2009/10/31

ワンダー×ワンダー 激走モンブラン (NHK)

夏にフランス、イタリア、スイスを舞台に行われた<ウルトラトレイル・ド・モンブラン>のトレイルランニングの大会を、NHKが特集していた。今年は3位に鏑木毅さんが入賞、他にも日本人が大健闘したということで関心があった。

NHKの該当サイトはこちらを参考に。

他にも日本人で参加された方のブログなどを以前からちらちらと拝見はしていたが・・・・すごすぎるなあ!のため息出ちゃいます。なんせ166キロを累積標高が9800m? 何個も峠が一杯あるし、ヨーロッパの地形はハイキングと言っても、奥多摩あたりとは全然標高が違うし、気候も厳しい。

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2009/09/16

小説「剣岳<点の記>」 新田次郎著

映画の「剣岳・点の記」を見て、なかなか感動したので(その時の感想はこちら、是非原作を読まなくては・・・・と思いつつ、映画も終わったせいか、本屋さんでやっと見つけて一気に読みました。

新田次郎ファンを自認する私なのですが、実はこの本を読んでませんでした。何故かというと、

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2009/08/16

「ドキュメント 山の突然死」 柏澄子著

図書館で以前から気になっていた著書があったので、さっそく借りて読んでみた。題名から読んでもわかるように、山での突然死を5つの方の例をメインに取り上げて検証したものだ。 本の概要などはAMAZONのこちらのサイトなどご参照。

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この本を読んで思うことは、まさに<メタボ=突然死のリスクがアップ>ということだ。具体的には

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2009/08/06

映画「剣岳・点の記」

ようやく、やっとのことで本日、映画見に行きました。もう、上映している映画館も減ってきているし、上映回数も一日一回とかの場所が多いので、ぎりぎりセーフでした。結局、レディースデイ1000円の水曜日は仕事の関係などで行けなかったので、本当に久しぶりに1800円の定価で見ました。

私はシネマコンプレックス形式の映画館って行ったことなかったので、今回が初めてでした。小さな100席位しか座席はなかったけど、

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2009/07/05

映画「富士山頂」

昨日の夜、故石原裕次郎さんの主演映画「富士山頂」が23回忌法要記念にテレビで放映されていた。事前チェックがされていなかったので、たまたまテレビをつけたら最初の映画のテロップが流れ始めるところだったので、ぎりぎりセーフ。

(参考にはこちらのサイト

石原裕次郎さんはこの映画は映画館で見てほしいという趣旨のもとで、今までほとんどテレビで放映されていなかったもの。原作は私が大好きな作家の新田次郎とあれば、見ないはずはありません!

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2009/01/15

平山ユージと氷川きよしとRIKACOのフリークライミング

たまたまNHKを見ていて、「氷川きよしのきよしこの夜」ってバラエティを見ていたら、タレントのRIKACOがフリークライミングを一度やってみたい・・・というシュチエーションで、突然、平山ユージが登場♪ これ以上ないぐらいなクライミングの先生だあ!

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2008/11/04

山野井さんが日経新聞夕刊に連載♪

あの著名なクライマーの山野井泰史さんが今日から日経新聞の夕刊に7日の金曜日まで連日登場します♪ ジャーーーン!!!

夕刊には5ページ目に「人間発見」というコーナーがあって、毎週一人の方をテーマに記者の方の取材による質疑応答風な記事が載るのです。紙面の目立つ上の方で、紙面全体のおよそ3分の1ぐらいを占めるので、かなりのインパクトあります。お堅い内容が多い日経新聞のなかでは、夕刊は比較的柔らかい記事が多いですが、それにしても日経に載るっていうのはとってもファンの一人としては嬉しいです。sun shine 

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2008/10/29

プロ・フリークライマー 尾川智子

夜に何気なくテレビをつけたら、プロ・クライマーの尾川智子さんが映っており、NHKの「トップランナー」という番組のゲストだった。その様子はこちら

トップランナーは夜遅い時間ということもあるし、司会の男性がなんか好感が持てない感じの男性なせいもあって、ほとんど見ていない。たまたま、今回は興味のある方だったので、ついつい見てみた。

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2008/08/26

山の小説の舞台の宿が・・・

数年前に、「二人のアキラ、美枝子の山」という本を読んで、大変感動した私。当時のブログにもそのことを書いている。美枝子さんというのは、あの有名な井上靖原作の「氷壁」のモデルとなった松濤明の密かに想い人のようでもあり、またその後のロッククライミングで有名な一時代を作った第二次RCCのリーダーの奥山章氏の夫人だった方だ。

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2008/07/20

三浦雄一郎のエベレスト登頂番組の感想

予定通り録画もしたけど、ちゃんと放送時間に観てしまいました。前回に三浦さんが登頂された時は曇って景色もあまり見えなかったらしいのですが、今回は登頂日の景色はバッチリ! 360度の大展望でしたが・・・・・・、だけど、山頂に人が多すぎてパーンが充分にできないほどの密集度でした(笑)

こまかい話は↓より。 (あとで録画で観ようと思っている方は私の感想を先に読まない方が良いかも。)

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2008/07/19

三浦雄一郎のエベレスト登頂番組

明日の昼間、三浦雄一郎さん(75)のエベレスト登頂の番組が日本テレビで放映されます。

そのHPはこちら  20日(日) 15:00からの放映です。

今さら酸素をたっぷり吸ってのエベレスト登頂に記録的な意味があるかどうかは?で、いまや最高齢登頂記録ばかりばクローズアップされる時代ですが。

でも、自分が70歳を越して、2回もエベレストに登ってみようという気力があるかというと、本当に疑問なので、やっぱり凄い人なんだろうな。心臓病の手術もされているというし、大体普通75歳ならば老人ホームに入っている方や認知症の方もそれなりにいる。もちろん普通に元気な方も一杯いるけど・・・・。

★さて、明日は映像でエベレストが見れるのが楽しみです♪なんせ、わたしゃ、わざわざ肉眼で生エベレストを観たくてネパールトレッキングでカラパタールっていう5500mほどの最も近くまで一般ピープルが入れる場所まで行っているもんで。。。 忘れないように録画セットしておこうっと♪

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2008/07/17

映画「クライマーズ・ハイ」を観てきました

今日はレディースデイなので、映画館は女性は1000円なのだ。すっごく久しぶりに映画館で映画を見た。私って、めったに映画館では映画を観ないビデオ派で、洋画の方はそれでもたまに見るけど、邦画で見たのはもしかして初めてかも?

とりあえず、映画の公式サイトはこちら

感想は、↓から書きます。これから観に行こうという方はご遠慮くださいませ。

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2007/03/27

立山の山スキーシーンが釣りバカ日誌に

日曜日に見るとはなしに、テレビでやっていた映画「釣りバカ日誌13」を見ていた。この映画って、何気に好きです。今回の舞台は・・・・

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2007/01/27

山スキーの本が一杯♪

今日は、近所の大きな本屋さんにぶらっと立ち寄って、買う気などなく何気なく山の本のコーナーを見に行った。ところが、なんと、山スキーの本ばかり4種類も平積みになっていて、びっくり

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2007/01/26

ハイグレード山スキー 最新ルート集

昨日、大きな本屋さんの山の本コーナーを何気なくぶらついていたら、目に入ったのが「ハイグレード山スキー 最新ルート集」著者は岳人編集部編、東京新聞出版局の本です!!

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2007/01/08

芸能系山ネタ 2題

まず最初の1つめの話題
あのキムタクが小川山でクライミングをするということを事前に情報をキャッチしていたので、いつもバライティー系の番組を観ない自分は、珍しくここぞと思って1月3日の夕方にチャンネルを合わせた。

その番組というのは<さんタク>という番組で・・・・・

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2006/10/01

「凍」 沢木耕太郎著

随分前の6月にネット仲間のきむひろさんにお借りしていた「凍」をようやく読み終えた。「神田反省会」と銘打った?山スキー関係のオフ会の時に渡してくれたのだが、次にお会いするのは次の山スキーシーズンかな?なんて思っていたら、ついつい安心して読まないでいた。

やっと秋の夜長?で読書にふさわしい気候にもなったので夜に読み始めたところ、一気読み。3時間かかったかどうか?ぐらいであっという間に夢中になって読んだ。

山に興味を持つ人では有名な山野井泰史氏のギャチュンカンの登頂とその後の壮絶な生還への実話を沢木氏が再現するかのように詳細に描いたものだ。

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2006/08/30

「岳人」9月号 国際公募隊の体験記を読んで

雑誌「岳人」の9月号に今年のマナスル(8163m)に国際公募隊に参加した平木さんという女性の記事が載っていた。この国際公募隊は、いわゆる参加したい人がお金を支払って(今回の場合はネパールのエージェントに)、登山隊を組んで登るやり方で、現在の高所登山などではかなり一般的になっている方法だ。


国際公募隊といっても、色んな形のものがあるので一概に説明しにくいが、要は登山許可証代(パーミット)を人数で割ったりするので、リーズナブルに、かつ色んな面倒な手配(サーダーやクライミングシェルパやポーターなどの隊員確保、食糧、装備などの準備)のほとんどをエージェントが用意するので、参加したい人がお金を出して申し込めばよい仕組みだ。特にネパールなどのヒマラヤではシェルパの仕組みなどが整っているので、最近では大変多くの国際公募隊が存在するし、そのレベルややり方も色々と言われているところである。


この岳人で取り上げたマナスル隊は、筆者の平木さんと、あの田部井淳子さん、そしてオーストリア人の女性とそれと女性のXさんの4人の顧客からなる。私はたまたまXさんとは現在学んでいるクライミングスクールの関係で少し面識をもっている関係で、たまたまこの記事に対して、大変複雑な気持ちにならざるを得なかった。

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2006/08/02

NHKドラマ「氷壁」の舞台裏

先週末に岩登りに出かけた三つ峠は、ちょうどNHKドラマの「氷壁」の撮影をした岩場です。もちろん、ドラマの中では確か穂高の屏風岩という設定なのですが、実際は三つ峠の屏風岩をほとんど使用していたことは、結構山屋な人では有名。


さて、たまたま自分が現在学んでいる登山教室の先生は、このNHKドラマの登攀シーンを支えたメインの登山ガイドの方です。去年は三つ峠は撮影のために10日間程度は滞在したということで、撮影の裏話なども少々聞くところとなりました。


実は私はこのプログの三つ峠のところのレポにも書きましたが、今回初めて三つ峠を訪れたのですが、山頂付近にはとても立派なアンテナがにょきにょき立っているのです。NHKの中継などで富士山が映ることがあるけど、ここの固定カメラを使っているようで、林道が山の上まで通じているにはびっくり♪


