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2012/04/23

鍋倉山 山スキーレポ

マラソンが終わったので、ようやく山スキーに復帰。

パウダーで有名な鍋倉山に、春山気分を味わいに行ってきました。マラソン前から風邪気味だったのを未だ少し引きずっているので、行程が長くなくて助かりました。


レポは↓ から

2012年4月21日(土)

いつもの同窓生トリオ(Yuji,Jun1)氏と久しぶりの山。去年のGWの尾瀬以来。二人は今シーズンは随分山スキーに出没しているが、私は酸ヶ湯ツアー以来なので、実質シーズン初山スキーみたいなものだ。

鍋倉山の場所は自分の中でよく理解していなかったが、野沢温泉スキー場の道を隔てて対面にあるような場所で、妙高山域と野沢の間の場所だった。温井という集落の通行止めの場所がスタートになる。前にも二人は来たことがあるが、その時に比べると今日は車の台数が少ないという。それでも9時過ぎに到着した時には車は10台位。

なんと奇遇なことにJun1氏の会社の後輩で20代のHiroaki氏と車道でバッタリ。彼は山ボードだ。せっかくだから、ご一緒することになった。

道の脇からすぐにシールで登れるはとてもありがたい。天気予報は新潟は快晴となっていたが、本当に真っ青な青空だ。のんびり広々とした斜面を歩く。ほどなく除雪した道の脇を歩くことになるが、高さで2mか3m位の雪壁の上を歩くので、転落すると大変なので内心ヒヤヒヤ
  そこを過ぎるとなるべく道から離れて平原に出る。一部池面が出ている。それにしても暑くてたまらない。建物のそばまでくるが、大して登っていないのに、滝のように汗が噴出する。風がないのが辛い。

2012_4_21nabekurayamab  2012_4_nabekurayama132c (すべての写真はクリックで拡大)

もう少し先の日陰で休憩。スノーボードを担いでスノーシューで歩くのは、山スキーと違って結構大変そうだ。スノーシューだとトラバースが今回のような雪だと大変しにくいらしいので、直登ルートで比較的ゆるやかなに登れる場所を探すことにする。以前は二人は最初から左の尾根を登ったらしいが、今回は別のルートで登りたいので、もう少し右にルートをとっている。この辺りは山容がなだらかなので、どこでも登れそうな気がする。

一休みしてから、Yuji氏はさらに右の尾根へと行こうとしていたが、Hiroaki氏のボードの登高によさそうな斜面が左手にあったので、そこを各自めいめいのルート取りで登ることになる。Jun1氏直登が好きなのでほぼ直線に、Yuji氏はゆるく登る。私はその中間位の感じか。 この頃には右足の踵が靴連れで、あまり直登したくない状態だった。失敗したのは右に行きすぎて樹林帯に入ってしまったら、風が全くなくて暑くてたまらなかったこと。高度は稼げないし、ジグをもっと早く切っておけばよかった・・・・
  だいぶして折り返したら、雪も締まってきて、登りやすくなった。

やっぱり直登のJun1氏が最も早く、だいぶお待たせしてしまいました。
たぶん20分位。もっと大変だったのは、Hiroaki氏で、スノーシューはけりこめないので、途中でスノーシューを外してツボ足で登ったという。尾根の出たところで全員集合して休憩。暑くてたまらないけど、風が少しでも吹くと気持ちがいい。

ここからは30分位なだらかに歩いて山頂だという。ゆるゆると気分の良い広い尾根を進む。ぶなの林だ。ひたすら暑くて汗が目に入って沁みる。頂上が見えるころになると、左の尾根から登って来た人達も見える。

2012_4_nabekurayama153d  2012_4_nabekurayama136e 2012_4_nabekurayama140f 
頂上は何もない丸い広場で、人がぱらぱらいる。黒姫山、妙高から火打山がいつもと違った姿で見える。野沢のスキー場も綺麗に見える。越後三山、巻機山、上越方面はやや霞がかった感じだけどとにかくずらっと見えている。そして、何よりも印象的なのは、日本海が眼下にぼーっと見えていることだった。黒倉山方面には一杯人が見える。おそらく登りでたくさんのクロカンの登り跡が見えていたので、恐らく彼らだろう。

のんびりシールを外して、景色を楽しんでから、いよいよお楽しみの滑りだ。いつものようにYuji氏が真っ先に滑っていく。私は久々の山での滑りなので慎重だ。思ったよりもザラメではなく、ややブレーキのかかる雪質だ。こけないように尾根筋を滑走。途中から登路の斜面を探す。気持ちの良い開けた斜面を皆思い思いに滑る。登りではスノーシューで大変だったHiroaki氏も滑りでは実に安定した滑りだ。Jun1氏はメットに最近はカメラを装着しているので、あれこれ撮影を楽しんでいる模様だ。

