« アコンカグア速報 (その9) | トップページ | 近況 »

2011/03/10

アコンカグア速報 (その10)

アコンカグア速報も今回が最終回。いずれ、ホームページの方にはきちんとした山行記録を作成する予定ですが、ブログは簡易版として今までアップしてきました。

記憶が新しいうちに、これからアコンカグアに登ろうとする人への大切と思われるポイントをまとめてみました。
ただし、あくまでも日本発着のツアー参加での私の経験を元としておりますので、ご了承ください。

①まずは休暇ありき!!!    当たり前?

②次に約100万円程度のお金
・私が知る限り日本からのツアー形式は私の参加した会社と、もう一社の2社のみ。
・現地のエージェントが企画するのに参加する場合は費用はもっと安くなる。英会話能力があれば選択の一つとなると思います。ただし高所では食欲も落ちることが当たり前であり、日本の食事でないと登れない等の傾向のある人はお勧めできません。また登り方も外人のパワフルな登り方なのでペースが違うので登りにくそう?
・個人で行く場合は英語かスペイン語での交渉能力が必要。南米は定時の約束というのが守られなくて当たり前という世界なので、南米流の身の処し方が理解できていないと相当にストレスたまりそう。
全体に日本人ツアーの方が外国人パーティーよりも登頂率が良いようです。
今年から入山料が以前の2倍になって、約8万円もします!!! いずれ、もっとツアー代金も値上げになるかも。
・ツアー料金だけでなく、日本の冬山よりも一段上の装備を持参した方が確実。そのための費用なども含めて上記の金額位に自分の場合はなりました。
・自分にとって約100万円の捻出は相当にしんどかったので、遠くの山に行く回数は減らして、地道に近所でランニングをする、近くの山に行くなどの経済的な努力をしました。(こういうツアーに参加されている方は、皆さんリッチなので、ぽーーーんと100万円出せる方ばかりみたい?のようでした) 

③装備がとっても大切
・高所に長期間いるので防寒対策は重要。それがストレスを減らすことになり、高山病予防にもなる。
・天候によっては貧弱な装備でも登れることもあるかもしれないけど、確実と安全を期す意味では吟味しておく必要あり。

④高山病に対しての正しい知識を持っておくこと
・できれば事前に5000m台の山に登っておくとよい。
・ほかのツアー参加者3名ともがキリマンジャロ登頂者(5895m)、私はカラパタール(5545m)を経験。
・私見では登頂まで短期決戦のキリマンジャロよりも、長期戦のカラパタール的な登り方にアコンカグアは近いような気がする。
・自分の場合は高山病に関する本を何冊か読んでおり、またネットでも体験者の記録などを随時読んでおいた。
・実際に登ったことのある友人達から生の声を聞いてアドバイスを直接いただけたのが大変役立った。
・程度の差こそあれ、誰でも6000m台の高度に上がれば高山病の症状が出るのは当た前。いかに高度の影響を少なくして登れるようにするかがポイント。心構えがあるのと、ないのとでは大違い。

⑤それなりの体力
・ツアーは中高年登山者でも登れるように荷揚げの負荷がかからないようになっているので、比較的軽い荷物で長時間登れるようにしておけば大丈夫。
・どの程度?と言われると困るけど、参考に私のブログやホームページを見ていただくとわかるが、男性のいわゆる健脚の人から比べると遅い。ただし、長い時間をかけてこなすのは割と得意かも。アタックは最低でも12時間位はかかるので、その程度は日本でもすんなり歩けないとまずいでしょう。

⑥高山病と体質

 ・これを言ってはおしまい?って感じもあるけど、高山病になりやすい体質と比較的なりにくい体質はやっぱりあるようです。

・以前参加したトレッキングでは「若くて、筋肉質の男性」が最も高山病になりやすいとツアーリーダーから言われた記憶があります。いろいろな本や友人からの聞き取りでも、やはりこの傾向は当たっていると思います。筋肉は酸素消費量が多いので、筋肉が多い人は酸素をより多く必要なので、酸素供給ができにくい高所では要注意となるのです。