といっても、かなり車で山頂付近まで上がるのは難しそうですが、山小屋のご主人達は全て車で荷揚げしているけど4WDの車でそれ相応のドライビングテクが必要だそうです。


それでもって、女優の鶴田真由さんは撮影の時は山小屋などでご一緒されたのですか?ということに関しては、全て車で送迎されたということで、山小屋には宿泊されなかったとのこと。スタッフ一同残念がっていたそうです。先生曰く「この車道を車に乗っているのも相当にがたがたで揺れて、歩いて登った方がラクぐらいだと思うけどな・・・・」とおっしゃっておりました。確かに深い轍があったり、歩くと広い道とはいえ車道としては切り替えしがやっと・・・ぐらいの道でしたが。やっぱりかなり車酔いしそう(落ち着いて酔う間もないぐらいガタガタかもしれませんが・・・・)


それと、主人公と親友が岩登り競争をやったり、レスキューされたり・・・・のシーンは、ちょうど奇しくも私が今回登った「大根おろし」と「紅葉おろし」のルートだそうです。どちらが、どっちかは忘れてしまいましたが、いずれも天狗の踊り場という岩場の頂上みたいな所から1ピッチ分を上で確保してから降ろす場所で撮影したとのこと。言われてみると、いずれも大変確保視点がしっかりしていて、綺麗なペツルのボルトが3本ぐらいづつしっかり打たれており、なんだかとっても納得。撮影するには、撮影クルーも確保しなくてはならないから、そのやりやすい場所となると、上には安定して機材を置いておけるし、俳優さんたちも待機しておけるという意味では大変良い場所だと思います。


だけど、この2本のルートを登って思ったのは、俳優さんって本当に大変だなあって・・・・。自分は好きで登りに行っているわけだし、それなり練習をしているのだけど、いきなり修行をほとんどしない人があんなところで上から吊るされたら、拷問に近い感覚ではないでしょうか?笑 (確か、別の本かなにかで、少しだけクライミングジムで練習してから、本番の撮影に入ったとは書いてありましたが・・・・) 趣味で楽しんでいる自分はまだしも、とにかく仕事で取り組んでいる訳だけど高度感は最初ならばすっごくあるだろうし・・・・絶叫もんでしょう・・・・。誰かTVを細かくみていた人が、「この人の足はミシンを踏んでいる・・・」って笑っていたけど、うーん、素人じゃあ、やっぱり一流クライマーの足先までは演技できませんよね・・・(苦笑)


先生に、「俳優の玉木さんと山本さんは、お二人はどちらがクライミングに向いていたでしょうか?」という質問については、即座に「山本さんの方が断然クライミングセンスは良かったですね」とのこと。ふーむ、ふーむ。言われてみれば、山本さんは結構筋肉質の体型で、運動できそう。玉木さんはすらっとしていて、うーん・・・・ ただ、雑誌で読んだけど、玉木さんは「結構クライミングは楽しくて、たまにジムに遊びに行くのですよ」とか書いてあったから、好きに感じたのは玉木さんの方かもしれません。(運動神経が良いということと、好きで楽しいということは別次元ですものね)


以上ちょっと、ミーハーネタでした。

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2006/07/09

「山は真剣勝負」山田哲哉著

この本は、雑誌「岳人」に連載されていたエッセイを加筆出版したものだ。「岳人」は買うときと立ち読みで済ませるときがあるので、連載中から読んでいるものも多いが、今回は購入することにした。せめて、ガイドをお願いしない代わりにかつての御礼として・・・・


というのは、山田氏は96年からガイド協会に加盟したというが、自分は95年のGWで小一時間ほど縁あって一緒に行動を供にしたことがあるからだ。現在は「岳人」「山と渓谷」の雑誌をはじめとして、多くの生徒さんを抱えて最も盛況なガイドの1人だと思うが、そのときはお客さんを一人だけ連れて歩いていた。その後、何度もお誘いのガイドプランが送られてきたが、自分はその頃から山どころの感じでなく、仕事などで一杯一杯。代わりに、知人の女性に山田さんはいい人ですよ・・・・と話をしたら、その後彼女は山田さんの常連さんになって、なんだかんだと、極めて人間的な側面まで教えてもらっているので、なんともいえない部分もあるのです。常連の彼女は一杯本に写真も掲載されていることだし、本としては良い本だと思うので買った次第です。


前置きはこの辺にして、この本は<僕自身はオーソドックスと信じているが、時代の主流から大きく外れてしまった>と書いてあるように、極めてオーソドックスな登山論である。自分的にも大変近いものを感じる部分が多く、それが70%ぐらいと思うと、やっぱ違うよね・・・・と思う部分も30%ぐらいある。辛口の登山論というが、例えば「歩けなくっちゃ、話にならないんだよ!」なんていうのは、まさにその通りと思う。


しかし、話の根底には山岳会出身者らしい発想がかなり強くて、多くの山岳会が衰退してきている現代の事情や中高年登山が多くなっている現状では、確かに主流の考え方とはなりえない部分も多い。山田氏は公務員時代から年間100日を越す山行日数をこなしてきたというが、世の中のビジネスマンでそんなにできる人は多くない。人によっては海外出張をこなしながら時差とも闘いながら仕事している人や、携帯電話で仕事に年から年中おいかけられるようにして仕事している人も多い。IT時代で、世の中の動き時代が極めてスピード感ある仕事が求められているので、神経が磨り減るよう感覚も多い。家庭人にあっては、その役割を果たす必要もあるから、全てが山に情熱を注げる人ばかりや、時間ばかりではない。


どうも、毎週山にテント張って、夜は焚き火を囲んで・・・・みたいなノリは重過ぎる感じがする。学生時代や若くて独身のうちなら楽しい形態の山も、今や主力はもっと上の世代が多いので、もっと個人志向的なものもあって良いと思う。トレイルランニングやら、ワンデイ速攻登山のような山スキー界の早川先生などは、激務の開業医と趣味を両立しているようなタイプの山行パターンがあっても良いだろう。それに、山田氏は山小屋不要論みたいな感じの人だが、ヨーロッパアルプスでは山小屋利用は当たり前。そもそも氷河が多く、山でのテント利用を認めていない国だっである。泥臭い山を好んでいる山田氏なので、そういう感覚は認めがたいであろうが、実際にヨーロッパ登山をされていないこともあって、いつまでも極地法みたいな感覚ばかりでなくても良いと思う。


かつては、登山は貧乏な学生がやるのがメインだったので、山小屋なんて・・・・と思う部分も多いだろうし、自分自身もそんな感覚に長く支配されていた。実際は社会人で収入がある分を小屋を使って荷物が軽くなった分を、行動時間を長く取ることで2倍山を楽し無という事だってあるので、そんなのは山旅だというけど、そういう無理のない楽しみ方でもいいのでは?と思う。


なんとなくフリークライミングとアイスクライミングが槍玉に上がっている気がするけど、ほとんど激減している若者の登山人口をせめて最低限確保する意味でも、役割は重要かと思う。わずかでもフリーをやっている人の1000名に1名でも外の岩やアルパインに興味を持つ人がでるかもしれないから、そんなに目の仇にするのもどうかと思う。


聞くところによると、山田氏はパソコン嫌いで、いまだにワープロで文章を打っているというアナログ派。携帯のメールはできるけど、PCのメールはできないという。登山教室の生徒さんは連絡取るの面倒だろうなあ・・・と他人事ながら思う。ちょっと人間的には年齢の割には古い感覚が多いかも。山スキーなんていうのも、山屋はスキーなんぞちゃらちゃらやっては・・・・という感覚らしいから、山スキー使えば快適にラッセルできるのにな・・・と思うものの、やっぱり受け入れがたいらしい・・・・。


まあ、ともあれ、ごちゃごちゃ書いたけど、メインとなる登山の本質に関しては、大いに共感する部分がある本なので、私的にはお勧めの一冊だと思う。山を大切に登りたい人には必読の書だと思う。

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2006/06/18

「女たちの山 シシャパンマに挑んだ女子隊9人の決算」落合誓子著

田部井淳子さんの自伝「エベレストママさん」は恐らく20代の頃に読んで、最近は復刻版も出たので文庫本と2冊も持っている。他にも図書館などで関連の本を読んでいて、エベレストよりも先に登ったアンナプルナの本(「アンナプルナ女の戦い」?という本)を探しているとプログで書いたら、Auroraさんが、逆にエベレストの後で女子登攀クラブが登ったシシャパンマ(1981年登頂)の本を紹介してくれた。


それが、この本である。今は発売されていないようなので、アマゾンの中古で購入。さっそく読んでみたけど、うーん、<山行記というよりも暴露本である>というAuroraさんの感想がずばりそのもの。読後感としては、かなり重いものを感じたが、女同士で登るとか、かつての遠征隊のありかたなど・・・・・とっても興味深いものを感じました。


私は本格的なレベルの登山をしているわけではないので、遠征隊なんていうのは世の中の別の世界のものだとずっと思ってきた。高校時代ぐらいから長谷川恒夫の三大北壁冬季単独登頂とか加藤保男のエベレストとかカモシカ隊の縦走とか・・・・ 田部井さんのエベレスト登頂は山を自分が始める前だったけど、マスコミがものすごく報道していたのは漠然と覚えている。マスコミに出てくる遠征隊のテレビは今よりは他の隊なども含めてもっと多かったような?気がする。とにかく遠征隊イコール別の世界のすごい出来事だと思っていた。


女性がサミッターになるには、やはり女性だけで登らないとまずはお声がかからないのは当たり前だと思っていたから、田部井さんの登り方(女性だけで隊を組む)の選択はある種当たり前かなとずっと思っていた。シシャパンマは皆が登れるために女性だけで登ろうと同様な企画だったのに、結局は彼女だけの登頂。著者は9人のメンバー全員からの立場から田部井さん像を描いている。現在まで活躍されている様子を拝見するに、本当に力強い人だと思っているが、この本を読んでいるとますますその感を強くする。


何が強いかというと、肉体的な高度への強さはもちろんなのだが、マネジメント能力とか色んな意味でのまるで会社でいうならば管理職能力みたいな感じかな? 逆に登れなかった人達は一般職みたいな感じで。。。。。
なんだか、読んでいくうちに辛くなる部分も感じてしまう。登山は本来は趣味の世界なのに、ここまで遠征隊だとお金や名誉もからむので、ほとんど会社の事業そのものみたいな感じになる。自分のお金を払って遠征隊に加わってはいるのに、サミッター1人だけのために全て凝縮されてしまうような・・・他は切り捨てていく・・・。(この著者はどちらかというと反田部井さんの感覚の方みたいだけど、それもまた大いに理解を深めました。自分もこの本だけを読むとちょっと・・・って感じを持ちました。)


本当は9人の隊員はそれぞれの個性をもっているし、それぞれの楽しみ方や目標達成の仕方(例えば登頂は無理でも7000mを体験する人を増やすとか・・・・。当時入ることがほとんどできなかったチベットの文化と交流するとか)もあるのに、なんだか1名の世界女性初、日本人初の登頂者を出したという成果だけが残ったけど・・・・・という感じだ。


