正面玄関みたいな場所に出たのでした。いつもガーラか、はつか石ゲレンデから入るので、それらしき正面から入ったことがなかったので、妙に新鮮でした。
でも、ここで失敗。この日は怪我の元になったショートターンをすることは極力控えていたのですが、調子も上がってきたので、午後からは少しショートターンでも滑っていたのですが、この日初めて転倒したのが、急斜面でのショートターン。よりによって、左腕側が下になってしまい、10mぐらいシャーベットスノーで止まらずに滑り落ちてしまいました。雪が柔らかいので衝撃は無かったですが、左腕が下敷きになって落ちていったので、それなりに少しダメージ受けたよう?結局転倒したのはこの時だけでしたけど、残念。
石打の山頂には鐘が設置されていて、1997年にオーストリアのチロル村と交流を深めて・・・ということで、展望台のようなものがありました。4時前にはスキー終了。たぶん1日通算で30本位滑ったと思う。(短いコースが多いし、どこまでを1本とカウントするか微妙ですが。)帰りの新幹線も16時27分発という混み始める前に乗ったせいもあって、ガランとした車内でのんびり。
スキーを持たない手ぶらでスキー♪は、割引券のお陰もあってレンタル代は3840円でしたが、本当にとっても体が楽。逆に言えば、いつも自宅から電車でスキー一式持って行く時って、移動するだけでも人ごみを縫うように持っていくし、それなりに疲れるんだなあと実感。
今回久しぶりに完全なゲレンデ仕様の板とブールで滑った感想は
●ゲレンデのスキーブーツはやっぱり普通の地面を歩きにくい。ソールの返りがないって、こんなに違うの?
●珍しく靴づれは全くなし。サロモンのブーツでたぶん初心者用で、比較的シェルは柔らかいほうだとは思われるけど、山スキー兼用靴に比べるとずっとしっかりしている(当たり前か・・・・)
●板もブーツも全体に重たい。板をメンズ用のにしたので、たぶんレディースの板ならばもう少し軽そうだが。この重さで山スキーをしろと言われたら、ちょっとなあ・・・・。ただ、ゲレンデでは安定感に繋がるので、今回みたいなベチャ雪でなくて、普通の雪で滑ってみたらどうなのか?そのあたりを探りたいものだ。
山スキーをやる人の中にはゲレンデを滑るのは好きでない人も多いし、またパウダー大好きな人の中にはパウダーだけ滑れればいい、普通の雪なんかつまらない・・・等色々と嗜好が分かれる。自分の場合は山スキーもパウダーも好きだけど、普通のゲレンデスキーも大好き。ベチャ雪でも滑れさえすれば、結構満足な私。 今シーズンは、2月から3月は父親が一時入院したり、駅伝に出たり、藪用があったり、さらに左腕が痛くて・・・と、なかなかスキーに行けない状況が続いた。去年は結構ゲレンデを一杯滑っていたので、それなりの満足感があったが、今年はようやく目一杯ゲレンデだけを滑れたのがこの日だったので、今更ながらですが、ちょっと満足感でした。それに、ゲレンデでの悪雪滑りの練習は山スキーでもとっても役立ちますしね。
できれば、これからの山スキーシーズンが充実したものとなるように期待したいものです。(それと、肩も治ってほしいものです。)
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コメント
やっぱり山の上から眺める景色はいいですねー。
炎症はやく治るといいですね。お大事に~
投稿: ayako | 2010/03/24 11:17
★ayakoさん
景色は今回よかったですね。
ところが、肝心の腕というのか肩の炎症、実はさらに酷くなりつつあるような クロスバイクちゃんにも乗れてませんが、これではママチャリがやっとで、腕に負荷をかけられない状態みたいです。
本当に困ったものです。
投稿: MINMIN | 2010/03/24 23:19