2012_4_nabekurayama158g まったり斜面♪

登りで苦しめられた斜面も滑れば一瞬で終了。あとは消化試合のように右へ右へとトラバース。再び小屋のある広場みたいな場所に到着。スノーボードは平行移動が苦手なので、この辺りから除雪が進んでいる車道を歩いてもらい、いったん別行動へ。私らは再び車道脇の道を今度は落ちないように斜面の下の方を滑るようにして斜度を落とす。隣の車にいた3人パーティーと前後するようになり無事車道に到着。近くの用水路でスキーを洗って車に戻る。

ほどなく10分遅れぐらいでHiroaki氏到着。「車道って偉大ですね」とのこと。このあと、「いいやま湯滝温泉」という日帰り入浴に寄る。千曲川沿いで、川風が大変気持ちがいい。露天風呂にまったり入浴。ダイナミックな景観だけど、女性風呂も対面の車道から覗こうと思えば覗き放題?みたいので、そいういうのが嫌いない人にはお勧めできません。あと、ちょっと塩素っぽいです。ロケーションは素敵で、自分的には〇でした。紫うどんという紫米で作ったうどんも美味しかったです。

GWの前で渋滞とは無縁で帰宅できましたが、やっぱりさすがに遠いです。次回はパウダー時期に行きたいものです。

【コースタイム】

・温井 9:45   ・休憩(小屋よりも少し上) 10:40~50頃   ・11:40~12:00?

・鍋倉山山頂(1288.8m) 12:40~13:15   車戻り 13:45頃 

 

 

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コメント

雪山かぁ。とっても楽しそうな様子が伝わってきました!

投稿: ayako | 2012/04/23 07:52

★ayakoさん
私の趣味で一番好きなのは山を登ったり滑ったりする山スキー。
マラソンはそのトレーニングみたいなものでして。全然鍛え方が足りないので、山では今回シンドカッタです。

投稿: MINMIN | 2012/04/23 20:32

同じ日守門に行ってました。
鍋倉も撮った写真に写ってたかも・・。

守門も遠いけど鍋倉はもっと遠いね~。。

投稿: お気楽 | 2012/04/24 00:19

MINMINさん、おはようさん♪
山スキーもいよいよ終わりですね。
頸城や北アルプス方面に行きたいけど、
遠出は面倒です。でも鍋倉にも一度くらい
行きたいなあ....

連休はまだ迷い中(^^)

投稿: YAMA | 2012/04/24 06:52

★お気楽さん
守門、見えてましたよ! 写真にとると霞がかってますが、肉眼ではかなりいろいろ見えて楽しかったです。
鍋倉、ほんと、遠かったです。
でも、なかなか味わいのある山ですね。
守門も私ももう一度行きたい山です。

投稿: MINMIN | 2012/04/24 20:37

★YAMADAさん
野沢温泉とほぼ同じ距離ですから、パウダー時期にゲレンデスキーとセットではいかがでしょうか? 確かにかなり遠い場所ですものね。

GW後半、お天気予報がわからないと計画たてられず。
どうしようかと思案中。

投稿: MINMIN | 2012/04/24 20:40

はじめまして。
去年行った鍋倉山でしたので懐かしくてコメントしました。
私も来シーズンはパウダー時期に行きたいと思っています。

さて私はこのGWは槍ヶ岳に滑りに行く予定です。
過去の記事も拝見しましたが、飛騨沢、槍沢は驚くほど急斜面なのでしょうか?
ちょっと不安でしたので質問してみました。
では失礼します。

投稿: imtk39 | 2012/04/26 18:25

★imtk39さん
はじめまして。コメントありがとうございます。

飛騨沢も槍沢も驚くほど急斜面ではありません。
ゲレンデで、あらゆる斜面(40度まで)をどこでも滑れれば問題ないと思います。
ただ、凍結していると恐怖のアイスバーン滑り台になるので、広大なこともあって怖いかもしれません。
レポにも書いたと思いますが、雪が緩むまで待つのが正解と思います。
いい雪に当たるといいですね

投稿: MINMIN | 2012/04/26 19:49

Jui1氏、Horoaki氏って記載がかゆいですぅ。
暇があったら直してください。

投稿: 糸屯 一 | 2012/05/03 19:50

★糸屯一さん
大変失礼いたしました
今訂正いたしました。
Jun1の方がいいのか、糸屯一の方がいいのか悩ましいですが、ご本人のご希望あればリクエストくださいませ。

投稿: MINMIN | 2012/05/04 08:04

早速の対応、ありがとうございます。
名前は Jun1 でも、jun1 でも、糸屯 一(間に半角ブランク有り)でも、どれでも構いません。

投稿: 糸屯 一 | 2012/05/05 08:17

こんにちは
来シーズンのために鍋倉山紀行拝読しました、野沢温泉に定宿があるので来年の4月にでも行ってみようと思っています。 ところで いいやま滝湯温泉は 湯滝温泉だと思いますが…。
また楽しい紀行 お願いします。 
                         敏じぃ

投稿: 敏じぃ | 2015/08/03 15:22

敏じぃ様

過去の記事読んでいただきありがとうございました。
ご指摘の点、訂正させていただきました。
このところ、ブログ放置状態で遅くなってしまいました。

投稿: MINMIN | 2015/08/23 20:04

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