登頂より25年経った今、ネパールやチベットの登山は遠征隊といってもスポンサーを付けて登るという登山でなくて、ほとんど自分のお金で登る方法になってきている。いわゆる公募隊とかガイド登山などが主流である。また、入山の許可も1シーズンに幾つものパーティーを入れているので昔のような方法とは大きく違ってきている。シェルパなどの仕組みを整ってきて、ネパールあたりのエージェントに頼めば、以前より遥かに簡単に遠征隊も出陣できるようになっている。


大きく登山隊のイメージが変わってきているが、自分はそんな大それた山に登る気持ちは毛頭ないが、今の時代と昔とどちらが良いかというと、やっぱり今の方が良い時代だなと思う。誰だって、山を登りに行くのに、自分のお金を使うのに、条件さえ整えば(高度順応や技術、天候など)誰だってサミッターになりたいものだ。諸先輩達の苦闘をしのばせる本を読んで、いま改めて時代の流れを感じるものです。


ちなみに、自分の勤務している会社は環境問題にかなり取り組んでいるので、7月になんと田部井淳子さんの講演会が会社で開かれるのです。自由参加なので、一応申し込んであります。応募人多数の場合は抽選になるそうです。是非、自分も講演が聴けるといいなあ。どんな切り口で山のごみ問題とかを講演されるのでしょうか、今から楽しみです。

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2006/06/13

「情熱大陸」 山野井泰史

現在の日本を代表するクライマーと言えば、フリーならば平山ユージ、アルパインならば山野井さんだろう。


日曜日夜11時からTBSでやる情熱大陸という番組は、旬な人を30分で特集する番組で、自分は見ることが多い。山野井さんは、以前の情熱大陸でも出ていたらしいが(これは見逃した)、確かNHKでもやっていて、普段の生活シーンなどが中心だった。以前のNHKの番組の時に比べると、同じ奥多摩町内で、日陰の家から、日当たりの良い家に引っ越したというが、築50年というけど、随分綺麗に手入れされたこぎれいな家に住んでいた。


今回の番組の概略はこちらをクリック


既に「垂直の記憶」の自著を読んでいるので、人となりなどはわかっているが、今回は直に切断だれた指やそれでも登っている姿。奥様もそれ以上にひどい凍傷のために指がほとんど先がないのに、すごく自然に生きている姿などが映像で映し出されていた。


今回一番感動したのは、彼が小学校の卒業文集?に載せた将来の夢というのが

「無酸素でエベレストに登ること」

えらい、びっくりした♪♪
大人でも、無酸素と酸素たっぷりつき登山の違いなどわかっていない人が多いのに、30年近く前の小学生がこれを理解して?書いていることがすごい!


山野井氏は、壁やラインの面白い6~7000m峰クラスの山を本当に自分のためだけ登っているのだろうなあ。。
子供のような純粋の表情、完全にお母さんに甘えているかにも見える姉さん女房のカップル。


でも、自分的にはどうしても日々の生活に目がいってしまって、大変つつましく生活しているけど、これから先どうするのかなあ?って思ってしまう。以前は富士山のボッカを雪の季節に定期的にやっていたが、これからはそういう仕事にも就けないわけだし。彼も41歳、そろそろ年齢的な限界もあるかなと思う。まるで世捨て人? 本当にクライミングだけのために生きているんだなあと感心する。


コマーシャルリズムと一線を画しているものの、今年の冬辺りにICI石井スポーツの本店をうろついていたら、ポスターに「山野井さんと登るネパール・アイランドピークと????山」みたいなのが張ってあった。念のために書くと、アイランドピークはネパールにある比較的一番登られている6000m峰。最近では、山頂には固定ロープを張ってあるときもあるそうで、登攀技術ほどでなく、一通りの冬山経験があれば登れる。ガイドがつけば私レベルでも登れる程度の技術度でらしい。(決め手は、高度順応がメインとなる) そのガイド登山の募集に山野井さんの名前があったのでびっくり。彼にとってはお散歩レベルだとは思うけど、コマーシャルリズムは大嫌いなはずでは? やっぱり、かすみを食べては生きていけないから、どっかで妥協もあるのかなあ?


今後も、自分の道を彼ら夫妻なりに生きれることを一人のファンとして祈ってます。

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2006/04/17

「バックカントリースキー&スノーボード」今秋出版予定

山と渓谷社から、「バックカントリースキー&スノーボード」の本が、この秋から出版されるらしい。私が大ファンである、菊池哲男さんが現在写真などをほぼ撮り終わって、これから本の形にしていくのだそうだ。菊池カメラマンのHPにそのことが載っているのを発見したので、これは楽しみ♪

HPの掲載場所の場所はここをクリック。


菊池さんが編集した赤い本の「スキーツアー」の本は自分にとってのバイブルみたいなもの。従来の山スキーは「山スキールート図集1,2」(白山書房)に代表されるような概念に対して、滑走を重視して、写真もきれいで、とっても私のお気に入り♪


最近では、2004年秋に出版された「バックカントリー120ルート」というガイドブックもこの手の本で持っているが、この本については随分前にこの日記でも取り上げたけど、(カテゴリー>山の本&映画&TVをクリックするかかと、2004年11月ぐらいに掲載してある。)、極めて客観的にかけていて、間違いも多く、読んでいて不快感に感じる部分も多い本なので、極力あまり読まないようにしている(苦笑) 大体、幾ら元気な若い男性だからと言って、谷川岳ロープウエイから谷川岳山頂まで1時間で到着は速過ぎ・・・・。(速さ自慢をするのは、こういうガイドブックでなくて、自分のHPやブログでやってくれってもんです。まともに読んでこれが当たり前だと信じてしまう読者がいたらどうなんでしょう?出版者としてのモラルを疑う。せめて最速の人は1時間、遅い人は3時間とか、標準の人は・・・みたいな書き方でもする配慮があってほしいものです。また雪のコンディションが違えば相当時間も違うだろうし。)


まあ、想定している読者層は比較的ゲレンデスキーから入ってくるような人達で、そんなに高レベルをターゲットにしている訳でもないだろうから、ここは是非無難な客観的な記載でのガイドブックの出版を楽しみにしております。

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2006/02/26

ドラマ「氷壁」の感想

既に2回までの氷壁の感想はここのプログでも取り上げているので、それ以降の全体の感想。


うーん、やっぱり原因はカラビナの欠陥ではなくて、北澤の「奥寺を助けるための自殺行為」でしたか。カラビナの締め忘れではドラマとしては一流の登山家なのでドラマにならないし。敢えて外す行為で、山男の約束で登る前の「何かあったときには、ザイルを切れるか」の答えにはなると思います。


最終的な結論は自分的には納得でしたが。うーん、ドラマとしての展開はあまりの陳腐さ加減に、なんともコメントしずらいです。(大苦笑) あれだけの地位を捨てて奥寺に走ったのであれば、美奈子さんは最後まで奥寺についていってもしかったし。これでは、単にいい男にちゃらちゃら走る感じの女性みたいな感じになってしまいます。(そりゃあ、石坂浩二演じる老体の社長様よりも、若い元気な男性の方が良いよね!) 俳優の玉木さんは、実は初めて見る俳優さんだったのですが、とってもかっこよくて役に似合っていて素敵な演技だったので、今後は要チェックしましょう♪


原作が出来た井上靖の時代は、まだ日本も貧しい時代で、女性の働く場所も大変限られていたので、特にとりたてて学歴や親兄弟のバックがない人ならば、大きなお金を稼ぐならば水商売ぐらいしかなかったかもしれませんが。でも、今の時代はニートやフリーターがいるぐらいですから、現に簡単にコンビニの店員さんの職は得ているのだから、説得感のない話にならざるを得ないかったのでしょう・・・・・。生活が苦しいっていったって、そこそこ頑張れば生活できると思うのだけどね。なんせ、ダブルインカムだし、奥寺さんも昼夜仕事しているぐらいなんだから。決して生活が苦しいってレベルではないと思うし。


あくまで、今回は<原案 井上靖 >という形でテロップを流しただけあって、現代に合わない部分が大きくてやむなしだったのでしょう。でも、やっぱり、1,2回目あたりで見せてもらえた素晴らしいニュージーランドの山の光景やクライミングシーンは本当に楽しかったです\(^〇^)/  なかなか自分で行けない場所に連れて行ってもらったようで、楽しめました。

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2006/01/22

NHKドラマ「氷壁」2回目感想

今週もお楽しみのドラマ「氷壁」見ました。
いよいよK2アタックの話。なかなか綺麗な映像で、雪山いいよね~、かっこいい~~!って見てました。
透明感のある映像、いいですね。
最後のテロップで、写真が「白川義員」の提供もあると載っていた。
この写真家をテーマにしたドキュメンタリーもそういえばNHK映像だった。山の写真を飛行機飛ばして撮るものだった。たぶん、山を俯瞰して撮る映像はあの時に撮ったものからの転用かもしれない。


それで、本筋の山のロケの話ですが・・・・。自分としては、ザックが転落する話、あれはありえそうな話なのですが、冬山をやる人ならば、いかにザックを無造作に置くことが大変なことにつながるか分かっているはずなので、あまりにも無造作に置きすぎるなと思いました。普通はザックを途中で降ろすことも極力しないし、するにしてもすごく慎重にピッケルを突き刺してからそこに引っ掛けるようにして置くとか。。。。とにかく、もう少しあの場面はそれらしく演出して欲しかったな。そうでないと緊迫のビバークになる必然性を感じなくなってしまう。


それと、7000mラインで雪を膝ぐらいまでの雪があるのをどんどん歩くシーン、あれなんかも、とにかく4,5000m以上ならば、幾ら高度順応していてもあんなにどんどん歩けるのかなあ? ニュージーランドのロケ地はそもそも標高が3000mラインだと思うので、それなりに歩けるだろうけど。。。自分の最高到達高度は5500mだけど、結構しんどかったです。もちろん長い期間高度順応を続ければもう少し普通に行動できるようになるのかもしれないが、そもそも7000mラインまでは二人は高度順応はしていないので、高度が上がるとまともに普通に歩くことさえも大変だ。全てスローモーションみたいな感じになるのが普通じゃないかなあ・・・・。あんまりハーハーしていないのも、リアリティには欠けるように感じるのは私だけかな? 