・自分自身は全くの逆のタイプなので、比較的なりにくいのかなと思っている次第です。

以上、思いつくまま書いてみましたが、少しでも参考になれば幸いです。

あーーー、早く日本の雪山で滑りたいですが、資金難に加えて、なんかとっても用事が入っていて、思うようになりません。南米のような荒涼とした山に行っていると、本当に日本のしっとりと温暖湿潤な気候の山がとっても恋しいです。heart04

|

« アコンカグア速報 (その9) | トップページ | 近況 »

コメント

う・わ~~っ!! 
MINMINさん、アコンカグア登頂おめでとうございま~すsign03
御無沙汰してしまっておりましたので、お祝いコメント今頃になってしまいましたcoldsweats01

その山に対する熱い想いが(トレーニングも含め)見事に結晶し、山の神様に微笑んでいただけて良かったですね~(^^)v 

山頂でのお写真を拝見すると、うまく高所に順応されていたようですねgood
高所にも強いタイプで羨ましいです。 
ホームページ本編記事も楽しみにしてますねnote

投稿: ハイジ@埼玉 | 2011/03/13 17:28

★ハイジ@埼玉さん
どうも、お久しぶりです。
実はハイジさんのブログは帰国後もよく拝見しているのですが、この前のハイジさんの悔しかった山での想いを知っているだけに、こちらからご報告するのもどうかと思って遠慮しておりました。coldsweats01

アコンカグアは日本のツアーリーダーさんが言っておられましたが、十分時間をとって高度順応をするので、ある意味ではキリマンジャロよりも登りやすいのでは?という説もあります。私は10年前のカラパタールで長期トレッキングの経験がとても役立ったと思います。

本編にとりかかるのは、ほかの人の写真が届いてからと思ってます。登頂日の内容にはハイジさんに是非読んで頂きたいことを書く予定もありますので・・・ご期待くださいませ。

投稿: MINMIN | 2011/03/13 19:45

>こちらからご報告するのもどうかと思って遠慮しておりました

・・・そうでしたか。かえって気を使わせてしまってスミマセン(^^;

MINMINさんの読みごたえのある本編記事、気長に(楽しみに)待っまっておりますnote
もっとも、私は将来的に行くことはないですが(^^;;

投稿: ハイジ@埼玉 | 2011/03/15 22:12

★ハイジ@埼玉さん
本編を作りたいですが、なんせ今回の大震災で今後の仕事がどうなることやら・・・・
ほんとうに気長に待っていてくださいね。
海外登山は本当にたまにしか行けないので、自分のためにも含めて記念として作りたいです。

>もっとも、私は将来的に行くことはないですが(^^;;
やっぱり、高所に苦手な感じを持ってしまわれたようですね。私はカラパタールも今回もすごく長いスパンで登っているので、逆にキリマンみたいな登り方ならば私も症状が強く出るかもしれななと思ってました。今回は軽い頭痛は続いていて、ずっと少しずつ鎮痛剤を飲んでましたし。coldsweats01

投稿: MINMIN | 2011/03/16 21:43

ゲレイトサミッツ・アコンカグア見ましたよ。
すごいですね、感動しました。クレイトサミッツ特集のなかでNO1でした。高山病にビエントブラント(白い嵐)、取材班も大変でしたね。6969mなんて素晴らしい、あらためて登頂、本当におめでとう、尊敬しちゃいます。
MINMINのパワーを土産に、明日、早朝信濃に旅立ちます。
信濃町で正式レポを楽しみにしてじっくり待ちます。
有難うございした。今後もよろしく。

投稿: | 2011/03/31 05:15

★smile-telemarkerさん
どうも、観ていたいただいて、感動を共有できて嬉しいですnote
私も最後まで見て、思わずじーーーとしてしまいました。
取材班の時よりも私の時の方が天候が穏やかだったので、白い嵐は幸い遭遇しなくて済みました。
風の強い日には上のキャンプに上がらないように計画を組んでくれたお蔭です。

26年間の某病院でのご勤務、本当にお疲れ様でした。
今後は信州の新しい場所での地域医療にむけて、テレマーカーパワーで頑張ってください。
また信州のきれいな空気を一杯吸って、リフレッシュされますようにshine

投稿: MINMIN | 2011/03/31 20:03

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/53364/51084960

この記事へのトラックバック一覧です: アコンカグア速報 (その10):

« アコンカグア速報 (その9) | トップページ | 近況 »