街で山ガールを観察？

最近は山ガールという言葉があるそうだ。全然、最近はその手のことに疎い私ですが、イメージするところは、「ランドネ」という雑誌の感じでしょうか？　「ランドネ」は私がよく行く本屋さんにはバックナンバーまで含めて何冊も平積みに置かれているので、相当に雑誌社がお店にお金を払っているんでしょうね？　（あまり売れているようにはさほど見えませんが・・・・）　ただ、若者に人気の街なので、ここで人気が出るといいんでしょう・・・・

この前、その「ランドネ」をパラパラと立ち読みでめくったところ、

山の雑誌というよりも、女性のアウトドアファッションの雑誌で、アウトドアでキャンプをしましょうか？とか、ハイキングに行きましょうか？　公園などの外で美味しい物を食べましょうか？　というコンセプトなんですね。最初から体力が必要な＜山を歩く＞というよりも、ファッションやグッズを揃えてゆるく、軽く形から入りましょう・・・という感じです。（要は物が売れないと山関係業界も先細りですから・・・・・）

女性ファッションでは＜森ガール＞という言葉が最近はあるようですが、ふわふわしたような洋服のイメージをもう少し山ガールの場合はハードにしたような？という感じのものから、本当の？アウトドアファッションまで・・・・・　全体に色彩は華やかでおしゃれですね。　だけど、あんなひきずるようなロングスカートでは山や公園もは歩けないよ・・・・みたいなものもあるので、実用性は？？？？　テントでまったりおしゃべりしたりするイメージも結構ありました。感覚的には、男性に読者が多い昔からある雑誌「BE－PAL」の女性版のファッションウエイトが高い雑誌というイメージかな？　今の20代の人たちに受けそうな視線で作られている感じです。

前置きはここまでにして・・・・・・　（スイマセン、いつもながら出だしが長くて　）

先日は２日間連続で、＜完璧な今風の山ガールを街で発見！＞しましたので、レポします。

◆その１◆
私の住む街の駅ビルで発見！　駅ビルの商店街を７０リットル！のとても大きな薄茶色というのか、薄黄色のザックで歩く女性を発見！　（ブランドのロゴはホグロフスで、２気室式で、７０Lと読めたような？　ネットで調べたら６０L位のザックしか現行モデルには見かけないですが・・・・）　ホグロフスはここ数年、日本に入ってきて勢力を伸ばしているスウェーデンブランドで、いかにも今風の人が選ぶブランドですね。

その女性は身長が１５５センチ前後、ザックは見事なまでに＜張りぼて＞式に中に何か軽いものを一杯中に積めているようで、形は完璧、四角っぽくて、まるでドラマで俳優さんがありえないほど大きなザックを軽々と背負っている姿とダブって見えてしまうほど、不自然な軽さに見えました。

髪は茶髪を通り越して、プラチナブロンドに染め上げているのが、大きな帽子（とてもスポーツするにはそぐわない感じのものでしたが）の下に見え隠れしてました。
靴はトレッキングシューズで皮製？でよさげなものでしたが、見事に土の香りもしないピカピカのものでした！　縞々のレギンス？と膝丈までのジーンズ生地のようなハーフパンツ、上着はおしゃれなもので、チェックのシャツかアクセントカラーが入っていて、雑誌から抜け出てきたお姿そのものでした！

あまりの見事さに、私はわざわざ彼女の前後を歩いてしばらく観察してしまいました。

◆その２◆
金曜日の夕方６時半ぐらいの通勤電車の車内で遭遇！

３０リットルのショイナードのザック（懐かしい・・・・・　昔私が若い頃に流行ったものですが、今も販売しているのでしょうか？）を背負った若い女性を発見。　たまたま真後ろの場所で立っていたので、彼女がデジカメを見ているのも否応なしに目に入ってきてしまいました。　（別に意識してそうなったのではなく、たまたまです・・・・・　苦笑）

なんと、行っていた場所は富士山五合目でした！　雪の景色はなくて、五合目の佐藤小屋が見えました。女性3人ぐらい？男性はガイドさんでしょうか？　彼女のザックはちゃんと物が入っているようで　　ザックの荷物の入れ方は外から見て素人さんぽくて、でこぼこでバランス悪そう・・・・。それなりに重たそうでした。ザックには汚れもあり、それなりの年季が・・・・（もしかして、お父様か誰かの物を借りたのかも？）写真では美味しそうなお料理を作って食べているような景色がチラチラ見えておりましたので、コッヘルとかバーナーとか食器とかを持っていっているようでしょうか？もしかしたら、佐藤小屋で１泊しているのかもしれません。なんとなく写真からみると、５合目界隈を自然観察を兼ねたウォーキングみたいな感じのようでした。

ザックの外にはプラスチックのコップと、ペツルのヘッドライトと、アップリケで作った直径５センチ位のキャラクターと、さらに意味不明の飾り？、JALの古い荷物札などがついておりました。もちろん、靴もしっかりと汚れており（ゴアテックスと皮のコンビのような物でした）、靴下はやっぱり？お決まりのカラフルな縞々模様。上着は赤紫色のウインドジェケット（ユニクロかも？）と、たぶんあとはハーフパンツだったような？混雑する電車で、あまり近すぎて観察よくできてません。

なかなか充実した一日だったようで、楽しそうな表情が印象的でした。ファッションも大切だけど、リアルに体験することは、もっと大切ですね。

★まあ、あれこれ、人のことを観察しながらも、自分は相変わらずの山に行けない週末でした。ﾄﾎﾎ・・・・・・