それと、寒いとまともに口が開かないです。(苦笑)この前の、私の根子岳でさえも、寒くてしゃべるのが少々ロレツがまわっていなかったです。高度7000mとか8000mだと、高度障害もあるだろうから、超寒くて全てが凍るような感じでしょうから。無酸素で登っているから、相当なシンドサでしょうから、ちょっとまあ、ドラマなんで無理でしょうけど、もうちょっと演出して欲しかったなあ。。。。。


あと、誰かも感想で書いてあったけど、ザック軽そうですね(苦笑)まあ、あまり重くちゃいけないでしょうけど、空気背負っているみたいにしか見えないのよね。


でも、このドラマ、自分的にはアイススクリューってああいう風に使うんだ(お店で売っているのを見たぐらいなので、実際に使っているの見たことなかったです)とか、岩場のトラバースってああいう感じで行くんだとか、ピトンはああいう風に打ち込むものなのかとか、ダブルアックスで登るのはああいう感じなのかとか、ロープでずり上がって登るのはああいう確保(マッシャー結びのようでした)方法で上がるのか・・・等々クライミングの色んなシーンを見ては感心してました。なかなか技術面ではお勉強になるのです。


結局奥寺さんは無事生還したけど丸一日で降りられる距離なのかは不明です? それにしても、身一つで降りるにしろ、やっぱり山屋さんなのですから、ピッケルはどうしたのかな?どんなことがあってもバイル2本は持っているのだから、下降にも使うから、2本は最後は持つのが重たくても1本は最低でも杖代わりに最後まで持って降りると思うのだけど。。。。。と思ってしまった。


本当は録画したいのですが、どうやら、うちのビデオはTVに引き続きダウンしている模様なので、やっぱり買い替えかなあ・・・・DVD録画もしたいので、これまたDVDを購入する出費の頭の痛い話ですが、便利なので欲しいと思うものです。今後は法廷闘争なのかな? 次回も楽しみです♪

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2006/01/18

NHKドラマ「氷壁」

前評判というのか、前宣伝が華々しかった「氷壁」のドラマが始まった。
井上靖原作の本は、文庫本でも読んでいて(たぶん2回は読んでいるけど、ストーリーは結構忘れている部分が多い)、さらに昔確か若尾文子?か誰かがヒロインの白黒の映画もTVで放送されていたので見た覚えがある。


でも、今回のドラマはあくまでも小説とは別物。穂高の話はK2に、ヒロインもネイルサロンを経営していたり、肝心のロープ切断(かつて実際にあったザイル切断事件をこの小説はテーマに絡めているのが売りだったのだが)は、カラビナの不具合の事故、さらには亡くなってしまう主人公のパートナーはスポンサーをバックに山に行く・・・・という、大変現代的なアレンジになっている。


それがいいとか悪いとかでなくて、現代流にテレビを見るならば、それぐらいに変えないと確かに説得感の無いドラマになってしまうだろう。ザイルは現代ではほとんど切断される物ではなくなって、この実話の事件などを教訓にして厳しい品質管理がなされるようになって、ザイルが切れる設定自体はありえなくなった。カラビナがどうか?っていうことは疑問だが、最近では山をやらない若者でも、アクセサリーにカラビナもどきをもっている人も多いので、すくなくともロープが切れる話よりもいいんじゃないかな?て感じだろう。それに、穂高の冬山に命がけに登る?っていうのも、やっぱり現代的には世界のレベルの山ならば、当然それなりの難易度の山の必要があるだろうし・・・・・なんとなくNHKが今風にアレンジさせた必然性みたいなものは理解できなくもない。


別物をして楽しむのならば、やっぱりニュージーランドでロケをしたという素晴らしい白銀の世界、ダイナミックな映像が楽しい。予告編で出ている色んなシーンを見ているだけでも、ぞくぞくする♪ それに引き換え、日本の岩場はおもに三つ峠でロケされたそうだが、う~ん、どうみても穂高には見えない。やっぱり三つ峠に見えちゃう。合成映像でうまくバックの景色と合わせてはいるけど、どう見てもゲレンデチックな感じが否めない(苦笑)


あと、K2の登山基地コンコルディアでは、なんか地面?が見えたような感じがしたけど、ここって氷河の上だから地面が見えちゃあいけないんじゃないかなあ?とかも思ってしまった。(去年知人がK2のベースのさらに奥のガッシャブルムBCまで氷河トレッキングに行っているので、是非機会があれば確認したいものです)


それに、最大の笑えるシーンは?、二人のクライマーがソロで平行して登るシーンがあったが、クライミングの姿勢が俳優さんが演技しているとはいえ、とっても下手なクライマーで大爆笑。こんなに岩にへばりついて登っていいんだっけ? これじゃあ、自分レベルの超へたくそクライマーにしか自分には見えなくて残念。まあ、俳優さんだって、トレーニングしていたとはいえ、上手いクライマーの演技は無理だろうなあ・・・・。監修に山野井さんが名前を連ねていたので、空身で登っていて、あとでみたらちゃんとザックが終了点の上にあったから、「そうか、ソロで登る時って、空身で登って、あとでザックを引き上げるのか?」とかいう変に感心しているシーンもあった。山岳ガイドの方々もスタント等に入っていて、なかなか一応リアルには作ってあるので、そう嘘のテクなどはなくて、技術的にみておかしい部分はないようだけど、だけどなんとなくこういう技術ものは俳優さんの演技にも限界があるなあって思う。


さらに、自分は実は最近のドラマを見ていないので、主人公の玉木宏さんは初めてみる俳優さん(苦笑。かなり人気はある方らしい) 山本太郎さんのほうは見たことあってイメージがある俳優さんだった。自分のイメージだと、主人公は逆の方が合っているような気がするのだが・・・・。石坂浩二さんは、どうも再婚されてから自分の中では評価が下がった俳優さんなんだか、これからどんな演技をするのか、ちょっとドキドキしそう。鶴田真由の役も、現代的には随分変えてあるけど、うーん、そもそもあんなに長いネールをしていること自体が、ちょっと?で、そういうタイプの女性に山男がほれるのかなあ? 自分は女なんで、よくわからん。とにかく、人間ドラマの方は、臭い演出とストーリーのよう?なので、ちょっと見ていて気恥ずかしい。


だけど、とにかく綺麗な山の映像が見れる番組なので、毎回必ず見たいと思っている。

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2005/12/18

NHKドラマ「クライマーズハイ」

先週と今週の土曜日の2回に分けて、ベストセラー小説の「クライマーズ・ハイ」がNHKで放映された。自分は原作は読んでいないけど、日航機墜落事故の話と谷川岳登攀の話だ。


とにかく、原作を読んでないので何ともいえないが、ジャーナリズムとはなんぞや?というような部分の話がメインで、御巣鷹山の取材がどうだったのか・・・という話など。それと、事故によって登ろうとして登れなかった谷川岳衝立岩登攀の話、親子の断絶と復活?と。


テレビの印象は緊張して、はらはらドキドキ。私はドキドキしてテレビを見ると肩が凝るという困った人で、思いっきり肩が凝ったのだった(爆笑) 見終わって、ほっとした。地方新聞社の濃密な人間ドラマと、マスコミってこんな感じなんだあ~~、っていうよその業界を覗いた気分。疲れそうな業界で、とってもハイテンション~~。


最初の時に、さわり的にクライミングシーンが出てきて、後編が本番って感じで楽しみにしていたのだが。。。。
最後の実質15分程度がその登攀関係って感じのシーンだった。実は、これが予告編で見たところで、オーパーハングしている核心あたりらしい話のようだ。それで、私はてっきり上まで抜けて、それでハッピーエンドかと思っていたのだけど。。。。。 もちろん、ラストは救いのある良い話しなのだが、画像的にはオーバーハングをアブミで登りきり、次に自分でもリードで登るって主人公が言うシーンで終わったので、谷川岳稜線に抜けるシーンをイメージしていた自分は肩透かし・・・・って感じでした。(原作はどの登攀シーンで終わるのかなあ?)


もちろん、クライミングは核心が終わればそれで相当な部分が達成感なのかもしれないが(バリエーションでは、実際ピークを踏まないで、ある地点から懸垂で降りることも多いが)、なんか、ドラマとして見ていたので、あの登りきった後で稜線に出た爽快な感じが見たかったなあと思うものでした。(谷川の稜線って、笹が広がっていて、とても開放感のある感じでいいですよね~~~)


最後に親父が登る1週間前に、実はハーケンを足して打ったという息子の話の部分、これは泣きが入ってしまいましたね。。。。ジャーナリストの話であり、山の話でもあり、親子の話でもある・・・・。これは、機会があれば、是非原作本を読みたいと思うものです。

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2005/12/13

「死者として残されて」ベック・ウェザース著

1996年エベレストでの大量遭難(日本人女性第2登で登頂後に亡くなられた難波康子さんの遭難もこのときのこと)は、既に別の本では「空へ」(ジョン・クラカワー著)がベストセラーとなったし、それへの反論として書かれたソ連人ガイドアナトリ・ブクレーエフ著「デスゾーン」も有名である。

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「死者として残されて」は当時難波さんと同じ場所で、二人とも虫の息のところを翌朝発見されたものの残置されたままでその場で死者として扱われた方です。テントからはそんなに離れていない距離でした。奇跡的な復活で、夕方に突然目が覚めて!!自分でテントに歩いて戻って奇跡の生還とされました。テントに戻ったのに、ほとんど死者扱い。クラカワーの本を読んでも、ほとんど死者として扱かわれていて、下のテントまで下ろすのも別のメンバーが行ったようで、「空へ」を読んだときも、なんだかとっても不思議な方だと思っていた。間違いなく死ぬとされたのに、ちゃんと生きて戻ってきて。代償としては、右手全部と左の手のほとんどと鼻の欠損。


日本人としてまず気になるのは難波さんの最後だが、著者は決して遠征隊の他人への悪口を書かない方で、そのあたりがとても素晴らしいと思う。でも彼女の死については「置き去りにされたことについては、私自身は恨んでいない。だが、康子をキャンプまで連れ戻すのはどれほどたいへんだったというのだろうか?彼女はあんなに小柄だったのだ。せめてテントの中で死なせてあげたかった。冷たい氷の上に一人ぼっちにせず、仲間たちに見守られながら、息を引き取らせてやりかたった。」と書かれていて、なんかじ~~んとしてしまった。そう思ってくれた仲間が一番近くに居ただけでも、彼女は少しだけ救われたような気がする。実際のエベレスト最終キャンプでは、自分が助かるのが精一杯、他にも大量の遭難者や行方不明者が出たこともあり、それどころではなかったのだろうけれども・・・・


キャンプに生還したといっても、サウスコルは7980m。とても普通の感覚は通用しないところだろう。低体温昏睡症になると復活はできないという通説もまたしかり。だけど、現にステロイド剤が劇的に効いて、歩いて降りてきたことを考えると本人の脅威的な回復力によるところが多いだろうけど、やはり相当に体力と気力のある方なのだと思う。

この本は現在のエベレストツアー登山およびその他セブンサミットなどのガイド登山を顧客の立場から見ることができる本である。あまりテクニカルな登山でないエベレストのノーマルルートは体力勝負。とっても体力を鍛えていて、お金があれば登れてしまう(もちろん、素晴らしいガイドとお天気に恵まれる条件は必要)というのがよくわかった。著者は山を始めて実質5年ぐらいでエベレストに挑戦している。マッキンリーにいたっては、ほんの2年ぐらいかな?なんか、登り急いでいるなあ・・・っていう感じだが、やはり40代のうちに挑戦したかったのだろう。(当時49歳)


でも、読んでいて思ったのは、なぜ彼は目が見えなくなった(目にレーシックの手術をしていたお陰で、極端な気圧の場所ではまともな視力が出なくて、ほとんど目が見えなかった)時点で、待つように言われたまではわかるけど、何故生命の危険が襲うまで待っていたのだろう?エベレストの稜線で10時間も吹さらしの場所でガイドを待つ・・・・ちょっと信じられない。高山病で正確な判断ができなかったのかもしれない。何人もガイドパーティーは降りているし、実際に一緒に降りましょうと声をかけてもらったのに・・・・。やはり、大きな山はガイド頼みの登山ばかりしているためなのだろうか?自分で自分の身を守るという本能をガイド登山のもとでは欠如させてしまうのかもしれない。著者はかなりの体力トレーニングを積んでいるが、アメリカの山事情が私はよくわからないが、本格的な登山を毎週行っているかどうかは?日本は国土が狭いので毎週末でも本格的な山に行こうと思えばいけるが、国土の広いアメリカではそういうことは? 幾つか出ている話は、いずれも夏のバカンスなどに集中的に登っているような印象だった。あまりにも急激に山の経験を積んだので、推測になるが、多くの経験はガイド頼みのような感じ?に読めなくもなかった。体力があるから登れるんだろうけど、逆にガイドが居ないと歩けないとか恐いという感じもあるのかもしれない。(そんな勝手なことを私なりにこの遭難という意味では思うに至った。)


実はこの本は、エベレストの悲劇は前の3分の1ぐらいで、それ以外の部分は何故山に入れ込んでしまったのか? また、山に入れ込みすぎて家族と断絶した関係になり、それをこの遭難をきっかけに自己の再生、家族との人間関係の修復がされた・・・なくなった体の大きさよりも、もっと大切なものを再び手にいれたという話だった。


悲劇的なエベレストの結果、その人生の再生ともいえる話は胸をうつ。もちろん自分的には山が好きなので山の部分はきっちりと読んだが、そのあとのエピソードや著者の人となりが描かれている部分が感動的だ。奥様はゴルフウィドウならぬ、山未亡人?みたいな状況なのだけど、日本と違ってアメリカはカップル社会なので辛かっただろうなあ・・・・。最後は本当にじんわりするエンディングで、これからも著者が力強く生きていくような姿が想像されて、ポジティブな生き方に感銘した。感想はこのブログが山関係の人が多いのでその部分を多く書いたが、実際の感想や感動は登山以外の「人としての生き方」の部分の方が大きなウエイトを自分の中ではしめた。


既に「空へ」「デスゾーン」を読んだ方には、是非第三の立場として読み比べてみると誠に感慨深いものがある。それぞれの立場が微妙に違って読めてくるのが興味深い。自分はクラカワーの本を最初に読んだのだけど、この本を読んで、「空へ」を所々読みなおしてみると、クラカワー氏はもとがクライマー貧乏みたいな感じの人なので、この著者のような富裕層(医師)への反発を持っているなあっていう部分も妙に目だって読めてしまう部分がある。結局このエベレスト大量遭難を扱った3冊の本を読み、それぞれの立場を読んでいくと本当に物事は多面的であり、主観的なものなのだなあと強く感じた。

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2005/12/08

「生還~山岳遭難からの救出~」羽根田治著

この本も図書館で借りた本。最初の導入部分の遭難話を含めると8つの話が載っている。いずれも生還劇なので、ある意味で最後に死なないというのは救われる結末なのだけど、そう思いながら読み始めたものの、あまりのリアルな話に、引き込まれるようにしてハラハラドキドキであっという間に2時間かからないぐらいに一気に読んでしまった。


最初の導入部分で出てくるエピソードは全くの山の素人の話なのだけど、それ以外のテーマとなった7つの実話はいずれも一般的な登山者の話だ。ハイキングレベルの人から、かなり長く何十年も登山をやっている人、1名はバリエーションをやっているレベルの人も1名いた。いずれも陥る可能性のある話が一杯で、大変考えさせられる内容だった。


遭難は1つの原因だけで発生しているというよりも、あの時にこうしていればとか、別の選択をしていれば・・・というような仮定の話も含めて、複合的に原因が重なって起こることも示唆している。思いもよらないちょっとした間違いの選択というのもあれば、気をつければ十分すぐにリカバリー可能な道迷いとか。沢に迷いこんで、あるいは強引に下ろうとしての遭難例も3つあった。沢であるがゆえに水を飲んでしのげたのであろうけど、やはり鉄則は尾根筋に戻るべきであったろう。最長で17日間を高カロリーのマヨネーズを持っていたことがかなり効果的に幸いして助かった例も載っていた。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4635178161/ref=pd_sim_dp_2/250-2080326-0138667

7つの実話のうち、6つまでが単独行の話だったこともあり、単独が多い自分には多く思うところがあった。今後の山行に何らかの形で参考にしていきたいと思った。「生還」それは肉体的な要素や外的な要因も多いが、一番大切な所は精神的な部分であろうと思う。思うことは一杯あるが、それは私の胸に深くじっくりと熟成させて身となり肥やしとして教訓としたい。


また、実は一番面白いといっては失礼だが、一番最初のエピソードで全く山を知らない24歳の女性2名の話は驚いた。夏に上高地に遊びに来たついでに、二人で西穂高山荘までピストンで往復して登ってみようとなり、下りで全く別の方角に降りてしまい(新穂高側から登山道があることすらしらなかった!)、二人ばらばらになって、いずれも9日間後、11日間後に生還。昭和43年当時大いに騒がれたが、翌年の5月に二人で遭難場所を再訪した際に、再び遭難。1年以上たって、土砂に埋もれて2名とも発見されたという。5月の西穂高界隈に雪がどんなにあるのかとか、地図さえも持たない・・・そんなまさに知らぬが仏みたいな話で、本当に仏様になってしまった話しは悲喜劇のような感じに思えた。知らないということは、本当に恐ろしいことだと痛感した。

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「アルプス・スキー休暇」小谷明著

図書館で借りた本だけど、実は以前本屋さんで立ち読みしていたことがあって、大部分を読んでいたような?
本は、ガイドブック的な感じで、フランス、スイス、オーストリア、イタリアの有名どころのスキー場の滑った感想や旅行記といったところ。

著者は1回だけで記事を書いているというよりも、多くのゲレンデを複数回は滑ったと思われるような感想記。それにしても、紹介されたゲレンデはどこもとてつもなく広くて、人も少なそうでゆったりした滑りが求められているようだ。ヨーロッパの人は日本のように型を重視したチマチマした滑りはしないけど、長い距離をパワフルに滑るような感じのようだ。

alps_ski


あとは、面白いところでは「スキーを楽しむならばスイス、挑戦的に滑るならばフランス、スキーを習うならばオーストリア」というその筋では有名な言葉があるそうだ。スイスのスキーもいいけど、案外ドロミテのスキーなんかも楽しそうだなあって思った。

自分は、海外スキーはカナダのバンフしか行ったことないし、当時はパウダーが今よりも格段に下手だったので、カービングの板で今度はパウダーを滑ってみたいものだ。でも、ヨーロッパスキーはカナダスキーよりも時間とお金がかかるのがネックなんだわぁ~~~。

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2005/12/05

山の本、到着

なかなか先週ネットで注文した本が届かないので、久しぶりに図書館に行った。
目指す本はこのまえAuroraさんに推薦された「死者として残されて」の本だ。在庫がこの図書館になかったので、別の所から取り寄せしてくれることになった。ついでに、スキー関連の本を2冊、山のドキュメンタリー的な本を1冊と合計3冊も借りてしまった。


これで、秋の夜長?(冬)にばっちり、と思って家に帰ってきたら、夜遅くに宅急便で注文していた5冊が到着!いきなり多くの本に囲まれて、どの本から先に読もうかなあって感じです。


自分の性格からか、読み出すと立て続けに本は読んで、読まないときは何ヶ月もあまり本らしき本は読まないということが多い。本棚も一杯なので、今日はちょっと片付けデーで、少しだけいらないものなどを整理して、少し買った本を置くスペースを確保。(本って捨てられないです。辛うじて、雑誌は捨てられるけど、それも山の雑誌は捨てられない。あとは古本屋さんで売るしかないけど、ほとんどそんな本もないし。) とりあえず、図書館の本は期限があるから、それから読もうかなあ・・・・。

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2005/11/27

山の本を一杯注文してしまった

山関係の本をネットで一杯注文してしまった。
本屋さんで買ってもいいけど、結構汚れていたりすることもあるのでこういう形で入手するのもいいかなって。


一つは3冊セットの本で、実際の山にはあまり行かないと思うけど三百名山関連の本。
もう一つは名著と呼ばれている古典的な外国の本。
最後にこの前本屋さんで見かけて役立ちそうだと思ったハウツー物の登山の本。


三百名山どころか、百名山もほとんど交通費の問題もあるし、自分のように車を持っていないと行きにくい山ばかりが残ってしまっていて、当分登るつもりはあんまりない。難易度があるとか、体力が必要というような登りにくい山は北海道の幌尻岳ぐらいなので、急いで登らなくてもいいやって思っている。


大体、三百名山なんて普通に勤めている人が登るには時間とお金がかかりすぎる。北海道を始めとして、えらく遠い場所にも一杯あるらしく(実は全然知らないに近いのだが)、そんなのを現役の時代から週末のたびに登りに行くのなんて馬鹿馬鹿しいって思っている。ああいうのは、リタイアした後に諸国漫遊の旅みたいにするのがとっても良いと思う。車を宿代わりに使って登っている人も多いけど、良い季節ならば楽しそうだなって思う。


普通に会社とかで働いていて、週末の度に遠い所まで出かけていって1つとか、2つとか登って帰ってくるとはえらくご苦労なことだと思う。どうせならば、機動力のある車を使って場合によっては1日に2個ぐらい登るぐらいでないと、とても現役で登り切るのは時間が足りないだろう。(どっかのHPで体力抜群の人がコースタイムはほとんど半分で、1回の週末に3~4つずつスピード登山でつぶしてました。) でも、そうまでして登るのももったいないやら、味気ないやら。。。。


まあ、そうはいうものの一応三百名山がどんな物か、たまにどっか登ろうって時にはよい指針になるかと思って買ってみることにした。それに、結構私の身近にも大真面目に三百名山を狙って毎週山に行っている人がいるのです。私から見るとお金でもよっぽど余っているんじゃないかって思うけど、まあ人の趣味のことだから何とも言いがたいです。


そういう自分は、もっと若い頃にブームが来る前に一時は百名山病でした(爆笑)
三百を狙っている人も一種の病気みたいなもんなので、まあ病気は完登すれば治るかなあ。


今回注文した中では、最後のハウツー物が実は一番役立ちそうかなって思うので、早く本が到着しないか楽しみです。


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2005/11/20

「死のクレバス」やっと読みました

映画「運命を分けたザイル」を映画館で観たのは3月上旬のこと。このプログでも取り上げましたっけ。とっても感動して、すぐに本を買おうとして本屋さんを随分探して、結局店頭にはどこも無くてネットで注文。そこまでで疲れちゃったせいもあって、買って安心したので、そのまま読もう読もうと思っていて、まだ読んでませんでした(苦笑)


やっと気持ち的に落ち着いて読む気分になったので、大切な本をしっかり読もうと・・・・、夢中になってしまって一気に読んでしまいました。感想としては、先に映画を観ていてよかったなという気持ちが先にたちました。アイスクライミングの仕組みなどは私はわかっていないので、映画でビジュアル的に観ていたので随分と本を読んでいてうんうんとわかりました。逆にそれでも具体的にはわからない専門的な部分があったりして。本当に映画はよく再現していたなあ・・・と思いました。


最初の登攀的な記述はもちろん素晴らしいが、自分的には生還劇の後半のあたりの方がより感動的だった。二人の心情なども交えて語られている様子が良かった。山に登る、ロープを結ぶということの意味、生と死の意味、生存への執念・・・・ うまく言葉にならないけど、素晴らしい本だと思った。


DVDも販売開始になったとどこかでチラの話を聞いた気がするけど、買いたいなって思うけど、せっかくなので大きな画面で見たいけど、テレビは壊れているし、DVDレコーダーは持っていないし、DVDを観るとしたらノートパソコンしか見れないし。先行投資をしないとDVDを買っても肝心な感動のあの画像が観れないのは困ったものだ・・・・。

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2005/10/30

「四度目のエベレスト」村口徳行著

以前に63歳で世界最高齢の女性登山家の渡辺玉枝さんがエベレストを登った体験などを綴った「63歳のエベレスト」という本に感銘を受けた。(その時の感想は、私のHPの「おしゃべりROOM総集編第40話」に載せてます)


そのときに一緒に登った方が村口カメラマンだった。その彼が本を書いたということはS夫妻からも聞いていて、最近ではREIさんからもなかなか良い本だよという話を伺った。たまたま本屋さんに行ったら、とても綺麗な表紙の文庫本がその本だった。


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早速買ってきて読み出した。写真がとっても綺麗なのは当然だが、内容がとっても良い。一気に読んでしまった。4回のうち、2回が仕事で2回がプライベートという。2回目が渡辺さんとの遠征で、3回目が三浦雄一郎さんのものだ。


登頂シーンを期待するとちょっとがっくりなほど、あっさりとして書かれているので、期待しない方が良いと思う。それよりも村口氏が山に向かう姿勢というのが、とても小気味良い。現在エベレストの一般ルートはある種のお金を出せば誰でも登れるに近い実態があるとは聞いていたが、本当にその一端を垣間見る思いがした。その中でも、普通の人がそれなりにちゃんと準備して、きちんとトレーニングして登るという行為に対しては理解ができるようだが、本当にどうしようも無い人まで来ている・・・・というには、ちょっとユーモラスな感じで書いてあって面白い。


それと、この本で出てくる渡辺玉枝さんは、やっぱり凄い人なんだなって痛感した。村口氏は、カメラマン特有の客観的な見方をする人だが、その彼は全体に辛口なんだけど、その彼をしてうーんっていう感じなんで、やっぱりすごい。


この本では、山はただ登ればいいというものではない、どう登るのか、人から作られたものでない自分自身のタクティクスが重要である・・・・という。自分としてはこの本を読んで一番気に入った感想である。それと、もう一つは7000mを無酸素で登れない人はエベレストを登る資格が無い・・・というような考え方の部分だ。これは、とっても真実だなあと思う。有名な著書の「空へ」を読むと、いかにエベレストは極限の世界か・・・・ということがわかるが、少なくとも自らの肉体を7000m位までは無酸素で居られるレベルにしておかないと、たとえ酸素を吸って8000mに登れるといっても、あまりにもリスキーであるということだ。


今年の夏に自分が登ったマッターホルンでは、4400mレベルでかつ短期決戦なので、あまり高所順応というよりも、純粋な筋力とか体力の方ポイントだったと思う。ガイド登山をしたので、色々と思うところがあった。自分としては、体力面では完全に足りなかったと痛感しているが、幸いにも自分のタクティクスが「だめもとで、日数を多くとって狙う」作戦と理解あるガイドのめぐり合ったということで登れたのだと思う。この程度をタクティクスと言ってよいのかどうかは?だが、それでも自分なりに考えた方法なのでした。

この本は、全然エベレストを登ってみたいとは思っていない自分にも(爆笑)、とっても良い本です。特に、76ページ以下に載っているヒラリーステップの大渋滞の写真の様子は必見です。いまや、どこぞの日本のGW並みの渋滞の様子とは、感慨深いものがあります。

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2005/03/05

映画「運命を分けたザイル」

公開前から山関係の人達の中では話題になっていた映画。とっても見に行きたくてしようがなかったけど、なかなか行けなかったので、まずはほっとした。(笑)公開直後は満席だったらしいけど、昨日金曜日の夜の新宿テアトルタイムズスクエアは、せいぜい3割位の入りで空いていてよかったです。

さて、中身はまだ見ていない方も多いのでネタバレしない程度にします。普通の映画というよりも、ドキュメンタリータッチの映画なので、娯楽性は全くないです。それに、主人公の二人も生存しているし、本人たちが出演しています。
だけど、最後まで自分はドキドキしました。なんか、ずっと真剣に見ていて肩が凝り、真剣勝負の死と生との戦いのドラマでした。どうやって、救済されるのか・・・・

前半は圧倒的なスケールの冬壁に挑んでいるシーンが凄いです。アイゼンやダブルアックスがバリバリと音をたてて、氷や雪の音がリアルです。自分的には臨場感があって、背筋がぞくそくするような魅力的なシーンがいっぱいで引き込まれました。雪山やクライミング系が好きな人には堪りません♪ しかし、山をやらない人や、クライミングの仕組みを全く観たことがない人には結構難解なシステム?に感じるところも多いと思います。(残念なことに、自分では技術的に何箇所かわからないところがあったので、今度この手のことがわかりそうな人にお会いしたら、質問してみたいです 苦笑)

後半の部分は、噂では単調だ・・・っていう評があるようですが、自分的にはリアルな感じで、退屈しませんでした。山を登っていて、体力の限界まで行くと感じる感覚って、なんかこういうレベルにはないものの、ある程度山をやっていると時として感じてしまうような感覚的なものに共感を覚えました。(なんかうまく表現できてませんが・・・)

映画を終わって、「あ~早く原作を読みたい!!!!」という気持ちで一杯です。通常この手のものは原作の方が優れていることがほとんどなので、原作の素晴らしさを知っていると、映画はそれほどに思わないかもしれないなって思いました。さて、これから本屋さんに行って買ってこようっと!!

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2005/02/06

「二人のアキラ、美枝子の山」

4163660305.09.MZZZZZZZ井上靖著「氷壁」のモデルといわれる松濤明(「風雪のビバーク」の人)と、そのモデルと言われた女性の出会いの話と、そして松濤氏の死後に女性が山にのめりこんでいき、第二次RCC創設者の奥山章氏との結婚、そして奥山氏の死の病を苦にしての自殺による別れ。そして、いまも彼女は生きていて当時のことを静かに語り始めるという内容です。

登山というのは、思索的な部分があるせいか、山の名著とかも多い。山は登れればいい・・・・みたいな人には、全く向かない本だが、少しでも登山史的なことに興味ある人ならばとてもよい本だと思う。戦争前後から、登山ブームに沸いた熱い初登攀の時代の様子がとてもよくわかる。私は、4ヶ月前ぐらいにフリークライミングについての本で菊地敏之ガイドが書いた「我々はいかにして「石」にかじりついてきたのか」という本を読んだが(この日記の9月23日付けに感想を載せてます)、この本もとても面白い登山史の本であった。やや内輪話的な要素が強く、まだ現役の人も多く出てくる本である。今回の本はもちろんもっと前の話なので、生きている人も少なくなったので支障が少ない分、率直に書かれているようである。

読んでいて色々と思うところはあるが、美枝子さんという人は相当タフな女性で、松濤氏を待つために単身冬の上高地に出現。何日も現れないので、厳冬の1月にスキーを履いて西穂高超え(たぶん中尾峠を越すイメージか)をして、もしやと新穂高温泉にスキーで降りていく!!! 今でこそ、中の湯まで除雪されるようになったので比較的上高地も入山しやすくはなったけど、そうなったのはほんの数年前のことである。当時は相当下から中の湯までが1日がかり。それを彼女は19歳の若さで、いくら国体のスキー選手だからとはいえ、恐れ入るものである。随所に彼女の芯の強さみたいなものが表現されていて、読めば読むほどジーンとさせられる。

また、スキーが当時は登山の道具として本当に身近に使われていたのが実感できるし、当然にゲレンデもリフトなどはないぐらいの話の時代なんで、その話に乗鞍や焼岳を練習場にしていたりするので、とっても凄いと思った。なんか、昔の人って、純粋で熱くて現代人が忘れている何かを持っていたんだなって思う。

そして、何よりもやっぱり女性の方が生命力が強い。「強く生きろ」の奥山氏の遺言どおり、本当に美枝子さんはしっかり強く生きてきたことに深く感銘しました。

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2004/11/30

「ソロ」 丸山直樹著

昨日に引き続き、山の本の感想を。この本は、副題に「単独登攀者 山野井泰史」とあるように、日本屈指のアルパインクライマーで単独登攀の第一人者について書かれたものである。雑誌「山と渓谷」に97年~98年頃に連載されたものを編集して出版したというが、ちょうどその頃は自分はあまり山に熱心ではなかったので、雑誌もたまにしか買っていなかったので、「そういえば載っていたな」という感じだった。

今回改めて読んでみると、既に山野井氏ご本人の書いた「垂直の記憶」を読んで感動しただけに、この本の全体として持つ「丸山流に人物解説」という意味合いがとてもくどくどしく感じられてしまう。以前から「ソロは独特の見方をしている」みたいに言うのを聞いていただけに、なるほどと思ってしまった。もちろん、自分で思っている自分と、他人からみた本人は違うように見えるだろうし、多くは自分の書いた場合は自画自賛的なタッチで書かれていることが多いのだが、山野井氏の著作は本当に素直な「登りたい気持ちで一杯」というのが素直に伝わってくるものだった。だから「ソロ」の丸山流解釈はなんかちょっとなあ?という気分だった。

それと、丸山氏自身が大学山岳部出身であるがゆえに、アルパインクライミングがなんであるか知っているだけに、全てに自分の色をつけた解釈になってしまうのかもしれない。クライミング界の細かいニュアンスなどが描かれていて面白いかもしれないけど、あまりにそれに自分で色が入りすぎてしまうのがとても気になってしまう。

ちょうど前日に佐瀬稔氏の本を読んだだけに、さすがに一流のルポライターと言われただけに、そのあたりの本の運びがとてもうまく感じられたし、すっと頭の中に入っていく感じがしたものだが。比べてみるのも難ですが、ついつい比較してしまうものです。

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2004/11/28

「残された山靴」佐瀬稔遺稿集

しばらく山の本を読んでいなかったので、図書館にあった中でよさそうなのを借りてきた。佐瀬稔氏の本は実は初めて。たまに雑誌「山と渓谷」で記事を読んだことがあるぐらいだった。人物像を描くのを得意としていることは知っていた。

この本には、森田勝、加藤保男、植村直己、鈴木紀夫、長谷川恒男、灘波康子、山崎彰人、小西政継の8人についてのコンパクトにまとまった評伝のような形になっている。佐瀬氏は、既にそれぞれの人物像について一冊の本にまとめて出版されているものも多く、やはり有名な作品になっているものは今後そちらを読んでみたいので、今回は入門編を拝見したという気分だった。自分としては、今回初めて取り上げたそれほど有名登山家でない人の方が、他で読めないだけに面白かったような気がする。

なかでも、興味を魅かれたのは灘波康子さんのものだった。日本人女性で田部井淳子さんに続いて、20数年ぶりに第2登を果たしたのち、下山途中で凍死。世界7大陸最高峰踏破も兼ねていたエベレスト下山中の事故なだけに、どういう登り方をされていた方だったのかがとても興味を持っていた。ジョン・クラカワー著の「空へ」はなかなかの作品だと思っているが、そこにも彼女の姿は少ししか描かれていなかったので、本当のところが知りたかった。

早稲田大学の山のサークル(登攀をしない縦走系のサークルのようで、大学は違うけど自分と同じようで親近感がとても持てた)から、次第に山にのめりこんで行く様子が描かれていた。一番凄いなと思うのは、フェデラルエクスプレス社の外資系キャリアウーマンとして、きちんとした社会人生活を送りながら、相当な資金を全て自分で稼いで楽しんでいたことだ。既にヒマラヤなどもスポンサーをあてにするような時代ではないので、こういうガイド登山的な公募隊での登り方という意味では、これからの多くの人が遠征を行う意味での参考になるだろう。エキスパートでなくても、普通に山が好きな人でも登れることって、実は素晴らしいことだと思う。

それと、長谷川恒男亡き後のウルタルの悲劇についても、 初めて読むだけに、「呪われた山」という感じがしてならなかった。

最後に佐瀬稔氏のガン闘病記が載せられていて、これが実は一番インパクトが強いかもしれない。亡くなられた時に、ニュースで流れたのがまだ記憶されているのだが、他の作品を是非読んでみたいと思わせる人の最期だった。

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2004/11/14

バックカントリー120ルート第1巻

パウダーガイド編集部作成のバックカントリーの本が新しく出版された。
ユーリード出版という会社のA4版の大きさの本で、一番のウリはGPSデータを収録しているCDが添付されている点だ。

gidecover.jpg


掲示板や日記でも書いているように、現在私のパソコンは音が出ないことと、さらにもともと入っているカシミールソフトとか地図ソフトのが競合しあって不具合が発生している関係でGPSのデータが見れない状態である。(一旦カシミールソフトをアンインストールさせてから再度インストールし直そうか思ったが、それもできなくて思案している状態。)

そういう状態で書評するのもどうかとは思うけど、一応GPSデータ以外の所を読んだ範囲での感想を書いてみようと思う。(最初にパウダーシーンを納めたビデオも収録してあって、なかなか良かったです。どんな音楽がバックに流れているかとかは不明でしたが。。。。苦笑)

まずは、こういう本は自分の行ったことのあるルートの部分から読んでしまうのが常であるが、40本のうちごく一部でも登ったり滑ったりしたことのあるのが9本(随分前に行った分も入れて)。大体その部分は読んでみた。もちろんこれから行ってみたいルートも大分読んでみた。ずばりその感想は、「小学生の作文みたいな体験記を読ませられるのは勘弁して欲しい」ということだ。

どうも本の印象が悪くなってしまったのは、最初の頃に読んだ立山のタンボ平滑走のコース説明なのだが、(21ページ付近)、浄土山の斜面から滑り降りてからタンボ平のコースに抜けるのは「御山谷」であって、「御前谷」ではないはずである。それなのに、複数回にわたって「御前谷」と書いてある。「御前谷」は雄山の山頂直下から、ダイレクトに降りていくかなりエクストリームなルートで、完全に間違った名前を書いている。ガイドブックとしては致命的なミスともいえるだろう。専門家とか一部の凄い人しか滑らないようなコースならばいいけど、ものすごくメジャーなコースの名前を間違ってしまうというのは如何なものか?(執筆した人が知らなくても、校正の段階で他の人が気がつかないものなのだろうか?) 他のところでも間違った記述があるんじゃないかと心配しならが他も読む羽目になってしまった。苦笑・・・・

確かにGPSをインプットしておいて、その通りに登ったり滑走したりするならば、山のコースの名前なんかどうでもいいという感覚の「滑り屋さん」はいるかもしれない。ただどこでもパウダーが滑れればいいとか・・・・・ だけど、それではあんまりですよね。。。。ちゃんと有名なクラッシックなルートの名前ぐらいはガイドブックならばきちんと抑えておきたいものである。

まあ、そんなことでつまづいてしまったもんで、どうも印象が最初から良くない。この本の作り自体は、最初に概略的な解説があって、それからもう少し細かめのアプローチとかおおよそのルート解説とアドバイスが載っている。そして、最後にかなりのウエイトで体験記のコーナーがあって、(○月○日 私はどうした~~~)というのが載っている。本を読むとわかるけど、かなりプライベート的な日誌風で、たとえばP25には「スキーシーズンももう終わりだ。違う仕事を探さねば。」という最初のイントロで八方のガラガラ沢の体験記が始まる。誰もガイドブックを読んでいて他人の失業の問題なんかを読まされるのは参るだろう(苦笑) 他にも自分のスキー仲間の紹介みたいな文章の経緯をずらずらと書いてあって、自分達は楽しいだろうけど、ガイドブックを読むたびにその話を読ませれるのは勘弁である。

もちろん、臨場感のある体験記というイメージが成功しているものもあって、さりげなく役立つ色んな情報が盛り込まれた文章になっているのを見ると、それは参考になってとてもよいと思う。要は玉石混交って感じ。なんか本当にちょっと幼稚(わざと軽いノリに仕上げているのか、本当に作文能力がないのか不明だが)な文書もかなりあったりして、こんなのだったら載せないで、解説文をもっと充実させて欲しいものだと強く感じる

また、「いっぱいシュプールがあるから、迷うことはないだろう」みたいな解説が幾つかあって、あまり詳しくルートの解説がないものもある。実際に、たまたま行った時期が良い時で視界良好、人が多くて、あまり考えずに行っても登れた、滑れたということなのだろうけど、それでは解説になっていないんだよね。私がこれっぽっちしか行っていない経験の中でも、結構視界不良で迷ったり、ルートが色々と取れそうで迷ったり・・・・・・。集団で行って、「連れて行ってもらう」という形ならば、この本とGPSだけでも行けると思うけど、初見のルートだともうすこし細かい解説も欲しいものだ。(たとえば、とても目立つポイントとか、山の描写とか斜面の様子とか)少なくとも、幼稚な駄文を載せるスペースがあったのならば、とても残念なことだと思う。

どうも、ライターの書き手の方が「若いノリで、体力抜群、滑りも抜群」みたいな感じがしてしまうケースが多くて、どうも「登山ガイドブック」的な感覚がなくて、「スキー雑誌をガイドブックにした感覚の本」というのが正直な感覚の違いなのだろう。だから、雑誌ならばこの手の体験記も楽しいだろう。(そもそも、そんなに何度も雑誌は読むことを前提としていないし、本と違っていつかは整理して捨てるというイメージがある。)だけど、今は体験記ならばいくらでもインターネットに載っているから、もっと客観的な情報が欲しいものなのです。。。。

去年買った佐藤明さんの「リフトで登る~」の本は、GPSの表示と丁寧な等高線を踏まえて解説や、山の描写もよく書かれていて、さすがにベテランの書いたものだと感心したものです。恐らく、コースの多くを何回か行った経験に裏打ちされた上での執筆なのではないだろうかと思う。

そういう意味では、今回のガイドブックはそこまでの感じではなくて、「今風の滑り屋さん達が作った雑誌風の本」という感じである。

まあ、あんまりいいことは書かなかったけど、「GPS」の40本のデータが入っているというだけでも「買う価値がある」と思うので、決して買って損は無いと思う。だけど、この本だけではやっぱ私は怖くて登れないなあと思うので、今まで持っているガイドブックと照らし合わせならば・・・・・・ということになるでしょう。辛口の評価で、どうも失礼いたしました。他の方々の感想も是非聞いてみたいものだと思います。

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2004/10/23

人間ドキュメント「山岳警備隊奮闘す~」

昨日NHKで、人間ドキュメント「山岳警備隊奮闘す 北アルプス雪渓と花畑 岩壁の救助」を夜11時からやっていたので、興味深くテレビを見た。山をやったことない24歳の若い警官が、志願して山岳警備隊に配属されて、先輩に鍛えられながら成長していく様子が描かれていた。

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富山県警の山岳警備隊は、「ピッケルを持ったおまわりさん」等の著作で活躍ぶりを大分前に読んだことがある。また、別のテレビなどでも紹介された(NHKのプロジェクトX)ことなどもあるが、やはり本当に頭が下がる思いがする。

今年のGWで剣御前小屋で同宿だったメンバーで見覚えのある方なども画面に写っていて、なんかとっても嬉しかった。長次郎雪渓を滑ろうか迷っていた私に、「迷っているときは、やめた方がいいのかもね」というような、決して強引に中止を勧告するという風でなくて、それでいて、やっぱそれは真実かもしれないというアドバイスはありがたかった。

また、実は自分は夏に剣沢に行ったことは随分昔で、このところ雪のシーズンばっかだったので、夏の剣沢界隈を画像で見るのもなんか新鮮な感じがした。今年滑ったコースを夏山の状況で見ると、ふむふむ・・・・っていう気分だった。

山岳救助の場面では、立山雄山方面での最初の救助場面では、捻挫の小学生と疲れで動けなくなっているツアー登山の60代の女性を立て続けに救助する様子だった。新人警備隊員が、最初にダッシュしすぎて、最後になったら息があがってしまって先輩に置いていかれる様子などは、やっぱり山はペース配分だよね・・・とか思ったり、ツアー登山だと弱者は残置されてしまい、誰も助けてあげない実態とかも垣間見た。また、別のシーンでは、初心者でも、どんどん剣岳に登ってしまう現状の様子なども映していた。

一番の圧巻は、平蔵谷を登って右手の源次郎尾根Ⅰ峰中谷ルート(4級上)の遭難救助の様子だった。最初は、どこからかSOSを訴えている声がするという別のパーティーからの連絡で、遭難個所を探すところから始まって、やっと遭難者がどこにいるのかを探しだした。(いわゆる一般縦走ルートではないので、岩登りのルートはかなり多くあるので、どこかを見つけ出すのは大変である。もちろん、谷の中なので携帯の電波も通らない場所だ) 男女3人パーティーのうちの1人が、肋骨骨折他受傷で動けなくなっているのを、下から岩壁を高度100mぐらいを1隊員が登っていき、(岩の高度100mなので、1時間ぐらいかかった)、そこから、下にロープを張っていたので、それを伝って降ろすという目を見張るようなダイナミックな救助方法。そこから、間髪を居れずに、ヘリコプターがやってきて救助。ロープを張って下ろすやり方って、チロリアンブリッジというものなのだろうか?クライミングの教科書に載っていたもののようだけど、あれだけ大規模なものだと、ザイルを何本つないだのだろうか?ザイルワークなども、色々あって、うーん難しそう~~!! テレビでは、救助が終わった隊員たちが夜の8時すぎになって、剣沢の前線基地に戻ってきたシーンが写っていたけど、救助した後で、あの剣沢を登り返すのを見ると、本当にお疲れ様でしたという感じだ。テレビに映っていない部分を想像するだけでも、大変だ。 それが、毎日遭難騒ぎなどがあると、待ったなしで出動しないとならないのだから、お仕事とはいえ頭が下がる。

主人公の警備隊員が、秋になって岩のトレーニングを積むシーンが最後にあった。どこの岩かわからなかったけど、アブミを使って、本チャンルートにのぞんでいた。途中から先輩がリードを彼に任そうかどうかの判断を彼に求めた。彼が「行きます」と言ってリードで登ったシーン、先輩が「2時間半も待たされた」と言いながらも暖かく見守ってあげているシーンが印象的だ。やはり、リードで登って初めて一人前になるんだなあ、登攀を終えた後の一皮むけた若者の姿が頼もしかった。

私達登山者としては、あくまでも彼らのお世話にならないように、心して登って行かなければならないと思った。

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2004/10/17

「はじめてのモンブラン」という漫画本

自分にとっての初めての海外登山となったモンブランは、色んな意味で自分の山との在り方を見つめなおすきっかけとなった、まさにターニングポイントの山だった。

この前、丸善丸の内本店で何気なく山の本のコーナーを眺めていたら、「はじめてのモンブラン」という本をみつけた。内容は大雑把にいうと、そんなに登山経験がない人(雪の上をほとんど歩いたことない人)が、登山ツアー会社主催のガイド登山によってヨーロッパアルプスに初挑戦という内容だ。日本の山でアイゼン、ピッケルの歩行トレーニングをしたり、富士山で高度順化をしたりというところからスタートする内容だ。(いずれも、そのトレーニングも登山教室みたいなものに参加する形で描かれている。)

実際のヨーロッパ登山は、グリンデルワルトでメンヒとユングフラウを登ってから、シャモニーに移動してモンブランに無事登頂という内容だった。なんせ、自分は立ち読みなんで(^^;)、後半のモンブランの所だけはしっかり読んだけど、前半はまだよく読んでいない。(また、今度行って続きを読もうかな・・・・)

ガイド登山でお客さんが2人のうち、一人が調子悪いと降ろされてしまう話(実際、メンヒかユングフラウのどちらかは登れていなような設定になっている)や、ガイドが速く歩く話とか、食事や山小屋の様子なんかも相当細かい部分まで実際に私が経験した内容とそっくりだった。なんか、読んでいても、漫画の主人公が苦しそうにモンブランに登っている様子が、自分のあのときの経験を思い出してしまって、自分まで息苦しくなってしまいました。(大爆笑!!) 漫画の主人公は山頂まで3回は休憩があったけど、私は1回だけだったので、もっと辛いよ~と、この描写でも、まだまだ足りないよ~とか内心思ってしまったけど、あまりにも辛く書きすぎると挑戦する人が居なくなってしまうのも困るので、この程度にしたのかな?とか思って読んでました。 

全体に、ほのぼのタッチの漫画で描かれているので、とてもこれからツアー会社利用でこれらの山々に登る人にはとても役立つ内容かと思いました。(やっぱり、ビジュアルで訴えるとわかりやすい) 出版社は、「夢工房」という名前でした。(メジャーな本でないので、相当大きな書店でないと無理かな?)

興味のある方は、下のリンクをご参照に。(アマゾンのリンクです)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4946513949/qid%3D1097982418/250-4146000-8085839


個人的な感想としては、本当にこれだけの事前準備でも体力のある人ならば登れるだろうけど、本来的な意味では、直前の日本でのガイド講習だけでなく、事前に自分自身でもアイゼン・ピッケル装備で何度かGWレベルの雪山をこなしてから参加すべきではないだろうかというのが率直な感想だ。現在は世の中お金さえ出せば簡単に「登らせてもらえる」時代ではあるけど、全てガイド頼りではなんとも情けない。雪山自体が2度目とか3度目でいきなりヨーロッパアルプスでは、ちょっとなあ・・・・ 本番のヨーロッパは外国の勝手のわからない所という事情もあるし、ザイルパートナーの問題があるから、なかなか個人だけでは登れないとしてもである。せめて、日本で恥じないレベルでのトレーニングを積んでから望みたいものである。(そういう自分は、当時を顧みると一番登っていないトレーニング不足の時期に登っているので、体力面では反省する部分が大いにあるなあ 苦笑 )

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2004/09/23

「我々はいかに「石」にかじりついてきたか」菊地敏之著

最近出版されたばかりの、菊地敏之著「我々はいかに「石」にかじりついてきたか ―日本フリークライミング小史―」を読み終わった。菊地さんは、いまやクライミングを学ぶ人のバイブル?という説もある「最新クライミング技術」の著者でもあり、興味を持って買ってみた。


自分はクライミングをやっていると言えるレベルではないが、ずっと登山を長くやっているので、必ず登山情報誌には多かれ少なかれクライミングのことが書いてある。自分は、実は高校生の頃から(えらく昔話でスイマセンが・・・)いつかは、岩をやってみたいなと漠然と思いながらもチラチラと記事を見てきた覚えはある。ちょうど山を始めたのが、私は1979年なのだけど、どうやら日本のフリークライミング元年は1980年のヨセミテ特集を雑誌「岩と雪」で組んだ時からだということをこの本で知った。確かに、当時の「山と渓谷」の本にも、チラチラとだけは、「フリー」とか「クラック」とか「ナチュラルプロテクション」「ヨセミテ」という単語が載っていたことは記憶している。当時の本格的登山をする者は「岩と雪」を買っていたようだけど、あまりに高いレベルのイメージや遠くの国の話ばかりが載っている雑誌という風に記憶している。当時は、まだ日本円が安くて、1ドル200円以上はしていた。だから、そんなに簡単には外国には行けない経済環境だった。

クライマーの人達が、当時どういう感じで海外の技術を取得しに行ったり、向上をしていったか?また、国内のフリールートがどうやって開拓されたのか・・・・・・・ その当時一線だった人達が、結構現在のクライミングジムのオーナーなんかに収まっていたりするのも興味深かった。

自分が普通の登山をやっていた間に、クライミング界はこうやって進化してきていたのか・・・・と思うと、なかなか感慨深い気持ちで一杯だ。私などが最近ちょこっとカジッているレベルのクライミングが、こういう進化の中から、岩場が整備されえ、ジムが生まれて、またクライミングガイドなる人種もこうやって生まれてきたのか・・・・・ アルパインクライミングとの違いも、今まだ以上に色々とわかってきて面白かった。

色んな結構よい考えが書いてあるけど、フリーは「態度」がとっても大切と書いてあった。どうしても技術的なことが特にフリーは強調されるけど(なんせ、技術レベルが数値化されているものね!) これは、別にフリーだけでなくて、山を登るとか、ボルダリングをするにしても、精神的なものって大切だなって言うことだと思う。
取り組み方、ひいては、その人の生き方に対する考え方みたいなものが大切ということだと思う。

結構、フリークライミングの内輪話的は本なので、好き嫌いが分かれる部分があるかもしれない。私的には、当時の80年代とかの岩系の話が一杯出てきて、とても興味深かったです。
また、日頃お世話になっているジムの「ランナウト」のヤマタケさんとか、ヤマジュンの話なんかもちらっと出てきて、なんだか嬉しかったです。

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2004/09/15

新田次郎の「雷鳴」でした

先日「ハイキングと登山の違い」のことを書いた中で、このあたりを素材にした小説が新田次郎の何と言う作品だったか思い出せない・・・・ということでしたが、リンク仲間のGAMOさんから、「雷鳴」という作品ではないかという回答がありました。

さっそく文庫本を読み返してみましたが、やっぱりその通りでした。新潮文庫の「風雪の北鎌尾根・雷鳴」という本に収録されてます。舞台は、赤岩尾根~鹿島槍~爺ヶ岳~種池小屋~扇沢のコースのようです。下山途中で、雷鳴が鳴った中を下山して、増水した濁流を無理に渡ろうとして、飲み込まれそうになるという話でした。ハイキング経験はあるが、高山での登山経験は前年に全く同じコースを山岳会で登っただけでした。翌年に付き合っている女性とその妹さんを案内して歩く・・・という設定でしたが、気象条件が厳しくなったとたんに無理して突っ込んで男性はあわや溺れかかる・・・・・という話でした。救助に山小屋で働いている同じ山岳会の知人が登場して、ザイルを濁流に張って、姉妹を渡渉させて無事ことなきを得るというシーンでした。 

現在の柏原新道のどこのあたりか不明ですが、(渡渉するような沢を横断するか記憶が??)、もしかしたら当時と道の状況が違っているのかもしれませんが。 今年の海の日に道路不通ためにアプローチ敗退したのがちょうど柏原新道だったので、あのときの豪雨の濁流を見ていると、確かに自然の厳しさを身にしみましたね。

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